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トヨタ新型ランクルは3年残価率70%!? 発表前に予約者続出!? ガソリン・ディーゼルの賢い選び方とは

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トヨタ新型ランクルは3年残価率70%!? 発表前に予約者続出!? ガソリン・ディーゼルの賢い選び方とは

■まもなく正式発表? トヨタ「ランクル300系」はガソリン・ディーゼルどちらが良いの?

 日本での正式発表を前に、巷のランクリストたちをざわつかせているトヨタ新型「ランドクルーザー(300系)」ですが、すでに先行予約が開始され納車時期も長くなっているといいます。
  
 300系では、シティユースを意識したSUV系の標準ラインに加えて、古くからのユーザーを意識したオフロード仕様「GRスポーツ」を設定するなど、従来にはなかった動きがいくつか見られます。
 
そうしたなかで、300系を検討する人はガソリン車とディーゼル車のどちらに関心を寄せているのでしょうか。

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 300系は、ボディデザインもさることながら、エンジンの話題にも事欠きません。ランドクルーザーのトップモデルとしては初の3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジン(415ps/650Nm)の搭載。そして3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼル(309ps/700Nm)の採用が話題となっています。

 とくにランドクルーザーのトップモデルに、ディーゼルエンジンが復活したことは、ファンを大いに喜ばせています。

 弟分の「ランドクルーザプラド」には、2015年からクリーンディーゼルエンジンが搭載されていますが、200系では車格などの点から見送られていました。

 しかし今回、F33A-FTV型というディーゼルユニットを300系用に新開発したことにより、2代前の100系以来のディーゼル車復活となったのです。

 F33A-FT型は、可変バルブを持ったコモンレール式ディーゼルエンジンで、走行状態によってプライマリーのタービンとセカンダリーのタービン、ふたつのターボチャージャーを使い分ける仕組みになっています。

 これにより、太いトルク感や良好なレスポンスを発揮するだけなく、優れた環境性能をも確保していると見られます。また尿素SCRシステムを併用することで、排ガス対策も万全のようです。

 ちなみに、このF33A-FTV型ディーゼルエンジンは、トヨタ系販売店によると標準ラインの最上級グレードである「ZX」、そして「GRスポーツ」のみに設定されており、残念ながらエントリー「GX」および中間グレード「AX」「VX」には、搭載されないようです。

 気になるのは価格ですが、ZXではガソリン車が730万円なのに対してディーゼル車は760万円、GRスポーツではガソリン車の770万円よりも30万円アップの800万円となっています。

 兄弟車のプラドが同じグレードにおいて、ガソリン車よりもディーゼル車が60万円以上も割高であることを考えれば、破格のプライスではないでしょうか。

 またエコカー減税(約10万円)が適用されることも、プラス要素といえます。

 燃費を考えても、当然ながらディーゼル車にメリットがあります。前出の販売店によれば、ZXでのWLTC燃費を比較した場合、ガソリン車が7.9km/L(AX、GXは8.0km/L)であるのに対して、ディーゼル車は9.7km/L。

 現在のレギュラーガソリン(300系はレギュラー指定)と軽油の価格差が約20円であることを考えれば、長距離ドライブをする人ほど、早く30万円の価格差をペイできるのではないでしょうか。

■魅力的なディーゼルだけど…3年残価率は…ガソリン車が良い?

 しかし、ここですぐにディーゼル車に決めるのは早計かもしれないと、前述のトヨタ系販売店スタッフはいいます。

「これはトヨタモビリティの残価設定型ローンの話ですが、実は新型ランドクルーザーの場合はガソリン車のほうが残価が多く残ります」

 トヨタがディーラー向けに発表している300系の残価率を見てみると、3年後の残価率はディーゼル車が67%に対して、ガソリン車は70%。

 5年後にはディーゼル車が53%で、ガソリン車は56%という残価率になっているのです。

 そのため、3年後にはディーゼル車が509万円の残価であることに対して、ガソリン車は511万円残るという逆転現象が発生するのです。

 前出のスタッフによれば、この残価率に合わせて中古車の買い取り金額も決まる可能性が高いといいます。

 では、なぜそんなことが起きるのでしょうか。それはランドクルーザー特有の中古車事情が影響しています。

 ランドクルーザーは海外での仕向地によって、ガソリン車とディーゼル車の需要が異なりますが、中東では圧倒的にガソリン車が人気です。

 仮にディーゼル車の場合でも、中東などでは排ガス規制が緩く、ガソリン車を輸入した後、もっと大きな排気量のディーゼルエンジンに換装するという使い方がなされている場合が多いといいます。

 そのため、その多くが中東向けに輸出されるランドクルーザーの中古車においては、ガソリン車のほうが値が付きやすい傾向にあるのです。

 前述の販売店スタッフは「トヨタ本社もその辺の事情を見越して、このような残価率の設定を行っているのではないか」ということでした。

※ ※ ※

 鳴り物入りで登場した300系の新型ディーゼルエンジンですが、取材時点(2021年7月22日)の受注状況を見ると、その半数以上はガソリンエンジンであることが分かりました。

 ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車もそうですが、車両価格の差をペイできるかどうかは、結局は走行距離次第ということになります。

 300系の新型ディーゼルエンジンはたしかに魅力的ですが、ライフスタイルによってはガソリンエンジンのほうがリーズナブルになることも購入前に知っておきたいポイントです。

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みんなのコメント

10件
  • 転売しませんの誓約書必要。転売すれば今度から買えなくなります。70パーどころか150パーなんか余裕でしょう。
  • 転売目的の業者の予約殺到で、買えまへ~ん
    なんとかしてやぁ~
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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