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【独占取材】アリエル 最高出力1196ps 四輪駆動スーパーEV

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【独占取材】アリエル 最高出力1196ps 四輪駆動スーパーEV

コードネームP40 AUTOCAR予想イメージ

AUTOCARの独占取材によって、英国のメーカー、アリエルが「最高の加速性能」をほこるマシンを発表することが分かった。

フェラーリ・ポルトフィーノ カリフォルニアT後継 600馬力

停止状態から時速100mph(161km/h)まで、わずか3.8秒しか掛からないという。

コードネームP40と呼ばれるこのマシンは、
・0-100mph(161km/h):3.8秒
・四輪駆動EV
・2シーター
というパッケージで、2020年の生産化が計画されている。


発表は今月末に行われる予定で、
・3社(後述)が参加したパートナーシップ
・3年間にわたるプロジェクト
・英国政府が支援
という構想の賜物であるという。


主要スペックは? 最大トルク183kg-m

アルミニウム・モノコックシャシー
カーボンファイバー製ボディパネル

・4WD仕様
モーター4基(1基あたり最高出力:300ps)
水冷42kWhバッテリー(車両中心に搭載)
最高出力:1196ps
最大トルク:183.6kg-m
車両重量:1600kg
0-97km/h加速:2.4秒
0-241km/h加速:7.8秒

・FR仕様
モーター2基(リア両輪に設置)
56kWhバッテリー


四輪駆動EVのほかに、出力を抑えたFR仕様も開発中だ。これだけのスペックであるが、前者の最高速度は257km/hに制限。その理由は「どなたも、これ以上のスピードを望んでいません」とアリエルは説明している。


タービン・レンジエクステンダー搭載

また4WD仕様、FR仕様、いずれのモデルにも、タービン・レンジエクステンダーという機構を採用する。

これはEV走行の航続可能距離である161km~193kmを走りきった場合に、2基のリアモーターの上に搭載されたタービン・レンジエクステンダー(最大35kWを発生)が十分なロードパフォーマンスを発揮するというもの。


120000rpmで回転するマイクロタービンによって、35kWのジェネレーターを駆動する仕組みだ。(タービンに関する記述を追記・変更いたしました)

なおP40は、High-Performance Carbon Reductionの接頭語を組み合わせた「ハイパーカー」と呼ばれるプロジェクトが生んだ成果である。まだ、正式なモデル名は未定だ。


プロジェクトに参加する3社は?


「ハイパーカー」プロジェクトには英国政府の関係組織、Inovate UKが£2 million(2億8千万円)の補助金を提供している。この活動にかかわるのは、

・アリエル:ボディ/シャシー/サスペンション
・デルタ・モータースポーツ:バッテリー/レンジエクステンダー/電装関連
・イクイップメイク:モーター/ギアボックス/電装関連

という3社だ。


アリエルを率いるサイモン・サンダースは、P40を自社の新ファクトリーで製造し、2020年に発売する予定だ。このために開発作業は、2019年に完了する目標を掲げている。

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