11月2日、アウディは、フラグシップセダンの「A8」の一部改良モデルを発表した。
内外装の変更
2017年に登場した現行A8は、初代から数えて4代目だ。今回の一部改良によって、内外装に手がくわえられた。
新しいA8のエクステリアは、フロントグリルや前後灯火類のデザインが変更された。A8初の「Sラインエクステリアパッケージ」も設定され、超高性能グレードである「S8」を思わせるエアロパーツが装着される。
ボディカラーは、「マンハッタングレー」や「ウルトラブルー」などの11色にくわえ、新たに5色のマット仕上げも追加された。
灯火類は、フロントに「デジタルマトリックスLEDヘッドライト」を、リアに「デジタルOLED(有機発光ダイオード)リアライト」を装備、配光をより緻密に制御することで、悪天候時や夜間の視認性を高めたという。
内装では、シートが見直された。ロングホイールベース版の「A8 L」のリアシートには、強化されたマッサージ機構が搭載された。オプションで、折りたたみ式テーブルや解像度を高めたリアシート用のインフォテインメント・モニターも装着出来る。
インフォテインメント・システムは、第3世代のモジュラーインフォテインメントツールキット「MIB3」に進化した。「ヘイ、アウディ!」と呼びかけると起動する音声対話システムも備わる。
搭載するパワーユニット(3.0リッターV6と4.0リッターV8)に大きな変更はない。
新しいA8は12月からヨーロッパ市場で販売が始まる。価格は9万9500ユーロから(約1315万円)。
文・稲垣邦康(GQ)
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