現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ「エアウェイブ」は便利で安かったのに短命だった理由とは? いまこそ中古車で狙いたいステーションワゴンです

ここから本文です

ホンダ「エアウェイブ」は便利で安かったのに短命だった理由とは? いまこそ中古車で狙いたいステーションワゴンです

掲載 17
ホンダ「エアウェイブ」は便利で安かったのに短命だった理由とは? いまこそ中古車で狙いたいステーションワゴンです

5ナンバーとは思えぬ広々とした室内が魅力的

2005年に登場したホンダ「エアウェイブ」は、初代「フィット」に使用されたプラットフォームを使用したステーションワゴンで、新車価格はエントリーグレードで150万円を切る低価格を実現していました。どのようなクルマだったのでしょうか。

【ホンダの残念カー5選】「エレメント」に「CRZ」「クラリティ」など今なら売れたかもしれない「早すぎたクルマ」を振り返ります

スカイルーフと名付けられた大型ガラスルーフを備えた仕様もあった

現在はステーションワゴンの人気が低迷し、国産メーカーでも1台、また1台とステーションワゴンがラインアップから姿を消しているが、クルマとして考えれば決して魅力のないモデルばかりというわけではなかった。今回紹介するホンダ エアウェイブもそんな不遇の時代に翻弄されたステーションワゴンのひとつと言えるだろう。

2005年4月に登場したエアウェイブは、2002年に終売した「オルティア」以来久々に登場した5ナンバーサイズのステーションワゴンで、ベースとなっているのは初代フィットにも使用されたプラットフォームだった。

初代フィット譲りのセンタータンクレイアウトを持つエアウェイブは、ステーションワゴンということでホイールベースをフィットから100mm延長し、5ナンバーサイズながらしっかりとリアシートにも人が乗れる室内空間を確保。

またフィット譲りのウルトラシートは、リアシートをダイブダウン格納させて広い荷室を実現する「ユーティリティ・モード」、助手席もリクライニングすることで長尺物の積載も可能とした「ロング・モード」、リアシート座面をチップアップさせて背の高いものを積むことができる「トール・モード」、フロントヘッドレストを外して後ろに倒すことで足を延ばしてくつろぐことができる空間が生まれる「リフレッシュ・モード」と、さまざまなシートアレンジをすることが可能となっていた。

またセンタータンクレイアウトの利点を生かし、床面地上高520mmの低床フラットラゲッジスペースを実現するなど、ステーションワゴンとしての基本性能は非常に高いものとなっていたのも特徴だ。

そしてエアウェイブ最大のポイントと言えるのが、「スカイルーフ」と名付けられた大型ガラスルーフを備えた仕様がラインナップされていたことだ。

「上空サプライズ」というキャッチコピーを覚えている人もいるかもしれないが、前後1110mm×左右770mmと、フロントシートからリアシートまでをカバーする大型ガラスルーフ&電動サンシェードを備え、ガラスこそ固定式ながら圧倒的な開放感と、ルーミーな室内空間を実現していたのだ。

またエントリーグレードでは150万円を切る低価格(デビュー時)でありながら、フィット譲りの1.5Lエンジン+CVTのパワートレインやタコメーター付きの4連メーターなど、低グレード感のない装備を誇っていたところも魅力的だった。

ただ、いかんせんステーションワゴンの需要自体がすでに低下していた時代に登場したエアウェイブは、人気車種になることは叶わず2010年夏に販売を終了してしまっている。

とはいえステーションワゴンとしての実力は確かなものがあるので、手ごろで使い勝手のよいコンパクトステーションワゴンをお探しの人はエアウェイブの中古車をチェックしてみてもいいかもしれない。スカイルーフ付きは希少だが、ノーマルルーフモデルであれば、比較的低走行なものでも総額50万円以下のものが複数存在しているはずだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE

みんなのコメント

17件
  • you********
    >人気車種になることは叶わず2010年夏に販売を終了してしまっている

    実質的な後継車種としてフィットシャトル→シャトルと続いてたんだから売り上げ不振で打ち切られたみたいな書き方はおかしくない?
  • zub********
    実家で両親が乗ってた。
    内装はチープだけど、気にせず使えて積載量も十分で良かった。
    ただ、CVTに問題あったと思う。8万キロで不調になり、信号でたびたびエンストするようになって乗り換えた。ネットで調べたら結構あった症状みたい。
    後継のフィットシャトル系は知らんけど
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.4190.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.647.0万円

中古車を検索
エアウェイブの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.4190.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.647.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村