日産/スバル 2桁減
text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
【画像】ロッキー、ライズ、CX-30、デリカD:5 好成績のSUV【実車】 全157枚
日本自動車販売協会連合会がまとめた2019年12月の登録車の新車販売台数(速報値)は、前年同月比9.5%減の22万6951台と3か月連続のマイナスとなった。
なお、軽自動車と合わせた台数でも同11.0%減の34万4875台と、3か月連続での前年割れに落ち込む。この結果、2019年度(1~12月)の成績は、登録車で前年比1.9%減の328万4870台と2年連続のマイナス、軽自動車含でも同1.5%減の519万5216台と3年ぶりに前年度実績を下回った。
12月の登録車のブランド別新車販売台数では、新車攻勢をかけるマツダが前年同月比6.4%増の1万3086台、ダイハツが同32.1%増の5177台とプラスを達成し、それ以外のブランドはマイナス。
とくにフィットの販売延期を行ったホンダは、同35.4%減の1万7568台と大きく落ち込んだ。
2019年 メーカー別成績
一方、2019年度で見ると、トヨタが前年比2.7%増の151万741台、レクサスが同13.2%増の6万2394台、三菱自が同0.02%増の4万6927台、ダイハツが同23.8%増の4万3609台とプラスを記録し、それ以外のブランドは前年割れ。
とりわけ日産は同13.8%減の36万7514台、スバルは同11.9%減の10万5075台と2桁のマイナスとなった。
新SUV「ライズ」 12月は9117台
2019年度の登録車の新車販売の動向について業界団体の関係者は、「2019年度は、9月までは前年実績を上回る台数で推移していたものの、10月以降は大型台風の影響が長引くなどして、結果的に2年連続での前年割れとなった。ただし、軽自動車と合わせて500万台の大台を3年連続で超えたことは明るいニュース」と指摘。
2020年の新車市場については「トヨタ・ヤリスやホンダ・フィットなど、販売を伸ばしそうな新型車が年度初旬に発売される予定なので、プラスを回復する可能性は高い。一方、消費税増税に伴う消費意欲の減退などは懸念材料」と示唆した。
12月期の登録車の車名別ランキングでは、9月に新型に移行したトヨタ・カローラが前年同月比43.6%増の9186台を達成して3か月連続でのトップにつく。
続く第2位には、11月に発売された新型コンパクトSUVのトヨタ・ライズが9117台を記録し、2つ順位を上げてランクイン。第3位には、同7.2%増の7566台を販売したトヨタ・プリウスが前月と同順位で入り、トップ3をトヨタ車が独占した。
新型SUVが伸びる
注目の新型車について12月の販売成績を見ていこう。
4月にフルモデルチェンジしたトヨタRAV4は月販目標の3000台を上回る5759台を販売して第8位に、11月に発売されたトヨタ・ライズの兄弟車のダイハツ・ロッキーは月販目標2000台の約1.8倍となる3514台を達成して第16位に位置。
また、10月に発売された新型クロスオーバーSUVのマツダCX-30は3226台を記録して第18位に入る。
さらに、11月に一部改良を実施した三菱デリカD:5は同69.5%増の1324台で第37位に、12月に商品改良を行ったマツダ・ロードスターは同172.4%増の662台で第47位にランクインした。
2019年 車名別ランキング 上位はミニバン勢
なお、2019年度の登録車の車名別ランキングは、前年比8.8%増の12万5587台を達成したトヨタ・プリウスが2年ぶりの首位に位置。
これに同13.1%減(11万8472台)の日産ノート、同17.9%増(11万880台)のトヨタ・シエンタが続くトップ3となった。
第4位以下は、同16.1%増のトヨタ・カローラ(10万4406台)、同18%減のトヨタ・アクア(10万3803台)、同6.9%減の日産セレナ(9万2956台)、同6.2%増のトヨタ・ルーミー(9万1650台)、同3.0%減のトヨタ・ヴォクシー(8万8012台)、同1.8%増のホンダ・フリード(8万5596台)、同6.6%減のトヨタ・ヴィッツ(8万1554台)となっている。
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