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売れてるSUVの筆頭「ライズ」のグレード選びは駆動方式で決まる! コスパが良いのは新1.2Lガソリングレード

掲載 24
売れてるSUVの筆頭「ライズ」のグレード選びは駆動方式で決まる! コスパが良いのは新1.2Lガソリングレード

2021年の改良でハイブリッドと1.2LガソリンNAが追加
世界的にSUVブームですが、日本で常にトップクラスの売れ行きを見せているのが、トヨタのコンパクトSUV「ライズ」です。

2021年度の販売台数は8万4731台。新型コロナウイルスや半導体不足などの影響を受けて前年比70%と販売ペースは鈍っているものの、登録車の販売ランキングでは6位と人気を誇っています。

トヨタ「ライズ」 コスパが一番いいグレードはどれか?

ご存知の方も多いでしょうが、ライズはダイハツ工業が生産しているモデルで、ダイハツ「ロッキー」とは兄弟車の関係にあります。いずれも注文から納車までの納期は4~5か月程度と、けっして短い納期とはいえませんが、コロナ禍かつSUVブームということを考えると、常識的なスケジュールという印象もあります。

そんなライズ、以前は1.0L 3気筒ガソリンターボだけのシンプルなラインナップでしたが、2021年のマイナーチェンジで3つのパワーソースから選べるようになっています。

●1.2Lハイブリッド(FF)・・・新追加。e-SMARTハイブリッド。
●1.2Lガソリン(FF)・・・・・新追加。エンジン(自然吸気)はハイブリッドと共通。
●1.0Lガソリンターボ(4WD)・ 従来からあるターボエンジン。

>>トヨタ ライズのカタロググレードをチェックする
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ハイブリッド
エンジンは発電に専念、駆動はモーターのみで行うシリーズ方式の「e-SMARTハイブリッド」で、トヨタ系でお馴染みのハイブリッドシステム(THSII)とは異なります。それでもWLTCモード燃費は28.0km/L、とくに郊外モードは30.2km/Lとなっているのは注目で、高速をビューンと走るよりも、カントリーロードなどで燃費が伸ばせるSUVというわけです。

1.2Lガソリン(自然吸気)
170万7000円~というコスパの高さが魅力。WLTCモード燃費も20.7km/Lと、非ハイブリッドとしては良好な燃費性能を誇ります。さらに、1.2Lガソリン車の車両重量が970kg~980kgと軽量なのも魅力で、走りの面だけでなく重量税の税率が下がるという意味でも、ランニングコスト低減につながる部分です。

以上、1.2Lエンジンを積んだ、ハイブリッド車とガソリン車はいずれもFF(前輪駆動)だけの設定となっています。

1.0L ガソリンターボ
従来から引き継がれたガソリンターボは4WD(四輪駆動)限定で残されています。ターボエンジンかつ4WDですから燃費には不利な組み合わせとなりますが、それでもWLTCモード燃費は17.4km/Lと、けっして大食いマシンではなく、コンパクトSUVに期待する省燃費性は有しているといえるでしょう。

4WD狙いならターボ一択。Zグレードは装備が豪華だが…
というわけで、ライズを選ぶ場合、SUV的な走破性を求めるので4WDは必須となれば、パワーソースは1.0Lターボエンジン一択となります。一方で、街乗りメインなのでFFで十分ということならば、1.2Lハイブリッドと1.2Lガソリンから選択することになります。ちなみに、1.0Lガソリンターボと1.2Lガソリンのトランスミッションは7速マニュアルモード付きCVTとなります。

グレード構成は「Z」が最上級となり、「G」「X」という設定。ハイブリッドにエントリーグレードの「X」は設定されていません。

装備面における「Z」グレードの特徴は、17インチタイヤ&アルミホイールを備えていること(他のグレードは16インチ)。ほかにもオートレベリング機構付きLEDヘッドランプや本革ステアリングホイール&シフトノブが標準装備となるなど、内外装が充実したグレードです。

ただし、17インチタイヤ仕様の「Z」グレードは最小回転半径が5.0mとなります。16インチタイヤを履く他グレードはパワーソースや駆動方式にかかわらず最小回転半径が4.9mです。わずかな違いではありますが、取り回し性を重視するユーザーであれば「G」や「X」といったグレードを検討する価値は十分にあるといえるでしょう。

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価格を抑えたければ新設定の1.2Lガソリンエンジンだが…
また、パワーソースによる価格差もグレード選びにおいては無視できない要素です。参考までにパワーソースごとに最上級「Z」グレードのメーカー希望小売価格は記すと次のようになります。

●ハイブリッド:232万8000円
●1.0Lターボ:229万9200円
●1.2Lガソリン:203万9000円

こうして価格を並べると、とにかく予算を抑えたければ1.2Lガソリン車になります。この新しい1.2Lエンジンは単なる廉価版エンジンではありません。ハイブリッドと組み合わせられていることからも想像できるように、高効率を追求した新世代エンジンであり、車両価格と燃料コストを考えるとウェルバランスといえる部分もあります。

とはいえ、ハイブリッドのモーター駆動ならではのスムースさ、4WDターボの走行性能など、それぞれに特徴がありますので、価格優先で決めるのではなく、スペックをチェックしてじっくりと検討することをおすすめします。

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>>トヨタ ライズの中古車相場をグラフで見てみる
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文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
写真:
1~3枚目:ライズ G(1.2Lガソリン自然吸気/FF)
4~6枚目:ライズ Z(ハイブリッド/FF)

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みんなのコメント

24件
  • アダプティブクルーズコントロールが最上級のZにしかついてない、ってところまではいいんだけど
    G以下だとオプションでも付けられないってところが弱点だよね
    17インチアルミとかシーケンシャルターンランプとかいらないから安いグレードでいいんだけど
    長距離も乗ることあるからACCは欲しいって人は多いと思うんだけどね
  • 手軽なサイズと価格で購入し達人の話。
    後からなって後悔したことスタッドレスがすごく高いこと。
    まぁそれまでコンパクトハッチで175/65R14で安かったのと車を買うときにそこまで考えていなかったからなんだけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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