■マツダの”魂動顔”「トラック」実車展示
マツダがピックアップトラックを販売している。今でも。そう聞くと「そんなわけないでしょ!」と思う人もいることでしょう。
【画像】超カッコイイ! マツダ新型「”魂動顔”トラック」を画像で見る(22枚)
日本では1999年に「プロシード」の販売を終了してラインナップからピックアップトラックが消えたのでそう感じるのも無理はありませんが、海外では今でも販売が続いているのです。
それが「BT-50」。タイで生産され、販売地域はタイをはじめとする東南アジアやオーストラリアなどオセアニア、中近東、中南米、アフリカなど広範囲に及びます。
驚くことに、デザインテーマはなんと「魂動(こどう)デザイン」。まるでクルマに魂を吹き込むかのごとく、エモーショナルで生命感のある造形を目指しているのがマツダの提唱する魂動デザインであり、現行型のBT-50はピックアップトラックながらそれを採用しているというわけです。
ただ、魂動とは言っても日本で展開している美しさを全面に押し出した魂動とは一線を画す雰囲気。
北米や中国で販売されている「CX-50」に似た、「国内未導入の野性味あふれる魂動デザイン」なのです。ピックアップトラックなので、これはこれでアリでしょう。
そんなBT-50ですが、実は車体設計や製造はマツダではありません。いすゞの「D-MAX」をベースに、内外装をマツダ向けに仕立てたモデル。つまりいすゞ製のOEM(相手先ブランド)商品というわけです。
OEMとはいえ、日本で売っているスズキ製の軽自動車は異なり、フロントデザインだけでなくボディパネルは基本的にBT-50専用(ドアやルーフパネルは共通と思われる)。顔つきからしてD-MAXとは全く違うので、マツダファンであってもD-MAXの兄弟車とは気が付かない人のほうが多いに違いありません。
室内はダッシュボードもD-MAXとは別デザインになっているうえに、センターコンソール脇にソフトパッドをあしらうなど上質化。そんなこだわりからもかなり力が入ったOEMモデルだということが理解できます。
ボディはピックアップトラックとしては例外的にいわゆる「シングルキャブ」がなく、一般的な4枚ドアの「ダブルキャブ」と、「RX-8」や「MX-30」のように観音開きドアを採用した「フリースタイルキャブ」の2タイプ。
エンジンは全車4気筒ターボディーゼルで、排気量は1.9L(150ps)と3.0L(190ps)の2種類が用意されています。
そんなBT-50ですが、この先日本市場で復活することはないのでしょうか。日本で展開していない理由はふたつ考えられます。
ひとつはイメージの問題。マツダはかつてミニバンも販売していましたが、ブランドイメージの向上を狙って2018年に販売終了。ブランドイメージのためにミニバンをやめるほどの会社が、ピックアップトラックを導入するとは考えにくい状況……でした。
もうひとつがマーケットの状況です。ピックアップトラックの市場は1990年代になると激減し、それがニッチ市場となった日本においてあえて展開する必要も理由もありませんでした。
しかし昨今はマツダのブランドイメージ戦略も変化し、たとえば日本では禁じ手となっていたモータースポーツ活動も段階的に開始。
流麗なデザインの都会的なSUVだけでなく、「CX-5」の「フィールドジャーニー」など泥っぽさを感じる商品展開も解禁されました。
そんな昨今のマツダのブランド戦略を見ていると、アウトドアテイストのSUVの延長線上として「個性的なSUV」としてピックアップトラックを展開するのも“ナシではない状況”になってきたといえるでしょう。
また日本におけるピックアップトラック市場も、トヨタ「ハイラックス」が年間1万台を売り、それを追う「三菱トライトン」も2000台の初期受注を得るなど活発化。
かつてのワークホース的な存在ではなく、キャラが突出したレジャービークルとしてピックアップトラックのポジションが定まりつつある今なら、爆発的とまではいかないまでも一定の販売台数は見込めそうです。
その2つの視点から考えると、日本でのマツダのラインナップにBT-50を入れる余地はあるように思えてきます。
マツダの関係者に尋ねてみたところ「もともと右ハンドルで作られているし、衝突被害軽減ブレーキなど先進安全機能なども備わっているからハードウェアとして日本への導入も大きなハードルはない」と言います。
魂動デザインのピックアップトラックが欲しいと思う人は、マツダのイベントなどを通じてマツダへ熱意を送ってみてはいかがでしょう。
ちなみに、タイ仕様の車両は右ハンドルというだけでなくウインカーレバーも右側についているのも日本人にとって嬉しいトピック。ただしアクセルペダルは、マツダがこだわるオルガン式ではなく一般的な吊り下げ式となっているので熱狂的なマツダファンには少し物足りないかもしれませんね。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタが「100万円以上」安い「8人乗りの“新”アルファード」発表! 「待ってました!」 510万円の「Xグレード」 どんな仕様?
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
ゴールド免許だと「違反が消える」ってホント? 5年後の“更新”で「ブルー免許に格下げ」される条件は? 実は難しい「ゴールド維持」条件とは!
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
「ホンダと日産の経営統合」報道をめぐりSNS激震、「社風が水と油」など厳しい意見も
「120万円」以上安い! トヨタ新「“8人乗り”アルファード」に大反響! 「最上級モデルの“半額以下”はオトク」「カッコイイ」「黒内装ステキ」の声! 最廉価の「Xグレード」に熱視線!
【カナダ】日産が新型「ムラーノ」初公開! 4代目は“全幅1.98m”の「超ワイドボディ」&パワフルな「ターボ」搭載! 斬新「横一文字」テールライト採用で出展へ!
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
角田裕毅のレッドブル昇格チャンスは潰えたわけではない? ホーナー代表「必要となれば彼に頼ることができると思う」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
マツダが販売してくれると嬉しいです。
イメージアップするなら、マークを変更して欲しいロータリーマーク復活するといいですね。