数字でも実走でも大幅なパワーアップが分かる!
マージンをキッチリと確保したトムスらしいセッティング!
「GRスープラを60馬力アップさせるチューンドECUが早くも登場!」トムス渾身の“T.E.C II”を徹底的に検証してみた!
本格的にデリバリーが開始され、世界規模でチューニングが盛り上がりを見せているGRスープラ。日本でもパーツメーカー&チューナー達が一斉に開発をスタートさせているが、他に先駆けてチューニングECUを市販化したのが、国内屈指のレーシングコンストラクターであり、トヨタのオフィシャルチューナーとしてもお馴染みの“TOM’S(トムス)”だ。
トムスオリジナルのチューニングECU“T.E.C II(25万円)”は、ノーマルタイプのエアクリーナーや車検対応マフラーなど、車検対応の吸排気チューンに対応したものとなる。ブースト圧を1.0キロから1.2キロに高め、出力に直結する燃調や点火時期、バルタイなども最適化。そして、トルクリミット・パワーリミットなどのセーフティ制御のプログラムを変更し、スピードリミッターも解除(330キロ設定)。レブリミットに関しては、エンジンの負担増となるため引き上げは行われていない。
これらのデータ変更により、開発時の社内データではノーマル比でパワーが約60ps、トルクが7kgmの向上を確認。今回は、そんなトムスのT.E.CIIの実力を探るために、レーシングドライバーである佐々木雅弘選手のプライベートカー(RZ)に導入してテストを敢行した。
結果、ダイナパック(TCファクター1.0/レボリューションにて)計測で、ノーマルの321.95ps/50.62kgmから358.82ps/58.23kgmへと大幅なパワーアップを実現。なお、T.E.C IIを購入する際は、ECUを外す→トムスに送る→トムスによる内部プログラム書き換え→返送、という流れになる。これに要する時間は約1週間とのことだ。
実走行インプレッションでは「まず乗って感じるのは、低速・低回転域の踏み出しからシッカリと速くなっていること。低速域でトルクが上昇しているし、詳細は確認していないけれどスロットル開度特性も手が加えられているのかな? と感じるくらい良くなっている。そしてピークに向かう中高回転域は、ノーマルでは味わえない伸び感があって、スープラらしさが増した感じ。ちなみに、移動燃費の悪化はほとんどなし。すごく楽しいクルマに変わったよ」と、佐々木選手も大満足の様子。
「“トムス=スープラ”、そんなイメージを持つファンの方々は多いと思います。そうした思いを裏切らないためにも、GRスープラではシッカリとパーツ開発してユーザーの期待に応えられる製品のラインナップを目指していきたいと思っています。東京オートサロン2020ではオリジナルのボディキットを装着したデモカーを発表しますので、ぜひ見に来てくださいね」とはトムス神山さん。
なお、トムスは2020年のスーパーGT選手権にGRスープラで参戦することを発表している。レースシーンとストリートの両面からGRスープラの完全攻略に乗り出すというわけだ。その動向には注目していきたい。
●問い合わせ:トムス TEL:03-3704-6191
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