現在位置: carview! > ニュース > イベント > 「チャイニーズチューニングの今」中国で大きく盛り上がるチューニング&カスタム熱!【All in TUNING 2019】

ここから本文です

「チャイニーズチューニングの今」中国で大きく盛り上がるチューニング&カスタム熱!【All in TUNING 2019】

掲載 更新
「チャイニーズチューニングの今」中国で大きく盛り上がるチューニング&カスタム熱!【All in TUNING 2019】

カスタムカーコンテストやドリフトデモランも実施!

会場前の駐車場ではオーナーズミーティングを開催

「チャイニーズチューニングの今」中国で大きく盛り上がるチューニング&カスタム熱!【All in TUNING 2019】

10月18日から20日までの3日間、今年で7回目を数える『All in TUNING(オール・イン・チューニング)2019』が開催された。会場は昨年に引き続き、広東省東莞(とんがん)市のコンベンションセンター、中国広東現代国際展覧中心。昨年は12月中旬の開催だったが、今年は気温が30度くらいあって日本の季節で言えばまだ夏の感覚である10月中旬に前倒しされたのが大きな違いだ。

まずは初日の午前中に行われた開会式の様子。東莞市長や、北京での第1回開催からAll in TUNING手がけるイベント会社、雅森国際の社長などがスピーチを行ない、最後に関係者がパネルに金色の粉を振りかけると、中国語でAll in TUNINGを意味する言葉が浮かび上がるという演出がなされた。

今年のブース出展は151社312ブランド。昨年以上に賑わう会場でまず目に付いたのは、日本でもおなじみのチューニングメーカーだ。

HKSは大きなブースを構え、86タイムアタック号と現行FK7シビックを展示。マフラーを始めとしたチューニングパーツやエンジンオイルなどが並べられた。また、TRUST、BLITZ、SaRDなどもブースを出展していた。

足回り&ブレーキ系も主要メーカーが出展。展示車両としてメルセデスベンツCクラスを並べたTEIN、BMW i8を並べたエンドレスがストリート色を出していたのに対して、D2はレーシングマシンを展示してモータースポーツ色を前面に出すなど、メーカーごとの考えが表れていた。

ハード系パーツを中心に展開したのが、この2社。ひとつは鍛造ピストンや強化コンロッド、クランクシャフトなどのエンジンパーツ、GT-Rや86/BRZ用チタンマフラーを出展した東名パワード。その隣にはTC24搭載のS30Z、強化クラッチ、スーパーロックLSDなどを並べるOS技研がブースを構えた。さらに、金屏風を立て和のテイストでまとめ上げたKUHLのブースには黒と赤、2台のアルファードが並んだ。

ウェッズ、エンケイ、ワーク、OZレーシングと、ホイールメーカーも多くの製品を展示。スポーツ系を中心にラグジュアリー系まで、最新ホイールがズラリと展示されていた。

キャロッセ、ブリッド、ウィンマックス、柿本レーシングなどが合同でブースを出展したジャパンパビリオン。

後援としてAll in TUNINGの開催をサポートする東京オートサロンもブース出展。

もちろん、地元から出展のメーカーやショップも多く、昨年に比べて増えたのがターボ&スーパーチャージャーの過給機系と、鍛造ピストンや強化コンロッドといったエンジンパーツ系。徐々にパワー系チューニングが浸透してきている証と言える。また、ブレーキメーカーやエアロパーツメーカーも増加中だ。

事前エントリーした68台のユーザー車両を対象に実施されたカスタムカーコンテスト。その大半を占めていたのは日本車だったが、ポルシェやBMW、マセラティなどユーロスポーツがあるかと思えば、SUVのD-MAXもあるなど、幅広いジャンルのクルマがエントリー。ほぼノーマルからレベルの高いチューニング&カスタムが施された車両までが並んだ。

初日と2日目、午前と午後に1回ずつ会場前の特設コースで実施されたドリフトデモラン。地元のドライバーに加え、D1ライツシリーズに参戦している粟野如月選手(左)と下田紗弥加選手(右)が日本からのゲストドライバーとして登場。それぞれ地元のショップが手がけたZ33に乗り、2台同時にコースイン。息の合ったツインドリで詰めかけた観客を大いに沸かせた。

会場前の駐車場にて日替わりで開催されたオーナーズミーティング。初日はオーディオに凝ったクルマが集まってのサウンドコンテストが行なわれ、2日目は『HKS JDMミーティング』としてR35 GT-Rを始め、CT/CZランエボ、GD/GRインプレッサ、FD/FKシビックなどが200台以上集結。スポーツカー人気の高さを実感させられた。また、最終日はクラウンを中心としたセダンが並ぶなど連日賑わいを見せていた。

3日間の来場者数は前年比増となる3万2000人強を数えた。東京オートサロンに比べると来場者やオーナーズミーティング参加者の年令層が圧倒的に低く20代前半~30代前半が中心。クルマ好きの若者がチューニング&カスタムカーに注ぐ視線は熱く、それがイベント会場全体を覆う熱気の源だったように思える。

昨年以上の盛り上がりを見せたAll in TUNINGは2020年も10月の開催が決定。昨年よりも今年、今年よりも来年…と、回を重ねるごとに規模を拡大し、内容も濃くなっていくのは確実だ。

●TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
カー・アンド・ドライバー
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
くるまのニュース
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
くるまのニュース
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
くるまのニュース
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
ベストカーWeb
BMW「S 1000 XR」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「S 1000 XR」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
快適さと使いやすさの最適解! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
快適さと使いやすさの最適解! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
[大型ミニバン]頂上対決!? レクサス[LM]vsトヨタ[ヴェルファイア]約800万円の価格差はどこ?
ベストカーWeb
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
破格の約90万円!! ダイハツ・[コペン]は今こそ買い時でしょ!
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.92199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.92199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村