2018年3月28日
プレスリリース
さらなるラグジュアリーを追求する、次世代のカスタマーに向けてキャデラックの新たな拡大戦略をスタート
新型コンパクトSUV『キャデラックXT4』を発表
レース直系『キャデラックATS-V VECTOR BLUE SPECIAL』限定5台で登場
ニューヨーク、2018年3月27日発-
キャデラックは本日、マンハッタンのキャデラックハウスで、次世代のラグジュアリーカー購買層に向けて、新型コンパクトSUV『キャデラックXT4』を発表しました。(日本導入時期未定)
キャデラックはもっとも成長率の高いラグジュアリーSUVのセグメントに向けて、独自のコンパクトSUVスペースフレーム構造の開発をベースに、表現力豊かなデザインと絶対的なドライビングパフォーマンス、ゆとりに満ちたキャビン、最新テクノロジーをご提供します。
キャデラックのヨハン・ダ・ネイシン社長は「新登場の『キャデラック XT4』を投入することにより、当社は成功を収めてきたSUVラインアップの拡充を図るとともに、これまでに踏み出したことのないセグメントに参入します。この『XT4』はキャデラックの拡大戦略と製品価値をより高めていくためのスタートとなる1台であり、これを皮切りに、2021年まで半年ごとにニューモデルの情報を発信していく予定です」と述べています。
XT4のシンプルで彫刻的なラインは、顧客を引き付けるとともに、力強いプロポーションとアグレッシブな存在感を際立たせます。インテリアはキャデラックならではの美しさを漂わせ、テクノロジーと魅力的なスタイリングを、細やかに芸術的に融合させています。洗練された雰囲気のキャビンのリヤシートはセグメント最大級のスペースが確保されています。
XT4のすべてのモデルに、キャデラックが新開発した2.0リッター・ターボエンジンが搭載されています。このエンジンは、アクティブ・フューエル・マネジメント(気筒休止)、9速オートマチック・トランスミッション、次世代型エレクトロニック・プレシジョン・シフトなど、効率性を向上させるための新しいテクノロジーを採用している点が特徴です。
XT4には、グローバルに展開する新たなYトリム戦略も初めて採用されています。個性的な“プレミアム・ラグジュアリー”モデルと“スポーツ”モデルには、装備をさらに充実させ、それぞれのモデルに合わせて用意されたコンテンツとスタイリングによって、顧客の多様な嗜好に対応できます。この新しいトリム戦略は、2019年からフラッグシップセダンの新型『CT6』より展開する予定です。
意匠をこらしたスタイル
XT4のデザインは、ターゲットとなる顧客層と同世代である若手デザイナーチームが指揮を執りました。彼らがデザインした大胆なSUVは、キャデラックのラインアップの中でも極めて完成度の高い造形で、デザイナーチームの基本ビジョンに限りなく近いエクステリアとインテリアが実現しました。
エクステリア・デザイン担当マネージャー、テレーズ・ピナッツォは、「XT4は、堂々として落ち着きに満ちた絶大な存在感を放っています。キャデラックのDNAを感じさせつつ、ターゲット層である若者に訴えかける迫力を備えています」と述べています。
すべてのモデルのフロントとリヤのライトに、最先端のLEDテクノロジーを採用しています。フロントには、ロービームとハイビーム、デイタイムランニングライト用のLED式ライトブレードを装備。キャデラック独特の縦型のL字型ライトが水平方向に伸びて、XT4のワイドなボディと存在感溢れるルックスを強調します。
大胆で洗練されたゆとりに満ちたキャビン
新型XT4のキャビンは、エクステリアデザインを反映し、大胆さと力強さが伝わる若々しくスポーティな仕上がりになっています。伸びやかな曲線とゆるやかなカーブを描くラインが、室内のゆったりとした感覚をさらに強め、落ち着いた雰囲気を生み出します。
インテリアのパーツは洗練されたモダンなデザインで統一されています。次世代型のワイヤレス充電器やイオナイザー空気清浄機など、直感的な操作を可能にするテクノロジーが随所に採用されています。
インテリアデザイン担当マネージャー、フィリップ・クセラは「私たちはXT4のインテリアを開発するにあたってキャデラックの本質を追求しました。かつてないほどシンプルかつ大胆でスポーティなニュアンスをもつSUVを生み出すことができたのです」と述べています。
この新型XT4は、コンパクトラグジュアリーSUVながら並外れた室内空間を確保しており、特にリヤシートのゆとりは際立っています。その広さはセグメントでもトップクラスで、レッグルームは39.5インチ(1004mm)。ラゲッジスペースの容積も、シートを倒すと48.9立方フィート(1385L)まで拡大します。
