大ヒットモデル、ヤリスのクロスオーバーSUVがヤリス クロスだが、兄弟車でありながらヤリスとは違った印象を持った。(Motor Magazine 2020年11月号より)
アイデア豊かなユーティリティにも注目
ヤリス クロスを見たときに「どうしてヤリスとこれほどイメージを変える必要があったのか」という疑問を持っていた。エクステリアデザインもまったく別のクルマのようだし、インテリアも、とくにメーターはまったく別物だ。
●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)
SUVは今や大人気で、本格的オフロードSUV、クロスオーバー SUV、都会派SUV等々多くのカテゴリーが創出されている。登場以来、瞬く間に人気モデルとなったヤリスも当然、クロスオーバーSUVの開発は同時進行していたはずだが、最初からこれほど異なる個性を与えることを考えていたのだろうか。
今回の試乗会では、開発責任者にその疑問を尋ねる機会を得た。チーフエンジニアの末沢泰謙氏である。氏にはアクアの開発責任者としてインタビューしたことがあり、初対面というわけでもなかったので、いきなり冒頭の質問をぶつけてみた。すると「SUVらしさを強調した」という答えが返ってきた。そしてそのため「SUVとしての実力もしっかりと備えた」ということである。その証拠に試乗会では、オフロード性能を確認する特設ステージも用意されていた。
モーグルやバンク、滑りやすい路面を想定したローラーという3つの難所をいとも簡単に楽々とクリアするヤリスクロス。SUVらしい姿形だけではなく実力も伴っていたのである。またヤリス クロスではヤリスの特徴であるパッケージングも強化された。
たとえば荷室のフロアが2段になり、さらにフロアボードが40対60で分割できアレンジが可能なことなどが挙げられる。決して大きなボディではないが、こうしたアイデアが採用されているのだ。
実は、これまでヤリスに試乗する機会がなかったためこの日、用意されていたヤリスにも試乗、よくできているということはよく理解できた。価格とのバランスがいいのも確かである。ただし運転していてそれほど刺激的でもない。いいクルマだとは思うが選ぶとなるとやはりもっと決定打が欲しい。
その点、ヤリスクロスは、本格的なオフロード性能(の片鱗)を確認できたので、あえて選ぶ価値があるだろう。末沢さんの言うことが腑に落ちた瞬間だった。(文:千葉知充)
■トヨタ ヤリスクロスZ 主要諸元
●全長×全幅×全高=4180×1765×1590mm
●ホイールベース=2560mm
●車両重量=1140kg
●エンジン= 直3DOHC
●総排気量=1490cc
●最高出力=120ps/6600pm
●最大トルク=145Nm/4800-5200rpm
●駆動方式=FF
●トランスミッション=CVT
●車両価格(税込)=221万円
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みんなのコメント
これは、あれだ?
この記事を書いた人、載せた人には、是非ともこの車で山野に分け入ってもらいたいものだねぇ。
それで、どんな有様だったのかを記事にしてもらいたい。
楽しみにしてるから☆