ベントレーのフライングスパーに新しいスタイリングスペックを導入する。フライングスパーは、ベントレーが初めて導入したアクティブ全輪駆動、全輪ステアリング、トルクベクタリング、48V電動アンチロールバーシステムなどの最新のシャシーテクノロジーを駆使して、俊敏性とダイナミズムのラグジュアリーなベンチマークを打ち立てた。
新しいスタイリングスペックの美学はフライングスパーの比類なき能力を補完し、また、ベントレーの新しいフラッグシップとしての、運転するだけではない、魅力的な外観を実現している。
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スタイリングスペックには、大規模な開発プログラムを経て、高光沢カーボンファイバーを使用して正確な公差で手作業にて製作されたフロントバンパースプリッター、メタリックのベントレーバッジ付きサイドスカート、リアディフューザー、トランクリッドスポイラーが含まれる。
キャビンスペースを飾るウッドパネルと同様に、カーボンファイバー製のエクステリアコンポーネントは、車のセンターライン全体でミラーマッチされており、正確な視覚的アピールを実現。
カーボンファイバーの織り方は2x2ツイルパターンで、すべてのコンポーネントが同じ方向に織られているため、一貫性が保たれている。
カーボンファイバーは何層にも重ねられており、それぞれが最適な強度と耐久性を確保しつつ、軽量化を実現している。
サイドスカートには、立体的に電鋳されたベントレーバッジを配した絶妙なディテールが施されている。バッジの輪郭は、ラッカーオーバーコートに気泡が発生するリスクを最小限に抑えるために、スタイリング仕様のために特別に開発されたもので、人目を引く多面的な外観を実現。
スタイリングスペックは、フライングスパーの空力性能を補完するために特別に設計。最初の設計は、数値流体力学(CFD)ソフトウェアを使用して、前後のリフト量や全体的な抗力などの空力性能を評価し、精練された。
また、パワートレイン冷却、ブレーキ冷却、騒音、振動、ハーシュネス(NVH)への影響についてもシミュレーションを行なった。
電気試験では、PDC(パークディスタンスコントロール)からレーダーシステム、車載通信やエンターテイメント用のアンテナに至るまで、カーボンファイバー部品が車両システムに与える影響を最小限に抑えることを目指している。
これらのバーチャルな評価が完了して初めて、最初の物理的なプロトタイプが製造され、風洞やテストコースで改良が加えられる。
また、部品は、トップスピードを含むあらゆる走行条件で、加速時とブレーキング時の安定性、フィーリング、性能についても評価され、ベントレーのドライビングダイナミクスが維持されていることが確認できる。
機能性が承認されると、部品はさまざまな検証テストを経て評価。これらには、10万kmの車両全体の耐久性テストを含む耐久性プログラムから、ウェーディング、縁石への衝突、悪路での走行などの悪路走行テストまでが含まれる。
ベントレーの品質ラボのリグテストでは、振動、熱サイクル、点荷重、衝撃などの過酷な試験を通して性能を評価。すべてのテストと開発作業が完了すると、製造工程は何回もの開発サイクルを経て洗練され、ベントレーに求められる厳しい要件を満たす一貫した再現性のある製造公差が得られる。
スタイリングスペックは、ベントレーの販売店ネットワークを通じて後付けキットとして注文する
ことができ、新車を注文する際にも注文することが可能。後付けのスタイリングキットとして注文する場合、メーカー希望小売価格は¥1,381,020(消費税別:別途工賃)となる。
関連情報:https://www.bentleymotors.jp/
構成/DIME編集部
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