XT4の車両構造の開発にも携わったキャデラックのエクステリアデザイン担当ディレクター、ジム・フレミングは「XT4のエクステリアは、リヤの同乗者にとっての快適性や機能性を損なうことなく、総体的にダイナミックでスポーティなエクステリアを実現することを念頭に置いて開発されました。きわめてスタイルと快適性のバランスが取れた1台で、週末のお気に入りのスキー場へのドライブなどの長距離走行も苦になりませんし、スキー用具を積めるだけの十分な広さのラゲッジスペースも確保されています」と述べています。
直感的操作を可能にした最新テクノロジー
XT4には、キャデラックの最先端のインフォテイメント・インターフェースである最新型キャデラック・ユーザー・エクスペリエンスが搭載され、快適な接続環境を提供します。
キャデラック・ユーザー・エクスペリエンスは、スマートフォンのような直感的なインターフェース、優れたレスポンスとダイナミックなプラットフォームで新しいロータリー・コントローラーでも操作できます。
卓越したドライビング・ダイナミクス
新型『キャデラックXT4』の唯一無二のスポーティな外観は、圧倒的な俊敏性によって裏打ちされています。キャデラックならではの洗練と優れたレスポンスはそのままに、すでに高い評価を得ているスポーツセダンに由来する若々しいエッジを備えています。
最初に注目すべきは、キャデラックのまったく新しい2.0リッター・ターボ・エンジンです。この最先端の効率性に優れたリッター当たり100馬力を超える直列4気筒エンジンは、業界初となるトライパワーシステムを採用しています。
このシステムは、大小2通りのバルブリフトとアクティブ・フューエル・マネージメント(気筒休止)を含んだ3つの作動モードで、パフォーマンスと効率性を最適化するように設計されています。
エンジンには、直噴システム、アクティブ・サーマル・マネジメント、オートスタート/ストップ機能に加え、低回転域で大きなトルクを発生できるツイン・スクロール・ターボ・チャージャーも採用されています。
最高出力は237hp(177kw)、最大トルクは258lb-ft(350Nm)を発生*1。XT4は、ほぼフラットなトルクカーブを描くことから、すべての回転域で驚くべき応答性を発揮することがわかります。
新しいエンジンには、9速オートマチック・トランスミッションが組み合わされており、高速走行時に30mpg(キャデラック推定)の燃費性能達成に貢献しています*2。また、車両には、直感的な操作でシフトチェンジを可能にする、次世代型の電子制御式のエレクトロニック・プレシジョン・シフトも備わっています。
XT4のパワーをそのまま路面に伝えるべく、フロントのストラット・サスペンションとリアの5リンク・インディペンデント・サスペンションにチューニングを施し、上質な乗り心地とレスポンスのバランスを図りました。標準装備のドライバーモードセレクターで、走行モードや路面状況に応じて、この車両特性を選択することが可能です。
ドライバーは、ツインクラッチ方式のAWDシステムを利用し、必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレインのフリクションを低減することが可能です。
『XT4スポーツ』のアクティブ・スポーツ・サスペンションにはCDC(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)が備わっており、電子センサーでリアルタイムに路面状態をモニターして2ミリ秒ごとに減衰力を調節することで、ドライビング・ダイナミクスと制御性を大きく向上させます。
XT4は、従来の真空倍力式ブレーキングシステムに代わって、電動油圧式ブレーキ機能を採用した初めてのキャデラックモデルでもあります。これにより、燃費性能が向上するだけでなく、エンジンルーム内の占有スペースを抑えることもできます。
*1 米国自動車技術会認定
*2 自社テストによる、米国EPAの正式な数値は未発表です。
『キャデラックXT4』緒元(北米モデル)※数値はUS仕様参考値
モデルラインアップ:LUXURY/PREMIUM LUXURY/SPORT
ステアリング:左
ボディサイズ:4599×1881×1627mm
ホイールベース:2779mm
車両重量:1660kg
乗員定数:5名
エンジン種類/形式:2.0L 直列4気筒DOHC(ターボチャージャー付)
最高出力:177Kw(237 hp)/5000rpm (米国自動車技術会認定)
最大トルク:350N・m(258lb.-ft.)/1500~4000rpm (米国自動車技術会認定)
駆動方式:AWD(ツインクラッチ方式)
トランスミッション:9速オートマチック
※本リリースはグローバルキャデラックのプレスリリースの抄訳です。
※本リリースの数値は全てUS仕様参考値です。
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