ジュネーブ・ショー中止のため、3月3日に発表!
メルセデス・ベンツは2020年3月3日より開催予定だったジュネーブ・ショーの中止を受け、同ショーで発表予定だった内容をデジタル配信プラットフォーム「Mercedes me media」上でプレミアすると公表した。
メルセデス・ベンツ、改良新型「Eクラス」を3月3日にライブ配信でワールドプレミア!
今回のジュネーブ・ショーでメルセデス・ベンツがワールドプレミアを予定していたのがEクラスのマイナーチェンジモデル。その他プレスカンファレンスで発表予定だった内容も含め、ドイツ・シュトゥットガルトのスタジオから全世界へ向けてライブ配信する。
新型PHV「EQA」にまつわるアナウンスも
Mercedes me mediaの放送開始時刻は現地時間で2020年3月3日8時45分(日本時間:3月3日16時45分)。Eクラスのマイナーチェンジモデルのワールドプレミアをはじめ、同社の今後の電動化戦略についての発表が予定されている。コンパクトモデルに追加予定の新しいプラグインハイブリッドモデル「EQA」や、ISGおよび48V搭載モデルの拡張について説明が行われる模様だ。
さらに、ジュネーブ・ショーの会場で実施予定だったプログラムとして、「モータースポーツとサステナビリティ」と題したトークイベントも配信。ダイムラーAGの役員でありメルセデス・ベンツ部門の研究開発責任者であるマルクス・シェーファーをはじめ、F1のメルセデス-AMG ペトロナスチームを率いるトト・ヴォルフ、F1王座に6度輝いているルイス・ハミルトン、フォーミュラEのメルセデス・ベンツEQチームで活躍するニック・デ・フリースらが登壇する。
ACCはネット連携で精度を向上
Eクラスのマイナーチェンジは、次世代運転支援機能の採用を含めた大幅な改良となる模様で、カモフラージュを施した試作車両で本格的なテストを行なってきた。ロングホイールベース(中国)とクーペ、カブリオレもおってマイナーチェンジモデルを投入するという。
マイナーチェンジのキーポイントは「次世代運転支援システムの採用」「キャビンの快適性向上」「パワートレインの電動化」の3点。
次世代運転支援システムについては、まず最新のACCである「アクティブ ディスタンス アシスト ディストロニック」を導入。道路情報に基づく速度調整機能にくわえ、SIMカードを用いたデータローミングを介して数分ごとに情報をアップデートする「ライブトラフィック」とも連携する。
渋滞中の「ハンズ オフ」にもいよいよ対応
渋滞末尾や交通の流れが悪くなっている場所をドライバーよりも早く検知し、もしもドライバーが迫る車列に対してなんの反応も示さない場合は、予備的措置として車速が100km/hまでスローダウンされる。
「アクティブ テールバック アシスト」は、車線の明確な自動車専用道路上なら最大60km/hまでレーンキープと先行車との距離を支援する機能。BMWでいうところの「ハンズ オフ機能付き渋滞運転支援システム」に相当するもののようだ。
「ドア開き事故」の防止機能も
ステアリング操作を支援する「アクティブ ステアリング アシスト」は、例えば複数車線のある高速道路上で事故などによる渋滞が起きた場合、現場へ駆けつける緊急車両用のルートが必要になるが、その“通り道”を空ける際のアシストも行う機能が搭載された。
ドライバーの死角になりやすいエリアの障害物を検知する「アクティブ ブラインド スポット アシスト」は、「降車時警告付き」に進化。車両停止時にも接近する自転車やオートバイなどを検知してドライバーへ警告することで、いわゆる「ドア開き事故」を防止する。
360度カメラを搭載したパーキング アシスト機能には、ボディ全長をサイドから眺めた視点も追加。縁石やガレージ、狭いパレットなどの神経を使う駐車時に側方の状況をより確認しやすくした。
「ハイ、メルセデス」とARが協働するキャビン
さらにキャビンの快適性向上を目し、指でスワイプ操作できるタッチコントロール付きステアリングホイールを最新世代へ進化させるとともに、10.25インチの液晶を2枚据え付けるディスプレイを標準にした。
「ハイ、メルセデス」でお馴染みの自然対話型音声認識システムを組み込むインフォテインメント機能MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)は、AR(拡張現実)にも対応。ディスプレイ上に映し出された周辺環境上に家屋番号や番地、信号機などが表示される。
仮眠で集中力をアップさせる「活性化機能」
また、ウェアラブル端末を介して得た情報に基づき、個々人に最適なフィットネスを推奨する「エナジャイジング コーチ」機能や仮眠をサポートする「パワーナップ(15~30分程度の短い仮眠)」機能も用意。さらに周辺空気の清浄度を示すインジケーターにも最新のシステムが備わる。
「メルセデス アーバン ガード」と呼ぶ駐車時監視機能もアプリを通じて利用可能になる。衝撃や牽引、侵入などを検知するとともに、盗難の際の追跡機能を完備。また、車両の鍵を無くしたり盗まれた場合の予防措置として、スマートフォンを通じて認証解除することもできるという。
プラグインハイブリッドは7モデルに展開
パワートレーンの電動化に関しては、まずプラグイン ハイブリッド仕様を4マティック、ステーションワゴン含めて7モデルに展開することが明らかにされている。また、北米市場にも初めてプラグイン ハイブリッドを導入する。
もちろんメルセデス・ベンツの中核を担うEクラスとあって、最新の直列ユニットも豊富にラインナップするはずだ。
新しく進化を遂げたEクラスは、2020年夏より欧州市場でショールーム店頭に並ぶ予定である。
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みんなのコメント
ベンツとなればとにかく「!」「!」ってヨイショのビックリマーク連打しちゃうってのが
ゲンロクっぽいってかバカっぽい!