チューンドのカッコ良さを再認識させてくれるロー&ワイドフォルム
インテリアまで作り込まれたコンプリートカスタムに注目!
「フォトジェニックすぎる魔改造FD3S、登場!」全方位『魅せる』を徹底追求したロータリーロケット
チューニングやカスタムの醍醐味は、ベース車の性能やルックスを自らの手でブラッシュアップさせて行く過程にある。現存するネタをいかにして遊び尽くすか。そして、どれだけ個性を高めて行くか。素材や材料に対するユーザーの創意工夫こそ、チューニングを楽しむ原点と言っていい。
そんな意欲を、改めて奮い立たせてくれる鮮烈なインパクトを感じさせてくれたのが、ロータリー車のカスタムを得意とする三好自動車が手掛けたFD3Sだ。
ロケットバニーのワイドボディにきっちり収められたフロント9.5J、リヤ10.5Jの19インチSSRフォーミュラメッシュに鮮やかなグリーンのボディカラーを合わせる。もともと国産車離れしたスタイリッシュなフォルムを持つFD3Sだが、このクルマはそんなベース車に秘められた魅力を極限まで引き出すとともに、「やっぱりチューニングって面白い!」という、作り手側のストレートな情熱をビンビンに感じさせてくれる。
パイピングやジョイントホースひとつとってもピッカピカで、クルマに詳しくない人が見ても「スゲェ!」と思わせる迫力が漂うエンジンルーム。前置きインタークーラーやラジエターはトラスト製。車両はIV型がベースとなっている。
タービンはトラストのビッグシングル、T88-34Dを装着。現状の最大ブースト圧は0.8キロに設定しているが、燃料系統など熟成次第で大幅なパワーアップが期待できることは言うまでもない。制御はパワーFC、排気系はRE雨宮のSDコンバーターとツインドルフィンテールを装備する。「現在はまだエンジン本体などがノーマルなので、フルタービン仕様としての本領を発揮できていません。でも、ボンネットを開けた時のアピールは高いでしょ (笑)」とは、製作を担当した三好敏昭さん。
インテリアも完璧な仕上がり。ロールケージなどレーシーな演出はあえて避けている。インパネやドア周り他、内装の樹脂部分はシンナー臭がしない航空機の機内パーツ用の塗料を使用。
内装カラーはブリッドのセミバケットに合わせてコーディネイトしたモノ。ピカピカに手入れされたウェザーストリップやモール類も、トータルな印象度アップに大いに貢献している。
「NOSまで搭載!?」と思いきや、このNOSタンクはアメリカ製のサブウーファーとのこと。その両サイドには小型モニターをインストールしたサンバイザーが! あくまでストリートでのアピール性を重視した作り込みが施されている。
思わず見惚れてしまうほどの均整の取れたプロポーション。ちなみにボディカラーはスーパーカーではなく、マツダの初代カペラのものをモチーフとしたものだ。硬派なチューニングファンから見れば、邪道な見た目重視マシンと思われるかも知れないが、WEB OPTIONはこの軽いノリに逆に拍手を送りたい。
何事もまずは見た目が大事で、そこで「イイ!」と思わなければ次の展開には結びつかない。魅せるボディと魅せるエンジンルーム。このコンセプトは絶対にアリだ。
●取材協力:三好自動車 岡山県倉敷市下庄947-6 TEL:086-462-0708
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