もくじ
ー 航続距離は100km増
ー 顧客にとって航続距離は一番重要というわけではない
日産リーフ、本当にエコ? 維持費や下取り額の実際 3台乗り継いだオーナーが証言
航続距離は100km増
日産は航続距離を伸ばしたリーフの量販モデルを発売する。これは1月に発表された限定生産モデルの成功に続くものだ。
限定モデルのリーフ3.Zero e+は、標準の40kWhバッテリー・パックに替えて62kWhのバッテリーを搭載。航続距離はWLTPサイクルで385kmと約100km向上した。
欧州日産で販売とマーケティング部門を率いるケン・ラミレスがAUTOCARに語ったところによると、初日だけで1000件の注文が入り、1月中旬には3000件に達したという。欧州では5000台のみの割り当てとなっている。
「リーフ3.Zero e+が瞬く間に売れたので、われわれは今年の合計販売見込み台数を上方修正しなければなりませんでした」
「バッテリーだけでなく装備もアップグレードされています。それが非常に速く売れたことは、欧州市場の需要を測る良いテストになりました」
顧客にとって航続距離は一番重要というわけではない
ラミレスは62kWhバッテリーを搭載した量産モデルのリーフについて、販売見込み台数を明らかにしなかった。しかし、依然として40kWhのリーフの方が多く売れるだろうと予想している。
「お客様は、必ずしも航続距離の長いモデルを買う必要があるとは限らないということをよくご存じです」と彼は説明し、購入を考える人にとって航続距離は、クルマの装備、環境性能に続く3番目の検討要素に過ぎないと付け加えた。
日産の英国における販売台数は昨年32%落ち込んだ。ラミレスは次のように語る。「われわれの英国での業績は、様々な要因から影響を受けます。しかしEVに限ってみれば、われわれは英国で一番です。市場占有率は36%。このことは、われわれが今後進むべき方向を示していると言えるでしょう」
日産は2020年に電動SUVの発表を予定している。2017年に発表されたIMxコンセプトをベースにしたこのモデルで、日産はEV市場におけるリーダーとしての地位を維持するために奮闘を続ける。そして、ヒュンダイ・コナ・エレクトリックやキア・e-ニロなどの競合モデルを投入してくる他のメーカーより、さらに上を目指すことになる。
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