トヨタは2020年4月13日、4代目となるクロスオーバーSUVの新型「ハリアー」を発表しました。発売は6月からで、今回の発表では価格は発表されませんでした。実はこのニューモデルは4月8日から開催されるニューヨーク国際モーターショーでワールド・プレミアされるはずでしたが、新型コロナウイルスの影響で8月に延期されたため、今回日本での発表となりました。
デザインはキープコンセプト
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新型ハリアーのデザインは、先代からの延長線上にあり、さほど斬新さは感じられません。従来のデザインを踏襲し、デザインコンセプトは、今風のデザイン手法を使って仕上げたという感じでしょうか。
今回のハリアーは世界で爆発ヒットしているRAV4と共通の骨格を使用した兄弟車となります。RAV4はSUVテイストを強めに打ち出しているのに対し、新型ハリアーは都市型クロスオーバーということで、エレガントさとクロスオーバー的な要素と組み合わせたクーペ的なフォルムになっています。
しかし、インテリアの基本的な要素なRAV4と類似したもので構成され、RAV4はクールな感じで仕上げてあるのに対し、新型ハリアーはよりラグジュアリーに感じられるデザインになっています。そのため従来モデルより大幅に質感を高めた印象になっているのが特長です。特に合成レザーにウッドパネル調の樹脂を組み合わせ、ラグジュアリーさを強調しています。
さらに今回から調光ガラスを使用した電動シェード付パノラマルーフをトヨタとして初設定し、調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を生み出す装置を搭載しています。
2.0Lエンジンと2.5Lハイブリッドをラインアップ
新型ハリアーのプラットフォームは、RAV4と同じで、TNGA-Kを採用したミッドクラスのボディです。全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mmとなり、全長、全幅とも先代モデルよりやや大きくなっています。またホイールベースは30mm延長され2660mmとなり、RAV4よりは30mm短くなっています。
パワートレーンは、ガソリン車が2.0Lのダイナミックフォース・エンジン(171ps/207Nm)とダイレクトCVTの組み合わせ。ハイブリッド車は2.5Lのダイナミックフォース・エンジン+ハイブリッド(システム出力218ps)の2タイプで、この点もRAV4と同じ構成ですね。
駆動タイプはFFと4WDが設定され、ガソリン・モデルはオンデマンド式のダイナミックトルクコントロール4WD、ハイブリッドはリヤにモーターを装備するE-FOURとなっています。
グレード構成は、ベース仕様の「S」、装備充実モデルの「G」、最上級グレードの「Z」の3種類の設定です。
また装備では最新のトヨタ・セーフティセンスを備え、T-Connect SD ナビゲーションシステムに、12.3インチのタッチワイドディスプレイを採用しました。もちろんスマートフォン接続も可能になっています。その他に、トヨタ初となる走行中の前後方向の映像を録画できるデジタルインナーミラーを初採用しました。
このようにかなり装備を充実させているため、価格は従来よりは高くなるのではないかと予想されます。
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