■世界で累計400万台以上を販売する大ヒット作の新型が生産開始!
2024年5月23日、日産の欧州法人は4月17日にマイナーチェンジモデルを世界初公開した新型「キャシュカイ」について、英国の日産サンダーランド工場での生産を開始したと発表しました。
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キャシュカイは2006年に登場したコンパクトクロスオーバーSUVです。
欧州を中心に、世界100か国以上で2024年現在までに累計400万台以上を販売した大ヒットモデルとなっています。
なお初代は日本で「デュアリス」として売られていましたが、2代目以降は導入されていません。
2021年登場の現行型で3代目。2022年にはハイブリッドモデル「e-POWER」も追加されています。
ボディサイズは全長4425mm×全幅1835mm×1625mm、ホイールベース2665mmと、同社の「エクストレイル」よりもひとまわりコンパクトです。
4月に実施されたマイナーチェンジでは、フロント周りを中心とする外観デザインを大幅に変更しています。
日産のデザインテーマである「Vモーション」が採用されていた当初のものとは大きく異なり、日本の甲冑(かっちゅう)の“鱗”からインスピレーションを受けた新デザインのグリルが採用されています。
ヘッドライトもグリルと一体化し、大きな逆三角形を構成する洗練されたデザインとなっています。
内装も豪華さを増した素材に変更したほか、先進運転支援機能やインフォテイメントシステムをアップデートし、欧州向け日産車で初めてGoogleビルドインを搭載しました。
そんなキャシュカイを初代から製造し続けてきたのが英国・サンダーランド工場です。
キャッシュカイの大ヒットにより、英国自動車産業史上最高の年間生産台数を記録したといいます。
日産 英国製造担当副社長のアダム・ペニック氏は次のように話します。
「サンダーランド工場をキャシュカイの拠点と呼べることを誇りに思います。
ナンバーワンのクロスオーバーを支えるナンバーワンのチームを持つことは勝利の方程式であり、お客様が新しいデザインと追加技術をどれだけ楽しんでくれるかを見るのが待ちきれません」
今回のマイナーチェンジに際し、サンダーランド工場では新しいパネル、バンパー、塗装色、内装の特徴、素材、トリムのための設備に投資がおこなわれたといいます。
なお日産の欧州法人によると、新型キャシュカイは今後数週間以内に、サンダーランド工場から欧州をはじめとする各国の日産販売ディーラーへ順次納車される予定としています。
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