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日産 セレナ【3分で読める国産車解説/2023年版】

掲載 更新 1
日産 セレナ【3分で読める国産車解説/2023年版】

日産 セレナ(NISSAN SERENA)
現行モデル発表日:2022年11月28日
車両価格:276万8700円~479万8200円

どこまでも走って行けそうな快適性と静粛性
新型セレナ e-POWERにのみ設定される最上級グレードのLUXION(ルキシオン)に試乗した。12.3インチの大型ナビゲーションや、スマートキーのボタン操作によって車両を動かせるプロパイロット リモートパーキングに加えて、ハンズオフ走行が可能なプロパイロット2.0などを標準装備する豪華仕様だ。

日産「セレナ」がフルモデルチェンジ。最先端のプロパイロットやe-POWERモデルに8人乗りを設定するなど、「強み」を大幅にグレードアップ

さっそく始動すると、エンジンはかからず非常に静か。セレナから初採用されたスイッチ式電制シフトで、Dレンジに切り替えてアクセルペダルを軽く踏むと、するすると滑らかに走り出した。ノートe-POWERで少し気になった、走り始めた時に聞こえる車両接近通報装置の音は、車内では耳を澄ませないと聞こえないほど静かだ。

加速しようとアクセルペダルをさらに踏むと、エンジンが目覚めてバッテリーへの発電を始める。従来よりも排気量が235ccアップした新開発の1.4L 直3の発電用エンジンは非常にジェントルで、振動や唸り音があまりしない。ここですぐに先代モデルからエンジンの静粛性が大幅に進化したことがわかる。ラジオや音楽をかけて運転していると、エンジンの存在に気づくことは難しいだろう。

新型セレナ e-POWERでは、エンジンまわりに吸音材を配置したりフロントガラスに遮音ガラスを採用しているため、どのグレードを選んでも静粛性が高い。しかしルキシオンにだけ、フロントドアガラスにも遮音ガラスが採用されており、この効果が絶大だった。風切り音や対向車とすれ違った時の音が、他のグレードより大きく抑えられていた。

また、専用のブリヂストンのタイヤを装着しており、これによってロードノイズもより静かに感じた。ただし、走行中に後ろから伝わる微振動が気になることがあったため、ここは今後に期待したいところだ。

プロパイロット2.0は、スカイライン、アリアに続く3車種目の採用。背の高いミニバンでハンズオフ走行を実現するために、とくに走行中の安定感を重視した開発を行ったという。実際に試してみると、確かに路面をしっかりと捉えて巡航する。そのため不安感を感じることはなかった。これならば長距離移動の快適性は期待できそうだ。

新型セレナ e-POWERルキシオンの特等席は、静粛性の高さと数多くの先進安全装備の恩恵をもっとも感じることができるドライバーズシートだと感じた。自分でハンドルを握って、大切な家族や友人たちとロングドライブを楽しんでみたいと思わせるクルマだった。

日産 セレナ e-POWER ルキシオン 主要諸元


●パワーユニット:1.4L 直3DOHC+モーター
●総排気量:1433cc
●エンジン最高出力:72kW(98ps)/5600rpm
●モーター最高出力:120kW(163ps)
●エンジン最大トルク:123Nm(12.5kgm)/5600rpm
●モーター最大トルク:315Nm(32.1kgm)
●駆動方式:横置きFF
●サスペンション形式:前ストラット、後マルチリンク
●タイヤサイズ:205/65R16
●車両価格:479万8200円

[ アルバム : 日産 セレナ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • kpa********
    所詮商用車しかないでしょ前に3人乗ると後は誰も乗れない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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