現行モデルは買い待ち時期、ABCモデルは覚悟次第!?
サーキット走行を楽しめる低価格コンプリートという選択肢もアリ
「アンダー鈴木がユーチューバーになった!」第1回目はカーボンの『ドライ・ウェット』を徹底解説!
軽カーチューニングのベースとなるスポーツモデル。中古車となると、荒く扱われているタマへの不安もある上に、安易に選びすぎて後悔したという話も多い。そこで今回は、軽スポーツカー専門店である京都のナビックに愛車選びのポイントについて話を聞いた。
「まず軽スポーツカーの人気モデルを大分すると、90年代に登場したAZ-1、ビート、カプチーノの通称”ABCトリオ”と、S660やコペン、アルトワークスといった現行モデルの2つに分けられます。ABCモデルは需要も人気もあり、探している方はたくさんいますね。作りも豪勢で個性もピカイチですが、ほとんどがすでに発売から25年以上経過しており、程度の良い個体は少ない。また、純正部品の製廃も進み、困る部品もあります」とは、ナビック代表の吉田さん。
程度の良いクルマが減って中古車の相場が下がれば、部品取り車を手に入れて、という手段もあるが、海外での人気も高まり、高値安定。特に数が少ないAZ-1は新車価格以上となっている。
相場観は、AZ-1:130~170万円、ビート:30~130万円、カプチーノ:40~140万円という感じだ。
「一般の中古車販売店にも並ぶことも多いんですが、買った後に後悔するオーナーさんを何人も見てきました。正直、よほどの覚悟がないと乗り切れない旧車です。そのクルマに精通しているお店を選び、距離ではなく、下回りを含めてボディを確認することは最低限必要。後は“1週間くらい小さなクルマの中で生活できる”と言い切れる愛情も必要ですね」。
販売終了から20年以上が経過し、走行距離10万km超も当たり前。さらに純正部品の供給にも不安アリ。特に外装は全滅に近く、事故を起こすと再起不能になる可能性も。
カプチーノやAZ-1は、エンジン本体を含めた機能パーツやECUのチップ製廃などチューニングにも影響出初めている。人気の続いたABCモデルだが、立派な旧車の仲間入りを果たしていることを認識し、維持には費用や苦労が伴うことを理解して楽しむ、そんな意識が必要だ。
続けて、「対して現行車の3モデルは年式が新しいこともあり、修復歴などを確認すれば程度は心配ないでしょう。現役であるがゆえに、パーツの供給も当然問題無し。スポーツ性能で言えばS660が抜きん出ています。コペンはラグジュアリー志向が強いのか、MTよりもATが人気。アルトワークスは車両価格が抑えられていることもあって、雑にイジられた個体も多いので注意が必要ですね」とのこと。
現行スポーツモデルは最も古いものでもまだ6年落ちということもあり、マーケットに流通する個体はコンディションの良いものが多い。さらにABCモデルと異なり、相場は順調に下がっている。
アルトワークス80~150万円、S660 120~220万円、コペン110~180万円が大体の相場だ。
ただし、「コロナの影響で市場が大きく荒れる可能性もあるので、現行車に関してはしばらく買い待ち状態。購入を予定している方は、流通している車両を定期的にチェックして相場観を養っておくべきでしょう」というのが吉田さんの見解だ。
そんな軽スポーツカーに精通したナビックが力を入れているのが、NA車の5速MTを使ったサーキットランだ。
「レーサーを目指そうなんてものではなく、モータースポーツを趣味として楽しもうという提案です。年に数回、手軽な価格で走れる遊び場を用意し、思う存分サーキットを堪能してもらっています」とのこと。そのために、サーキットを走れる街乗り車両の製作販売も行っている。
中古の廉価モデルをベースに、足回りとアルミホイールを組み込んで50~60万円。新車で軽カースポーツを買う予算があれば、サーキットで存分に楽しめる。
「トップスピードは低いのですが、コーナーリングスピードは意外と高く、非力なエンジンであるがゆえに速く走らせるにはテクニックが必要で、腕磨きにも最適などメリットは大きいですね」。
“クルマ遊びを存分に楽しみたい”というユーザーに向けて、最適な軽スポーツを提案し続けてきたナビック。新たな相棒を探しているユーザーも、所有する軽スポーツの維持に不安を感じているユーザーも、ぜひ一度足を運んでみていただきたいプロショップだ。
●取材協力:ナビック 京都府京都市山科区勧修寺御所内町128 TEL:075-575-4433
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