現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > 「ラリーレーシング」に「モンテカルロ」! 当時の若者が愛車を「風」に彩った「90年代ラリー車」のホイール

ここから本文です

「ラリーレーシング」に「モンテカルロ」! 当時の若者が愛車を「風」に彩った「90年代ラリー車」のホイール

掲載 更新 7
「ラリーレーシング」に「モンテカルロ」! 当時の若者が愛車を「風」に彩った「90年代ラリー車」のホイール

90年代のラリー車の足元は力強く魅力的なホイールだった

 時代、時代でさまざまなクルマが流行り、さまざまなパーツが流行ってきました。そして、その流行りの源流となっているのがモータースポーツであることも数多くあります。今、ふたたび脚光を浴びているモータースポーツがWRCをはじめとしたラリーですが、1990年代のラリーカーもかなりかっこよかった! そこで今回はかつて一世を風靡したラリーカーに採用されていたホイールに注目、現代のクルマに使える普遍的なデザインを紹介していきます。

「1億円」で落札の個体も! 「ランチア」なのに「アバルト」のエンブレムが付く「037ラリー」という名車

スピード感溢れる華麗なホイール

 80年代後半からWRCで活躍したマシンと言えばなんといってもランチア・デルタHFインテグラーレでしょう。そのインテグラーレは、初期にはスピードラインの「モンテカルロ」を使用していました。

 フィンタイプかと思わせるほどの、多数のスポークで構成されるデザインで、最大の特徴はリムと同心円のリング状の補強が行われていることです。このタイプのデザインは現代でも見かけることがあり、今の車にそのまま装着してもまったく違和感がないでしょう。

 WRC最前線活躍のスバル・インプレッサは95年から3年連続マニュファクチャラーズタイトルを獲得します。その歴史的偉業を支えていた足元もスピードライン。スポーク数が増えていく時代変遷もありますが、なにより衝撃的だったのがゴールドカラーでした。

「再び帰ってくるぜ」の力強さがラリー系 

 セリカGT-FOUR、パルサーGTi-Rなどをはじめ数多くのモデルに採用されたホイールがOZラリーレーシングです。なんと言っても有名なのはホワイトにペイントされたものでしょう。非常に大きなディスクを持つタイプですが、完全にディスクで覆われるのではなくリム近くは短いスポークで連結されているところが特徴的です。

 舗装されたサーキットで行うレースと違い、ラリーではヘビーデューティな走行が多くなるため、強固なホイールが必要になります。レースではブレーキの冷却性重視で開口部が広くなることもありますが、ラリーでは異物混入を避けたり、ホイールの変形を防止したりすることも大切で、このようなデザインが採用されたわけです。ちなみに、WRCのなかでもより過酷なサファリラリーなどの場合は、ホイールの肉厚を厚くするなどのことが行われていたという話もあります。

 そして忘れてはならないのが日本が誇るホイールメーカー、エンケイのターマックシリーズでしょう。エンケイは古くからサファリラリー大活躍の日産車の強靭な足周りを支えていましたが、1991年日本人初のWRC勝者、篠塚建次郎を産んだギャランVR-4にも採用されてます。

そしてランサーエボリューション。ヴィッツ、そしてGRヤリスとさまざまなマシンで使われていきました。

 ターマックシリーズと一言で言ってもスポークというよりも太いアームを5本配したようなタイプや、細いスポークを10本配したタイプ、ディスク形状に近いデザインのものなどが存在します。さらには軽量化のために追加ホールを設けているものもあります。

ラリー競技車風にはホワイトか

 どのタイプのホイールも同じですが、よりラリーの競技車らしい雰囲気を味わいたい場合はホワイトペイントのモデルを選ぶといいでしょう。ラリー競技車の雰囲気を残しながらもストリート系を目指すなら、同じデザインでガンメタ塗装など違うカラーリングを選ぶのもひとつの手段。

 また、ブランドものでなくても、近いデザインのものを選ぶというのも予算の関係ではアリだと思います。ただしアルミホイールはJWLの刻印があるきちんとしたものを選びましょう。粗悪品のホイールは割れるというトラブルも発生しますので、お気を付け下さい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
motorsport.com 日本版
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
くるまのニュース
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
バイクのニュース
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
レスポンス
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
motorsport.com 日本版
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
バイクのニュース
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
レスポンス
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan

みんなのコメント

7件
  • グループAの頃は市販車ベースだったから今よりWRCも身近な車で走ってる感があったから
    自分の車で真似して流行ったりしたけど、よくも悪くも今は遠くなったからね
  • 復刻で出ても、リデザインされてて「違う」んだよなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

520.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

77.74785.2万円

中古車を検索
デルタの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

520.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

77.74785.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村