車両を使って実験動画レポート、危険予測を検知する能力はいかに!?
カー用品業界では初となる、ディープラーニング(深層学習)チップを搭載した次世代バックカメラが登場した。「アズミー」が、動体検知技術の研究を行なう「AZAPA」の技術協力を得て開発したという『バック/フロントカメラユニットACUC-0001』。カメラに内蔵したICチップが、人・自転車・車両などを検知し、死角になりやすい左右後方をカバーするのだという。いったい、どれほどの危険検知能力を持っているのか、検証してみた。
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『バック/フロントカメラユニットACUC-0001』は、リアに取り付けられたカメラの映像をモニターに映し出す。と、ここまでは一般的なバックカメラと同様なのだが、死角から近付く人や車両の危険な動きを”AI技術”を支えるディープラーニングという手法で検知。警告ブザーと画面表示とでアラートしてくれるという。これら機能を搭載するには多くのセンサーなどが必要で、費用も高額になりがち。しかし、通常のカメラユニットと同様の取り付け方法で、価格も良心的に設定されているのである。
検知できるのは、人物や車両、バイク、自転車で、その範囲はイラストのとおり。人物に関しては動体速度が遅いためブルーの範囲内にて、速度が速い車両はピンクの範囲に入ると検知する仕組みだ。
バックカメラとしてだけでなく、フロントにも装着可能。すでにバックカメラを搭載していれば既存のカメラと交換して装着する。取り付けはリアナンバー周辺にカメラを固定し、警告音を発してくれるブザーを車内に装着し、配線作業を行なうのみ。
危険を検知すると、モニター周囲に赤枠が表示されて点滅。フロントに装着した場合は”ププッ”、リアは”プププププッ”とアラートによる警告も行なってくれる。さらに画面には”対象物”が映し出され、黄色い矢印で侵入方向まで知らせてくれるという。
『バックカメラユニットACUC-0001』は、130万画素のCMOSイメージセンサーと画像処理チップを搭載。あらゆる状況でもクリアな映像を出力するほか、夜間の視認性や周囲の明るさが変化することによる”白とびや黒つぶれ”の心配も不要だ。また、水平方向で約180度、垂直方向で約135度という広角カメラにも関わらず、左右両端のゆがみを減らして左右から侵入する対象物を大きく映し出してくれる。
【実験結果を動画で検証】
製品の詳細がわかったところで、危険察知能力はどの程度か実験してみた。動画のように、製品装着車両(マツダ・プレマシー)の左後方から対象車両(トヨタ・ノア)を進入させてみた。ドアミラーでは確認しにくい角度のため、このまま製品装着車両がバックすると危険な状況だが、約4mまで接近した時点で検知、警告してくれた。また、人物に関しても約2.5mに接近した時点で警告。画面上には進入した人物がくっきりと映し出され、その方向も矢印で表示されるなど、AI技術の実力が確認できたと言えるだろう。
特に左右後方の死角をカバーできるのは、うれしいポイント。安全性向上に効果を発揮してくれるはずだ。
バック/フロントカメラユニットACUC-0001 オープン価格□参考価格:¥42,120□キット内容:カメラ本体、延長ケーブル、ブザー、ブザーケーブル、ブザー用両面テープ、ブラケット用両面テープ、結束バンド(3本)、六角レンチ、エレクトロタップ、タッピングビス(2本)、グロメット、アルコールクリーナー□保証期間:1年
アズミー TEL050-1744-0091http://www.azmee.co.jp
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