2019年のジュネーブ国際自動車ショーには、あらゆるスポーツカーが展示されていた。超弩級のスポーツカーも多数並ぶなか、個人的に気になったのはユニークなコンセプトを持つスポーツカーだ。
まず気になったのはマツダ「ロードスター」の、登場から30年を記念したスペシャルモデルだ。特別色であるレーシングオレンジのボディカラーは、遠くから見ても一目でロードスターとわかる個性を放つ。なお、特徴的なボディカラー以外にも、RAYS社が限定車のために開発したダークガンメタリック塗装の鍛造アルミホイールをはじめ、専用品をいくつか装備する。
13億円超のスーパースポーツはすでに売約済み!──ジュネーブ国際自動車ショー2019リポート【第20弾:ブガッティ】
マニアックなモデルかもしれない、アメリカの「シンガー・ビークルデザイン」がチューンナップ(彼らの言葉でいうと「リイマジン」)した「DLS(Dynamic and Light weighting Study)」も気になる。ポルシェの「930」や「964」などといったかつてのポルシェ「911」をベースに、自社チューンの3.8リッターあるいは4.0リッターの水平対向6気筒エンジンを搭載したスペシャルモデルだ。
おもしろいのは「MAT(Manifattura Automobili Torino)」が開発した「ニュー・ストラトス」だった。フェラーリ430がベースモデルであるものの、全体の雰囲気といい、フードの開き方といい、オリジナルのストラトスによく似ている。
ニュー・ストラトスは、2018年に続いての登場であるが、2019年はかつてのストラトスのラリーカーを彷彿とさせるアリタリア航空カラーに塗られて展示された。「アリタリア航空っぽいカラリングだなぁ」と、最初は思っていたが、よく見ると「アリタリア」の文字が本当に入っていたのには驚かされた。
ウィンドシールドをはじめとするエクステリアは、オリジナルを意識しつつ、現代の安全法規に合致するようデザインされているという。なお、デザイナーはピニンファリーナのあとサーブで働いていたアメリカ人と言われる
もっとも驚かされたのはスロバキアの「エンゲラー」が発表した「F.F. スーパークオッド」だ。個性的なデザインのボディを持つ赤いクルマにひかれてブースに立ち寄って驚いた。なんとバーハンドルである。
また、屋根のないコクピットはウィンドシールドがなく、顔などがむき出しになる。しかし、フェラーリの「モンザSP1」のように有効なディフレクターを備えているわけではない。「ヘルメットを被って2輪のように運転するんですよ」と、担当者はいった。
「搭載するエンジンは、アウディの現行『R8』のV型10気筒です。静止状態から100km/hまでの加速に要する時間はたった2.5秒です」とのことだから、相当なポテンシャルを秘めていそうだ。
なお、エンゲラーの販売については未定という。
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