EV調査結果、世界で広がる支持
多くのドライバーにとって、これまで電気自動車(EV)への乗り換えは他人事のように感じられていたかもしれない。しかし、時が経つにつれ、その意識は徐々に高まってきている。重要なのは、すでにEVを所有しているオーナーたちの声だ。実際、EVオーナーは電動モーターで走る新たな愛車に満足しているのだろうか。
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世界38か国にまたがる64のEVドライバー協会からなる非営利ネットワーク「Global EV Alliance(GEVA)」が2024年11月に発表した調査リポートによると、EVオーナーの
「92%」
は次の車もEVであると回答したことが報告されている。
この調査は2024年8月27日から11月20日にかけて行われ、18か国(オーストリア、ブラジル、カナダ、コスタリカ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、アイルランド、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロベニア、スウェーデン、スイス、英国、米国)のEVオーナー
「2万3254人」
が回答している。ただし、この組織はEV普及を推進している団体であるため、その調査結果にはバイアスがかかっている可能性があることも考慮する必要がある。
EV満足度97%、次も選ぶ理由
調査結果から、EVユーザーの満足度が明確に浮き彫りになった。なんと、
「97%」
のユーザーが現在のEVの運転に「満足」または「とても満足」と回答している。
さらに、もし明日車を買い替えると仮定した場合、92%が再びEVを選択すると答え、わずか1%が確実にガソリン車やディーゼル車(ICE)に戻ると回答した。残りの7%のうち、4%はプラグインハイブリッド車(PHV)を選択し、残りは未定としている。
「これは驚くほど高い数字であり、ドライバーがEV体験を気に入っており、EVが今後も普及していくことを裏付けています」
と、GEVAの会長兼ディレクターであるジョエル・レビン氏は述べている。
また、ノルウェーEV協会の事務次長であるピーター・ハウゲランド氏は、
「これらの結果から、EVドライバーは自分の選択に非常に満足しており、EVの人気が低下しているという報告は誇張されていることがわかります」
と述べ、EVの人気が依然として高いことを強調した。
EV購入理由のトップ3
リポートによると、EV購入の理由として最も多かったのは「維持コストの安さ」、次いで「環境への優しさ」、そして「地域環境への好影響や騒音の低減」の順となっている。さらに、環境問題に関心があるかどうかに関わらず、回答者の90%が
「気候変動は大きな問題である」
と認識している点が興味深い。
「EVに乗っていて何が不都合を経験しましたか」という質問には、最も多くの回答者が「特にない」と答えた。しかし、次点として
・急速充電スタンドの少なさ
・充電時間の長さ
・充電器の不具合の多さ
が挙げられた。充電場所については、自宅が72%を占め、
・急速充電スタンド:13%
・公共充電スタンド:7%
・勤務先:7%
・私設充電場所:1%
と報告されている。また、「EVで長距離旅行をするには、ガソリン車やディーゼル車よりも計画が必要」との質問に対して、ブラジル、インド、コスタリカ、ポルトガルの参加者は明確に同意しており、他の国々でも程度の差はあるものの、すべての国で同様の意見が示された。
充電の不安とその実態
「航続距離への不安を頻繁に感じる」という意見には、はっきりと同意する意見は少ないが、インド、ブラジル、コスタリカ、ポルトガルなどでは若干の懸念が見られる。
「長い旅行時に充電が心配になる」という意見については、ブラジルとインドは明確に同意している一方で、ドイツでは同意しない結果となった。
「充電ステーションで行列に並んだことがありますか」という質問に対して、回答は「ない」が28%、「まれにある」が40%、「時々ある」が18%、「よくある」が3%、「いつも」が1%、「充電スタンドを利用していない」が10%という結果となった。
故障している充電ステーションに遭遇した経験については、「ない」が20%、「まれにある」が37%、「時々ある」が27%、「よくある」が5%、「いつも」は0%、「充電スタンドを利用していない」が10%という結果が出た。
充電スタンドでカードを使えるようにすべきかという質問には、「強く賛成」が53%、「賛成」が28%、「どちらでもない」が10%、「反対」が4%、「強く反対」が3%、「わからない」が2%という意見が集まった。
「運転前に充電する場所を確認しておく」という意見には、
・強く同意:30%
・同意:47%
・どちらでもない:10%
・不同意:7%
・強く不同意:3%
・わからない:4%
という結果が示された。
EV市場成長には利便性向上
EVは多くのユーザーにとって、もはや欠かせない存在となっている。しかし、充電インフラには依然として改善の余地があり、リポートではその必要性が指摘されている。
現在、ほとんどのEVドライバーは自宅で充電しているが、利便性の高い充電ソリューションの開発がEV市場の成長にとって重要な要素であることは明白だ。
それでも、EVシフトは確実に進行中であり、少しずつではあるが着実に進展していることが今回のレポートで示された。
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