F1の元最高権威者バーニー・エクレストンは、イギリスの高額納税者リストにおいて、2番目につけているとイギリスメディアが報じた。
93歳のエクレストンは、イギリスの税務当局との長い法廷闘争の末に多額の債務を清算することを余儀なくされ、HMRC(イギリス歳入税関庁)に莫大な支払いをすることになった。エクレストンは税金と罰金を合わせ、6億5260万ポンド(約1222億円)という驚異的な金額をやむなく支払った。この多額の支払いによりエクレストンは、『Sunday Times』のイギリス納税者リストで、6億6450万ポンド(約1244億円)を納税してリストのトップに立ったロシア生まれの金融トレーダーであるアレックス・ゲルコに次いで2位に躍り出た。
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『Sunday Times』の納税者リストの編纂者であるロバート・ワッツは、エクレストンのリスト入りについて次のように述べている。
「バーニー・エクレストンは、今年6億5260万ポンドを支払ったが、これは公共財政にとって一回限りの勝利だった。その支払いがなければ、今年の税金の総額は昨年より減っていただろう」
エクレストンは挑戦を躊躇するタイプではないので、序列で2位になることで多少自尊心を害しただろう。この経験によって謙虚な気持ちになってはいるが、バーニーはしたたかであり、この挫折から立ち直ることは間違いない。彼は自分がまだイギリスで最も裕福な人々のひとりであるという事実に慰めを得るだろう。
その一方、他のビジネスニュースでは、F1の商業権保有者であるリバティ・メディアが『Forbes』の『世界で最も価値のあるスポーツ帝国』のリストのトップに立った。リバティ・メディアのスポーツ資産の総価値は12%下落したが、記事ではリバティのポートフォリオにおけるF1の莫大な財務的価値が強調されている。その総価値は現在、182億2000万ドル(約2兆7000億円)という驚異的な額に達しており、グランプリレースは最大の資産となっている。
2017年にエクレストンから経営を引き継いで以来、リバティ・メディアはスポーツの戦略的活性化に着手し、世界中でリーチとプレゼンスを拡大し、Netflixの人気ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』などのデジタルプラットフォームを活用して、特にアメリカでより多くの視聴者を魅了してきた。このターゲットを絞ったアプローチは、F1の人気と財務状況の目覚ましい成長に拍車をかけ、リバティ・メディアのスポーツポートフォリオの至宝としてのF1の地位を確固たるものにした。
リバティは、ロサンゼルス・ラムズ、デンバー・ナゲッツ、アーセナルFCなどのフランチャイズを所有するクロエンケ・スポーツ・アンド・エンターテインメントを抑えてフォーブス誌のリストのトップに立ち、その価値は22%増の155億9000万ドル(約2兆3033億円)となった。フォーブス誌の表彰台で3位に輝いたのは、ボストン・レッドソックス、ピッツバーグ・ペンギンズ、リバプールFCのオーナーであるフェンウェイ・スポーツ・グループだった。同グループの価値は25%増の129億5000万ドル(約1兆9130億円)と大幅な増加を見せた。
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