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ヴェゼルと好勝負! ホンダ・WR-Vのパッケージングに注目だ

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ヴェゼルと好勝負! ホンダ・WR-Vのパッケージングに注目だ

車種別・最新情報 [2024.01.26 UP]


ヴェゼルと好勝負! ホンダ・WR-Vのパッケージングに注目だ

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走りも期待以上の完成度、200万円クラスに新たな選択肢が誕生!
ホンダSUVのエントリーモデル「WR-V」がついに正式発表。ガソリン車のみということもあって“価格優先モデル”と思いきや、走りでも、ユーティリティでも、1クラス上のモデルとも十分に戦えるモデルだったのだ。

●文:川島 茂夫 ●写真:奥隅 圭之

キャビン&荷室の広さは
ヴェゼルと大差なし
 現在のコンパクトSUVは、スモールクラス級とコンパクトクラス級の2つで構成されている。ヴェゼルはコンパクトクラス級で、さらにe:HEV中心のラインナップ構成になるため、価格レンジが少し高め。そこでその下のスモールクラス級をカバーするために導入されるのが、WR-Vというわけだ。
 そんな理由からWR-Vはヴェゼルのサイズダウン仕様と誤解されそうだが、実は車体サイズはほとんど変わらない。全長は約20mm短いが、全高は約70mm高く、さらにホイールベースは約40mm長い。キャビンスペースも広く、実用性をかなり優先した設計だ。
 ただし、ヴェゼルよりもキャビン実用性が勝るとは言い難い。単純な荷室容量などはほぼ互角と考えていいが、シート格納などのアレンジ性はヴェゼルの方が明らかに優れている。ヴェゼルは全高こそ抑えめな寸法だが、センタータンクレイアウトを採用していることもあって、フィット同様のスペース効率に優れたパッケージングを実現している。実際、WR-Vの後席格納は6対4分割のシングルフォールディング式で、ヴェゼルやフィットが採用するチップアップ&ダイブダウンの2ウェイ式と比較すると、積載の多様性でやや見劣りしてしまう。
 パワートレーンは1.5ℓNAのガソリン仕様のみ。ヴェゼル・ガソリン車と同ユニットだが、グレード構成としてはヴェゼル(1グレードのみ)を補完するような関係になる。
 また駆動方式はFFのみ。これはフィットやヴェゼルとはプラットフォームが異なるためだ。インドで生産されるエレベイトの日本向け仕様がWR-Vになるのだが、エレベイトはFFのみの設定で、それに準じた構成になる。最低地上高はクラス最大級の195mmを確保し、轍跨ぎなどはFFのSUVではトップクラスと考えていいが、氷雪路や悪路走行のためにSUVを選びたいユーザーにとっては、4WDの設定がないのは気になる部分になるだろう。
 安全&運転支援機能はホンダセンシングを全車に標準採用。ただし、機能面ではフルパッケージ仕様とは言いがたく、ACCに渋滞追従機能は採用されていない。
 スペックや装備機能をヴェゼルと比較すると、WR-Vは廉価仕様に見えてしまうのだが、価格と性能のバランスの良さを軸にすると、ヴェゼルに勝るとも劣らないコンパクトSUVに仕上がっている。特にキャビン&荷室の広さを重視するユーザーにとっては、理想のモデルにもなり得るだろう。


Z+
●主要諸元(Z+) ●全長×全幅×全高(mm):4325×1790×1650 ●ホイールベース(mm):2650 ●車両重量(kg):1230 ●パワーユニット:1496cc直列4気筒DOHC(118PS/14.5kg・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード燃料消費率:16.2km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/リーディングトレーリング(R) ●サスペンション:マクファーソン式(F)車軸式(R) ●タイヤ:215/55R17


直線基調を意識したボディラインに加え、ベルトラインも高めにデザイン。分厚いロングノーズも手伝って、サイズ以上の堂々とした風格を楽しめることも魅力のひとつ。

SUVらしさを強調するエクステリアパーツとしても欲しくなるルーフレールガーニッシュ。シャープシルバーに塗装済みで、Z+に標準装備。

骨太な幾何学的造形を組み合わせることで伸びやかさを表現した17インチのアルミホイール。ZとZ+に標準装備。

Z

中間グレードのZは、フロントグリルやドアモールティング、バンパーモール、ルーフレールガーニッシュなどが装着されるZ+に比べると、シンプルな印象が強まる。

インパネは実用車らしい水平基調のシンプルなデザイン。大きめのフロントウインドウ&フラットなダッシュデザインにより、前方視認性も優秀だ。

Z+のシートは、プライムスムース(合成皮革)とファブリックのコンビネーションタイプ。前席は骨盤から腰椎まで体圧を面で受け止めるボディースタビライジング機構が組み合わされている。

オーディオレス仕様が標準。ディーラーOPでディスプレイオーディオ(8インチ)、コネクトナビ(8インチ/9インチ)の3タイプを設定。

シフトセレクターはストレートタイプ。コンソール周りの加飾もシンプルだが、Z+とZはステアリング&シフトが本革巻仕様に奢られる。

シート格納時は段差があるタイプだが、荷室長を長めにとることでゆとりの荷室容量を確保。通常時でもゴルフバッグが横置きで2個収めることが可能だ。

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みんなのコメント

21件
  • bay********
    WR-Vに危機感持ってるトヨタ信者。
  • pik********
    後ろの席が広い。タイヤ周りのクリアランスもかなり良いね。FFでも十分雪国で使えそう。それで安いって凄い。ガソリンだけでも十分かも。一度試乗はしてみたい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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