ブリヂストン、トムトム社のデジタルフリートソリューション事業を買収

ブリヂストンは2019年1月22日、ヨーロッパの子会社「ブリヂストン ヨーロッパNV/SA」がオランダのトムトム（Tom Tom）社のデジタルフリートソリューション事業を運営する子会社「トムトム テレマティクス」を買収する最終契約を締結したと発表した。

編集部からのひと言
ブリヂストンはこの買収によって、タイヤというモノだけの提供ではなく、情報提供というサービスも構築し、グローバルでロジスティックス、パーソナルの分野に渡りMaaSに向けての体制づくりをしているということだ。

買収金額は9100万ユーロ（約1138億円）。今回の買収は、規制当局の承認とその他必要な買収条件を満たした後、遅くとも2019年12月期の第2四半期中に完了する見込みとしている。

トムトム社はヨーロッパの交通業界をリードするデジタルフリートソリューション（通信による運行・車両管理）プロバイダーとして知られている。この部門のビジネスは、運送業だけでなくパーソナルモビリティ分野で業界をリードするデータプラットフォームを提供しており、ドライバーや運行状況に関する様々なデータの管理・提供を通じて、ドライバーや運送業者の安全性・効率性・生産性の向上に寄与している。

この買収により、ブリヂストン・グループは、トムトム社のデジタルフリートソリューション事業と、これまで培ってきたタイヤに関する知見、グローバルサービスネットワークを融合することで、顧客や社会に新たな価値を提供し、「MaaS」」に象徴される次世代のモビリティ社会に向けて体制を整えて行くとしている。

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