■「コスパの高さ」よりも「きらりと光る存在感」を
三菱自動車工業は2023年4月6日、新型車「デリカミニ」を5月25日より発売すると発表しました。約9000台の予約受注を集めるなど、早くも好調な立ち上がりを示しています。
同日におこなわれた記者会見では好調な理由について「三菱らしさ」を貫いたことが要因だと説明しました。
【画像】他にはない「存在感」で勝負! 三菱 新型「デリカミニ」の内外装を写真で見る(25枚)
新型デリカミニが新たに参入するのは、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」、日産「ルークス」など、強豪ライバル車が数多く存在する軽スーパーハイトワゴンカテゴリーです。
高い車高による広い室内や、後席両側スライドドアなどの使い勝手の高さといった同カテゴリーに共通する魅力に加え、SUVテイストのスタイリングや機能性に優れたインテリア、悪路走破性の高さなどを特徴としています。
1月13日から15日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2023」で実車が初披露されるとともに、同日より先行予約の受付を開始しました。
軽自動車としては比較的高めな180万円から220万円台の価格帯ながら、4月5日までの時点で早くも約9000台の受注があるといいます。
三菱自動車工業 本社ショールーム(港区)で行われた新型デリカミニの報道会見には、4月より三菱の代表執行役 副社長へ就任した中村 達夫氏が登壇し、新型デリカミニの好調な受注状況や、今後の見通しなどについて語りました。
中村副社長は1986年に三菱商事へ入社後、一貫して三菱車の海外販売に従事。2013年に三菱自動車工業でアジア・アセアン担当となったのち、三菱商事の自動車事業本部長などを経て、現職に就きました。
会見で中村副社長は、次のように話します。
「軽乗用車のなかで4割近くを占めている軽スーパーハイトワゴンカテゴリーへ、せっかく導入するなら『三菱らしいクルマ』として、クロスオーバータイプの新型デリカミニを投入しました」
ここで話している「三菱車らしさ」とは何を指すのでしょうか。
中村副社長は、自身の解釈だと前置きしながら「クルマが単なる移動手段ではなく、乗ってワクワクできたり、現地へ着いたあともキャンプや川遊びを楽しめ、帰り道も疲れにくく安心して帰ってくることができるような、自分たちの生活を豊かにしてくれる存在」だと説明しました。
日常での利用に留まらず、ロングドライブやレジャーでも活躍できるクルマとして、三菱では現在、SUVやクロスオーバータイプのモデルがラインナップの主流を占めています。
近年も2021年12月発売の「アウトランダー」や、2022年6月発売の軽EV(電気自動車)「eKクロス EV」などの新型車が相次いで導入されともに好調です。
またデリカミニの兄貴分といえるクロスオーバーミニバン「デリカD:5」も、2007年のデビュー以来たび重なる改良を実施しながら、今も根強い支持を集め続けています。
中村副社長は、過去に三菱が販売台数を追い過ぎていた時代があったことを踏まえ、こう伝えます。
「価格勝負ではなく、ユーザーから『買って良かった』『他の人にもオススメしたい』と思ってもらえるよう、三菱らしいクルマの価値を高めたいと考えます。
他社に比べればたくさんの車種を造ることはできませんが、そのなかでもきらりと光る存在感のあるクルマを提供していきたいです」
そしてアウトランダーやデリカD:5といった上位ラインナップへつながる出発点として、若いファミリーに向けてデリカミニをオススメしたいとしています。
※ ※ ※
9000台の好調な受注状況に対し、中村副社長は「正式発売までにはさらに9000台の受注を集め、その数を倍にしたいです」と、営業担当らしい意気込みを話します。
一方で、近年続く世界的な部品不足や価格高騰の影響により納期が長期化する心配も残ることから「ユーザーと納期に関するコミュニケーションは欠かさず行っていきたい」と配慮していることも伝えました。
約2か月先の正式発売に向け新型デリカミニがどこまで受注を伸ばしていくのか、目が離せないところです。
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みんなのコメント
他社よりも販売店もセールスマンも少なく、工場も限られたキャパしかない中で健闘している方ですね。