知ってる人にこそ選んでもらいたい玄人専用マシンたち
コンパクトカーは各社が力を入れている激戦区だけに、「実力があるのに思ったより売れてないクルマ」というのもあり、ピックアップしてみると……
乗るたびに惚れ直す! けっして高額じゃないのに内装がオシャレすぎる軽&コンパクトカー5選
1)ホンダ・フィット
昨年4代目モデルとなった現行フィットは「広さを核にした、これ1台で十分と思えるコンセプトカー」というコンセプトは初代モデルからそれほど変わっていない。それでも視界の広さをはじめとした使い心地の良さやハイブリッドの2モーター化など、それなりの新鮮さが盛り込まれ、先代モデルのネガ潰しもシッカリ行われている。
しかし、モデルの新しさの割に月の平均販売台数が1万台に達していない。絶対的には十分売れているのかもしれないが、実力の高さを考えるとちょっと物足りない。その理由としてはややスタイルにクセを感じる、スポーツモデルなどがない点がイメージ的に華に欠けるというのが浮かぶのに加え、価格はそれほど変わらないけど、じつによくできていて維持費が安いN-BOXの存在が大きいのかもしれない。
「同門ライバル」が強すぎる!?
2)スズキ・スイフト
現行スイフトは登場から4年とそれなりに時間は経っているが、800kg台というモデルもある軽さを生かしたスイフトの車名(英語で快速などの意味)に相応しい軽快な走りやリーズナブルな価格など、ド真んなかのコンパクトカーとして大きな弱点のないクルマである。
その割に販売台数が伸び悩んでいる理由を考えても決定的なものは浮かばないが、強いて挙げるとスズキ社内でそれほど変わらない価格で使い勝手のいいソリオという選択肢もあることが浮かぶ。また、標準のスイフトに限定すると、入門スポーツモデルとしてじつによくできているスイフトスポーツが普通のコンパクトカーとして見ても高くない200万円程度のため、スイフトスポーツがスイフトの売り上げ全体の半分近くを占める月もあり、標準のスイフトの販売が減っているというのはありそうだ。
3)スズキ・クロスビー
クロスビーは先代ソリオなどと共通のプラットホームを使うクロスオーバーで、ハスラーをそのまま大きくしたようなスタイルなど、楽しげな雰囲気を持つ点が魅力だ。
しかし、最近の月間販売台数が1000台から1500台と、ジャンルを考えると伸び悩んでいるのは、ボディサイズの小ささによる良さもあるにせよ、とくにラゲッジスペースが狭いことと、それ以上に商品としてはよくできた5ナンバーサイズのコンパクトSUVであるトヨタ・ライズとダイハツ・ロッキーの影響が強烈なためと思われる。
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