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【ミニ次世代モデル構想】ミニ・クラブマンはSUVへ ハッチバックはより小さく

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【ミニ次世代モデル構想】ミニ・クラブマンはSUVへ ハッチバックはより小さく

クラブマンがSUVとして生まれ変わる

text:Richard Bremner(リチャード・ブレンナー)

【画像】ミニ クラブマン 3ドアハッチバック カントリーマン 【比べる】 全46枚

ミニは、次世代のクラブマンをサイズアップし、SUVに変更することを検討している。

ミニには、SUVモデル(カントリーマン、日本名:クロスオーバー)が1つしかなく、米国での販売を伸ばせずにいる。

そのSUVでさえ、価格のわりにサイズが小さいと感じる米国人は多い。

SUVの人気が高まり、ハッチバックとサルーンの販売が急激に減少し、ディーラーで割引きがされるようになった。

チーフデザイナーのオリバー・ヘイルマンは、次世代クラブマンをSUV形式に移行する可能性があるとAUTOCARにほのめかした。

クラブマンは、全長4275mm、全幅1800mmと、カントリーマンよりわずかに短く、幅が広い。市場価格帯はほぼ同じだ。

カントリーマンと差別化するためにクラブマンを大幅に大きくするのか、それとも異なるサイズの2つのSUVが共存することになるのかは不明だ。

ヘイルマンは、BMW i3とパーツを共有するこのMPVのEVモデルに、トラベラーのモデル名を使う可能性についはコメントを拒んでいる。

ハッチバックのサイズダウンに向けた努力

次世代3ドア・ハッチバックモデルのエクステリアのかさばり解消にも取り組んでいる。

ヘイルマンは、「インテリアスペースを改善し、二酸化炭素の排出量を削減するために、毎週議論を行っていますが、まだ結論は出ていません。開発コストにも課題が残っています」と述べた。

パワートレイン周辺の構造については「スペースを必要とするのは内燃機関だけではありません。小型EVモーターもクラッシュボックスが必要です。クラッシュのパフォーマンスが重要となってきます」と述べている。

クラッシュ後に「走り続ける可能性のある電気モーター」をどのように扱うかということも課題の1つ。

通常の内燃機関を搭載したクルマにはない問題だ。

ヘイルマンは、ミニがフロントバンパーの新しいタイプの衝撃吸収フォームの採用を検討していて、過度のフロントオーバーハングを減らせる可能性があるなど、次世代ハッチバックのスペース効率とプロポーションの改善についても詳しく説明した。

衝撃吸収フォームは高価だが、スペース効率とデザインを改善しようと努力している。

「他のモデルではあまり問題になりませんが、ハッチではスペースの効率化が最も重要です」

「各モデルをセグメント内で最小にするか、視覚的に最小にしたいと考えていますが、小さいことが販売につながるとは限りません」と、クラブマンのサイズ拡大の可能性を示した。

ミニらしさと新しいデザインへの挑戦

デザインチームは外観の「ミニらしさ」を大切にしているが、つねに積極的でありたいとも考えている。

テールランプは新しいデザインを採用する可能性があると、ヘイルマンは言っている。

クラムシェル・ボンネットは必ずしも必須ではない、「おそらく他のモデルには向かないが、ハッチにはトグルスイッチが合うだろう」と、レトロなキャビンの雰囲気がなくなる可能性を示した。

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