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受注1万台突破! WR-Vの爆売れが止まらない! 人気色からグレードまで全部わかった!

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受注1万台突破! WR-Vの爆売れが止まらない! 人気色からグレードまで全部わかった!

 やっぱりクルマは安いのが正義だった!? 2023年12月21日に発表され、2024年3月22日から発売されたホンダのコンパクトSUV、WR-V。209万8800円からという価格の安さ、ガソリンのみ、インド生産という、3つのキーワードで売り出した。はたして売れるのか、不安要素も聞かれたが蓋を開けてみれば販売絶好調。なぜ売れたのか? 同門SUVのヴェゼルとの棲み分けはうまくいっているのか?

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、ホンダ

受注1万台突破! WR-Vの爆売れが止まらない! 人気色からグレードまで全部わかった!

■発売約1カ月で受注台数は1万台突破!

価格はXが209万8800円、Z(白いボディカラー)が234万9600円、最上級のZ+(赤いボディカラー)が248万9300円

 2023年年末からディーラーで受注を開始し、2024年3月22日に正式発売されたホンダWR-V。いまどき、ハイブリッドがなくガソリンエンジンのみ、インド生産ということもあり、価格も最も安いグレードのXが209万8800円、最も高いグレードのZ+でも248万9300円と、250万円以下という激安ぶりが話題になった。

 そこで、発売から1カ月余りが過ぎた4月12日、ホンダ広報部に受注台数を確認すると、4月に入り1万台を突破していたことがわかった。

 そこでホンダ広報部にWR-Vの売れ筋グレード、人気のボディカラー、購入ユーザー層の内訳、そして販売好調の理由を聞いてみた。

■グレードごとの販売割合
X(209万8800円):15%
Z(234万9600円):55%
Z+(248万9300円):30%

■購入ユーザー層の内訳
ミレニアル(20代~30代)が3割、40~60代、60代以上世代まで幅広い年齢層に受け入れられている

■人気のボディカラーの内訳
1位:プラチナホワイトパール:35%
2位:クリスタルブラックパール:28%
3位:メテオロイドグレーメタリック:18%

 WR-Vの売れ筋グレードは中間グレードのZ(234万9600円)が55%で、続いて最も高いZ+(248万9300円)、そして最も安いX(209万8800円)が15%となった。

 購入ユーザー層はミレニアル世代(20代~30代)が約3割を占めた。人気のボディカラーは他車の傾向と同じホワイト、ブラック、グレーとなった。

WR-Vのリアスタイル

 ここでホンダ広報部に、WR-Vがヒットした理由と、ガチでぶつかるホンダのコンパクトSUV、ヴェゼルとWR-Vとの棲み分けについて聞いてみた。ちなみにヴェゼルは4月末にマイナーチェンジが行われる予定で以下の価格はマイナーチェンジ前のもの。

 「WR-Vは力強いSUVらしいエクステリアデザインや後席の高い居住性、大容量の荷室が大変好評をいただいています。また、車格に対してお求めやすい価格である、価格以上の価値があると一般のお客さまにご理解いただいたことが、好評の理由の一つとなります。

 ヴェゼルとは、デザインや世界観、装備が異なり、お客さまニーズが異なることからきちんと棲み分けができていると考えています。ヴェゼルはおかげさまで販売好調で約9割のお客さまにe:HEVをお選びいただいている状況です。弊社のコンパクトSUV商品のなかで、今回のWR-V(ガソリン車)とはしっかり販売の棲み分けができていると考えております」。

■ヴェゼル
G(ガソリン)=239万9100円
e:HEV X=277万8600円
e:HEV Z=300万円1900円
e:HEV PLaY=341万8800円

■WR-V
すべてガソリン車
X=209万8800円
Z=234万9600円
Z+=248万9300円

2024年4月下旬にマイナーチェンジが行われる予定のヴェゼル

■WR-Vが売れた理由を試乗しながら考えた!

やっぱり安いほうがいいに決まっている!

 たしかにWR-Vは安い。でも昔から、あまり安っぽいと日本人にはウケない。だから、一番安い209万8800円のXグレードではなく、中間グレードの234万9600円のZグレードが過半数を占めたというのは理解できる。

 エンジンもヴェゼルと同じ1.5L、直4DOHCで、燃費こそWR-Vが16.4km/L、ヴェゼルが17.0km/Lと落ちるものの、118ps/14.5kgmのパワースペックは同じだ。WR-Vのボディサイズは、全長4325×1790×1650mmと、全長4330×全幅1790×全高1580mmのヴェゼルとそう大きく変わらない。

 では筆者が実際に見て乗った印象を忖度なしでお伝えしていこう。

 第一印象は、カクカクして極端にガラスエリアが狭いデザインがいい、だった。でもグリルは「絶壁」でイマイチか。エンジンをかけて走り出してみるとまず感じたのはステアリングが大きめで太く、運転しやすいこと。アクセルを踏み込んでいくと、加速力もなかなかいいし、乗り心地もいい。そういえば、アイドリングストップ機構がなかった。

Aピラーが太目で交差点を右折する際、横断歩道をわたる人がやや見えづらい時があった

 後席もかなり広い! ホンダMM思想全開! ラゲッジも広い。ただ、改めて感じたのがインパネやドアの内側の質感のチープさ。前席ドア下のドリンクホルダーの厚みも薄く、ペラペラに感じたのだが、私だけ?

 そのほか、細かいところでは、Aピラーが太めで交差点を右折する際、横断歩道にいる人がやや見づらい時もあった。また前席の座面の「前後」の長さが短いと思う。しっかり座れていない印象を受けた。

 「質感は多少チープでも、最低装備だけあればいい!」と割り切り、そのうえで安くて、「5人がしっかり乗れて狭くないSUVが欲しい」という人には買いのクルマだと思う。

 今の時代、クルマは高くなりすぎた。安いガソリン車があっていいじゃないか、というホンダの提案、いいんじゃないでしょうか!

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みんなのコメント

49件
  • output7202711
    平均年収450万の日本なんだからこの値段が妥当なのよ!
  • fut********
    一般庶民にPHEVやBEVは高すぎる。だからこの価格帯の車が売れる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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