レクサス初のBEV(バッテリー式電気自動車)専用モデルについてモータージャーナリストはどう感じたか。
意外とオーソドックス?
4月20日、レクサスは、BEV(バッテリー式電気自動車)の新型「RZ」を発表する。すでに、一部内外装の写真は明らかにされており、注目が集まっている。
フロントまわりや前後灯火類、なだらかに傾斜していくテールゲートなどはRXを彷彿とさせるデザインだ。RXとはレクサスの主力SUVで、現行モデルは2015年に登場した。トヨタ「ハリアー」の流れを汲む。
インテリアもエクステリアとおなじく、目新しさはない。
異形なステアリング・ホイールこそ目立つが、メーターやインフォテインメント・システムなどはいたって普通。こちらはフルモデルチェンジした新型「NX」を彷彿とさせるデザインだ。
モーターやバッテリーは今後明かされるが、グレードに“450“と付くようだから、それなりにパワフルかつ大容量のものが搭載されるはずだ。現在のレクサス・ラインナップでは、トップグレードが“600”(LX600)で次が“500”(LS500など)、そして“450”(RX450h)と続く。
以上のことをふまえると、新型RZは、BEVを所有したことがない人たちもすんなりと受け入れられるコンポーネントになると予測される。
ふたりのモータージャーナリストが見た新型RZ
新型RZについて、小川フミオと今尾直樹の2人のモータージャーナリストに話を訊いた。
レクサス車に造詣の深い小川フミオは「たとえばヒョンデのBEVが、新しいライフスタイルを提案しているのに対し、新型RZは“パワー感”というか力強さを強調しているように思いましたし、そこが斬新です。ヒョンデの『アイオニック 5』が自宅のリビング感覚で仕立てられているのとは対照的です。こういうアプローチって珍しいのでは?」という。
ただし、気になる点もあると続ける。
「フロントまわりにスピンドルグリルを想起させるデザインを残しているけれど、このデザインが良いかどうかは実車をみないと評価出来ないですね……。新型RZは、少しこれまでのガソリン車に寄せているのでは? と、思う部分があります」
今尾直樹は「電気自動車だけれども、従来のレクサス車のデザイン文法をつかって、あくまでレクサスらしさを打ち出そうとしているように思います。ユーザーにすんなり受け入れられるんじゃないでしょうか?」と、話す。
「RXは主力モデルだから残るんだろうけど、レクサスはいずれ全部電気自動車にするわけでしょ? だから、そこに向けてどうやって考えていくか、ということなのでしょうね。おそらく、プレミアム・メーカーは、どこも今のデザインを活かしながら電動化に移行していくはずです。ロールス・ロイスとかベントレーも、おそらくデザイン・テイストは変わらないでしょう。アウディが今まさに取り掛かり始めていますよね」
「おそらくこれから電動化へ向かうなか、レクサス・デザインを確立するためのベースとなるのが新型RZになるのでしょう。でも、飛躍の度合いはきわめて“堅実”なものではないでしょうか。おそらくレクサスの購買層はきわめて保守的なのでは?」という。
「語るべきポイントは少ないかもしれないけれど、期待値を高めるとしたら、少なくともトヨタのbZ4Xよりも100万~200万円ほど高いはずだから、運転支援関連のあっと驚く仕掛け、つまりは1番最新のものが組み込まれる可能性が高いでしょうね」と、予想する。
さまざまな思いや見解が巡る新型RZ。4月20日の発表が楽しみでしかない!
文・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
充電が終わっているのに、長々と停める人とか必ずいますからね。
また、充電中なのにオラオラで勝手に横取りする奴とか。
世の中、狂った人が一定数いますからね。
いつの時代になっても、こういう争いは起こるでしょうね。