■“とんでもないランクル”が3台も!?
トヨタの米国法人は、2022年11月1日から4日に米・ラスベガスで開催されるカスタムカーの祭典「SEMAショー2022」で、「ランドクルーザー」をベースとした“とんでもないマシン”を3台展示しました。
【画像】6輪ランクルがマジでスゴい! キャンプ最強ランクルにレトロ顔ランクルも出た!(22枚 )
手掛けたのはオーストラリアのゴールドコーストに拠点を置く「パトリオット・キャンパーズ」のディレクター ジャスティン・モンテサルヴォ氏。
「スーパーツアラー(ブラックトラック)」「6×6 メガツアラー」「FJ49」の3台で、いずれもトヨタ「ランドクルーザー」をベースに、クルマで長距離移動しながらテントでの寝泊まりやアウトドアを楽しむ旅のスタイルである「オーバーランディング」仕様に改造しています。
真っ黒な外観で「ブラックトラック」の愛称を持つスーパーツアラーは、「ランクル70シリーズ(GLX)」をベースに11.8インチ(約300mm)フレームを延長。パトリオット・キャンパーズが設計したボディを搭載しました。
4.5リッターV型8気筒ディーゼルターボエンジンやサスペンション、ホイール、タイヤがアップグレードされたほか、LEDライトパッケージとライトバー、エアシュノーケル、フロントとリアのウインチが山道や悪路で活躍します。
また、豊富な収納スペースや簡易キッチン、スライド式冷蔵庫、ポップアップテントとプラットフォーム、ミニキャノピー、エアコンプレッサー、ウォータータンク、ナビゲーションシステム、通信システムなど、オーバーランディングのための機能が充実しているのも特徴です。
これらに加え、より遠くへ、より長く、より楽しく移動するために「X3トレーラー」をけん引できます。
タフな作りのX3トレーラーは、全天候型キャビンやディーゼルテント暖房と温水が標準装備されています。
さらに、大型アウトサイドキッチンやスライド式75リットルデュアルゾーン冷凍冷蔵庫、シンクに温水を送るツインウォータータンク、1500ワットのインバーター、バッテリー、ワットソーラーパネルなどが搭載され、長距離移動のための快適な空間を提供します。
タフでアグレッシブな外観を持つメガツアラーはランクル79をベースに実戦的な性能を装備。リアのツールボックスや角度のついたシートメタルフロントガードのほか、デュアルキャブの上にはライノラックのパイオニアプラットフォームを搭載し、荷物が載せられるようになっています。
さらに、JMACX Offroad Solutionsとのコラボレーションにより、シャシを改造してアクスルとホイールを追加。前2輪、後ろ4輪の「6×6」(6輪駆動)とし、エアバッグマンのカスタムエアライドシステムと高さとダンピングが調整可能なワンオフのTJMショックが使用され、合計8インチ(約203mm)リフトアップを実現しました。
なお、ROHの18インチホイールとミッキートンプソン37インチマッドタイヤの後ろには、14.2インチディスクと6ピストンキャリパーのWP proブレーキが装備されます。
エンジンは4.2リッター直列6気筒ディーゼルエンジンを改良し、ターボチャージャーやターボチャージャーダクトなどを追加したほか、エアシュノーケルキットも装備し、水辺で走行することが可能。
そのほかのアクセサリーとしては、2列LEDライトバー、ボディ同色のブルバー、ツインアングルマウントスペアタイヤキャリア、フロントとリアのTJMウインチ、240リッターの交換用燃料タンク、タイヤ圧管理用エアアウトレット、ウォータータンク、冷蔵庫付きロック可能ミニキャノピーを装備。
さらに、オーバーランディングやベースキャンプに必要なバッテリー類やソーラーパネルなども搭載されるなど、オフロードで必要なさまざまなものが完備されています。
「FJ49」は1997年式の「ランクル40(FJ45)」をベースとし、ランクル79の4.5リッターV型8気筒ディーゼルターボエンジンやトランスミッション、エアコン、デフ、スプリングなどを載せ換えたモデル。レトロな外観でありながら、快適性や信頼性を実現しました。
フロントにカスタムコイルスプリングサスペンション、79系ランドクルーザーのリーフスプリングサスペンションにJMACXヘビーデューティーデフをアップグレードし、ステンレススチールエキゾーストシステムを追加。
外観は、カスタムフレアーやトウバー、ウインチ、LEDドライビングライトと2本のライトバーなどを搭載したほか、内装はレトロな雰囲気を残しながら新しいインテリアを装備。オーバーヘッドコンソールやナルディのステアリングホイールを搭載しました。
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