この記事をまとめると
■GRヤリスのコンプリートカー「GRヤリスGRMN」を再現する場合いくらかかるのか
3~400万円のクルマに載るシロモノじゃない! 量産だけど高精度なGRヤリスの「エンジン」の生産に迫る
■ベースから作ると工賃などが別で掛かってくるので非常に高額になると予想される
■計算すると、メーカー出荷時から手が入ってるGRヤリスGRMNはお得と言えそうだ
「GRMNと同じGRヤリスを作りたい!」となると費用はいくら?
今年の東京オートサロンで初公開となり、500台限定で販売となったGRMNヤリスのさらに特別なモデルであるCircuit package。ベースとなったGRヤリスがおよそ400万円のところ、846万7000円と倍以上のプライスとなっているが、果たしてGRヤリスをベースにGRMNヤリス並みの車両に仕上げるとなると、どのくらいの費用がかかるのだろうか?
まずはボディパネルのカーボン化。ベース車もカーボンルーフを採用しているが、より軽量なものへ置き換えたほか、ボンネットとリヤウイングも同様のカーボン製のものへ置き換えられている。
車種にもよるが、市販のドライカーボンボンネットとルーフはそれぞれ20万円~50万円、リヤウイングも20万円前後で販売されているため、部品代だけでも100万円前後はかかる。
交換工賃はボンネットとリヤスポイラーは大したことはないが、ルーフの交換となるとフロントウインドウの脱着なども必要になることから30万円前後は見ておきたいところ。
また、GRMNヤリスではスポット溶接545箇所と、鉄板と鉄板を密着させる構造用接着剤の使用を12m延長しているため、これを実施するには内装パーツを全部外し、ホワイトボディに近い状態までバラバラにする必要があるだろう。
そうなるとスポット増しの金額もプラスして工賃はおおよそ150万円~200万円は必要となるだろうから、この段階ですでに+250万円~300万円程度になりそうだ。
日本じゃなかなか手に入らないパーツも標準装備だった!
この時点ですでにGRMNヤリスに匹敵する価格となっているが、続いてはクロスミッションや機械式LSD、強化クラッチキットを計算したい。
これはGRヤリスにオプション設定されているもので、クロスミッションが49万5000円、LSDが38万7508円、強化クラッチキットが15万5760円となり、部品代で103万8268円。それぞれの取り付け時間がミニマムで43.9時間となっており、時間工賃を8000円と仮定しても工賃は35万1200円となる。
ここで約+140万円となったため、GRMNヤリスよりも圧倒的に高額となってしまった。
続いてはシート。レカロ社製の専用フルバケットシートが装着されているが、これは日本では現在販売されていないポールポジションというモデルがベースの専用品。
もっともスタンダードなポールポジションは現地で835ユーロ(およそ11万円)ほどで販売されているが、専用表皮を持ちサイドエアバッグ付となる点などを考えると恐らくもう少し高価であることは間違いない。シートレールも交換することを考えると、2脚で+50万円ほどは見ておいたほうがいいだろう。
この時点ですでにGRヤリスの車両本体と合わせて800万円を優に超える金額となっているが、ほかにもエンジン内部のピストンを軽量かつ重量差を少なくし、専用の制御にすることで最大トルクを向上させていたり、内装にバックスキンのアイテムをプラスしたり、メーターのフォントを変更したりと、細かな部分も含めると変更点は多岐に渡る。
恐らくこれらすべての変更点を実施したら軽く900万円を超えてくるだろうし、何よりGRMNヤリスはこれらすべてを出荷前に実施しているという点が最大の違いだ。
たとえばスポット増しなども後から追加するとなると腐食の可能性も出てくるし、交換した不要パーツを保管、もしくは処分することも考えなければならない。そういった諸々のことを考えると、GRMNヤリスCircuit packageのおよそ850万円という価格は高いどころか、むしろリーズナブルであると言えるのだ。
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