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これぞコスパ最強の電気自動車!180万円で400km走れるBYD「シーガル」に試乗した!

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これぞコスパ最強の電気自動車!180万円で400km走れるBYD「シーガル」に試乗した!

BYD「シール」の試乗会に参加した小川フミオ氏は同社の「シーガル」にも乗る機会があった。日本円にすると約150万円からと価格破壊的なEVはどんなクルマだったのだろうか。

シティ派ユーザーに響くEV

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BYDのプロダクト戦略はおもしろい。BYDジャパンの劉学亮(Liu Xueliang)社長は、市場の嗜好が変化していく速度は従来と比較にならないほど速い、と語っていた。

2023年4月に発表された「シーガル Seagull」も、いまっぽいプロダクトだ。

全長3,780mm、全幅1,715mm、全高1,540mmと、都会的というのか、シティユースに適した外寸を持つボディ。

大小、サイズ的に広くカバーしようというBYDの市場戦略の一翼を担うモデルともいえるし、日本でいうと日産サクラ/三菱ekクロスEVなどを考えているシティ派ユーザーに響きそう。

日本でも発売されているドルフィンは、本国では働く女のひとが通勤用に購入する場合が多い(BYD本社の広報担当談)そうで、ひょっとしたら、同様の市場において、価格的にさらに買いやすいモデルを求めるひとがターゲットなのかもしれない。

私が、限られた時間だけれど、シーガルに乗れたのは、深圳のBYD本社において。広い敷地内を走って、市街地でドライブしたときの印象を多少なりとも得ることが出来た。

想像よりも広い室内

シーガルは、すこし背が高い印象で、SUV的なハッチバックボディを持つ。シャープなキャラクターラインが、後ろ上がりにボディ側面に入る。

ドルフィンなどと共用の「eプラットフォーム3.0」をベースに開発されたシーガル。最近のコンパクトな中国車に多く見られるデザイントレンドのようで、つんのめるような印象を与えるが、速度感の表現なのだろう。おもしろい。

ホイールベースはそれでも2,500mmも確保されていて、かつエンジンや燃料タンクをもたないパッケージングの利を活かし、室内は外からの印象よりはるかに広々としている。

バッテリーは2種類。使い勝手に合わせて、405km(中国式CLTC表示)の走行距離が欲しいひとは、38.88kWhのブレードバッテリーと55kWと135Nmのモーターの組合せを選べる。

比較的近距離の通勤など使用がもっと限定的なら、同出力のモーターに30.08kWhのバッテリーで、走行距離が305kmのモデルという選択肢もある。

トップスピードは時速135km/hに規制されているいっぽう、静止から時速50キロまで加速するのに、4.9秒。そんなに速くはないけれど、バランスを考えればひとつの見識ともいえる。

もうひとつ、日常的な使用を前提に設計されたモデルだと感心するのは、充電時間。それほど高出力の充電器でなくても、30パーセントから80パーセントまでの充電に30分しか要さないと発表されている。

中国では、ショッピングモールの駐車場などにチャージャーが林立しているので、通勤帰りに買い物をする間だけで、ほぼ満充電できるだろう。

BEVの日常使いというサイクルに、シーガルはうまく組み込まれるようコンセプトメーキングされているのだ。

走行距離305キロの下位グレード(「活力」エディション)で価格は7万3,800元(約150万円)。これは中国人の勤め人にとって、そう無理をしないでも払える価格のようだ。

日産サクラが約250万円からなので、このままの価格で日本上陸したら、すごいことになりそう。

BYD シーガル 活力エディション

全長:3,780mm 全幅:1,715mm 全高:1,540mm ホイールベース:2,500mm 一充電走行距離:305km(CLTCモード) 最高出力:55kW(75ps) 最大トルク:135Nm(13.8kgm) バッテリー総電力量:30.08kWh モーター数:前1基 駆動方式:FWD(前輪駆動) フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット リアサスペンション:トーションビーム タイヤサイズ:前後165/65R15 最小回転半径:4.95m 車両本体価格:7万3,800元(約150万円)

BYD シーガル 飛翔エディション

全長:3,780mm 全幅:1,715mm 全高:1,540mm ホイールベース:2,500mm 一充電走行距離:405km(CLTCモード) 最高出力:55kW(75ps) 最大トルク:135Nm(13.8kgm) バッテリー総電力量:38.88kWh モーター数:前1基 駆動方式:FWD(前輪駆動) フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット リアサスペンション:トーションビーム タイヤサイズ:前後175/55R16 最小回転半径:4.95m 車両本体価格:8万9,800元(約180万円)

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みんなのコメント

31件
  • タケ
    EVの航続距離はアメリカ基準のEPA表記以外はあてにならない。アメリカだと訴訟になるからね。
    このEVで400kmは走れないと思いますよ。
  • 煌輝(kirameki)
    日本に輸出してみればどうかな?
    品質、安全性などは買った人がどのようなリポートをするかで
    国内メーカーが胸をなでおろすか、脅威と感じるか?
    日本の軽EVより安いし「180万ならいいか」って欲しい人は買うでしょ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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