現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 人気ジャンルに投入も鳴かず飛ばず! 後出しじゃんけんなのに「売れなかった」クルマ3選

ここから本文です

人気ジャンルに投入も鳴かず飛ばず! 後出しじゃんけんなのに「売れなかった」クルマ3選

掲載 更新 37
人気ジャンルに投入も鳴かず飛ばず! 後出しじゃんけんなのに「売れなかった」クルマ3選

 大ヒットに続いたモデルが多数登場した!

 現在大流行のクロスオーバーSUVのように、クルマには当然ながら流行り廃りが存在する。そのため、どこかのメーカーが新たなジャンルでヒット作を飛ばすと、他メーカーも同様のジャンルの車種をリリースするというのは、なかば自然の摂理とも言えるだろう。

偶然か? それともパクリか? 驚くほど似たデザインの輸入車と国産車3組

 しかし、そんな大人気ジャンルに参入したはいいものの、残念ながらヒット作に至らなかった、そんな不幸なモデルをピックアップしたい。

 1)トヨタ・カリーナED→三菱エメロード

 セダンにもかかわらず、見ためを最優先した低いシルエットのピラーレスハードトップが大流行した80年代後半から1990年代前半。その口火を切ったのがカリーナEDである。

 カリーナEDの大ヒット後、マツダ・ペルソナや日産プレセアといったピラーレスハードトップモデルが多数登場したのだが、その最後発とも言えるのが三菱エメロードだった。

 ただ登場した92年はすでに全高の低いピラーレスハードトップモデルの人気も下火になりつつあったタイミングであり、当時の三菱はほかにもセダンタイプの車種が多くラインアップされていたことから販売は低迷し、結局96年の終売までの間で2万台に満たない台数しか販売されなかったのである。

 経営危機を救ったモデルに続いたものの陰に隠れたモデルも

 2)ホンダ・オデッセイ→日産プレサージュ/バサラ

 当時流行していたRV車やワンボックスカーをラインアップしていなかったホンダが、自社の生産ラインで作れる最大サイズの多人数乗車として送り出したオデッセイ。

 その制約からスライドドアの採用を見送り、プラットフォームの一部をアコードと共有したことで4輪ダブルウイッシュボーン式サスペンションになったことが逆に功を奏し、セダン感覚で運転できるミニバンとして一躍人気車種に躍り出た。

 そんなオデッセイの対抗馬として98年に日産が送り出したのがプレサージュ/バサラだった。ヒンジドアを持つ3列シートで、2.4リッター(のちに2.5リッターへ換装)とV6 3リッターエンジンをラインアップする点もオデッセイと瓜二つ。唯一異なるのはディーゼルターボ仕様も用意していたことくらいだった。

 しかし、走りの良さという面ではオデッセイに遠く及ばなかったプレサージュは、フルモデルチェンジで早々にヒンジドアからスライドドアへと路線変更してしまっている。

 3)マツダ・デミオ→ダイハツ・パイザー

 当時、5チャンネル化の多角経営の失敗により、経営危機に陥っていたマツダを救った救世主として知られるのが1996年に登場した初代デミオだろう。コンパクトカーのフェスティバのコンポーネンツを流用してミニバン風に仕立てられたモデルで、シンプルなデザインと道具感がヒットにつながったと言えるだろう。

 一方のパイザーも、じつはデミオと同じ96年8月にデビューしており、厳密にはデミオのヒットを受けて急造されたものではないのだが、近しいコンセプトを持ちながら販売面では大きく水をあけられた不遇のモデルだ。

 デミオに比べると無国籍風のルックスや、軽自動車のイメージが強いダイハツ製であること、そしてギリギリ立体駐車場に入らない全高など、微妙な差が積み重なってこういう結果になってしまったのかもしれない。結局、往年のグラビアモデル、アグネス・ラムを起用した「おっ、パイザー」という今では多方面から怒られること間違いなしのCMのみが知られるところとなってしまったのは残念である。

こんな記事も読まれています

なぜ好調? マツダ「過去最高」売上達成 鍵を握るラージ商品群、待望の次期型CX-5はいかに
なぜ好調? マツダ「過去最高」売上達成 鍵を握るラージ商品群、待望の次期型CX-5はいかに
AUTOCAR JAPAN
三菱自動車、タイ石油公社とEV関連で協業検討 タイの電動車ビジネス拡大へ
三菱自動車、タイ石油公社とEV関連で協業検討 タイの電動車ビジネス拡大へ
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ『Gクラス』新型に完全電動車が登場[詳細写真]
メルセデスベンツ『Gクラス』新型に完全電動車が登場[詳細写真]
レスポンス
どっちが優先? 信号の無い十字路で迷いがち! 何があれば優先道路なの? 見分けるポイントとは
どっちが優先? 信号の無い十字路で迷いがち! 何があれば優先道路なの? 見分けるポイントとは
くるまのニュース
ライダーもお世話になってる「道の駅」! そもそもなんのために作られたのか?
ライダーもお世話になってる「道の駅」! そもそもなんのために作られたのか?
バイクのニュース
超絶人気のエアロメーカー「KUHL」が軽にも挑戦! カスタムモデルにサブスクで乗れる「サブスク改!」も開始して超イケイケ状態だった
超絶人気のエアロメーカー「KUHL」が軽にも挑戦! カスタムモデルにサブスクで乗れる「サブスク改!」も開始して超イケイケ状態だった
WEB CARTOP
マツダが2車種の新型電動車を北京モーターショー2024で初公開
マツダが2車種の新型電動車を北京モーターショー2024で初公開
カー・アンド・ドライバー
【ホンダ フリード 新型】「クロスター」はSUV風のタフなデザインに進化!2列シート仕様で魅力倍増?
【ホンダ フリード 新型】「クロスター」はSUV風のタフなデザインに進化!2列シート仕様で魅力倍増?
レスポンス
驚異的な加速力! AMG史上最速モデルが欧州で受注開始 新型メルセデスAMG「GT63 SEパフォーマンス クーペ」の気になる価格とは
驚異的な加速力! AMG史上最速モデルが欧州で受注開始 新型メルセデスAMG「GT63 SEパフォーマンス クーペ」の気になる価格とは
VAGUE
840万円超え! 全長4m切り「爆速コンパクトカー」出現! 5速MT&4WD搭載の「伝説級モデル」がスゴい… 鮮烈レッドの“激レア車”がベルギーで落札
840万円超え! 全長4m切り「爆速コンパクトカー」出現! 5速MT&4WD搭載の「伝説級モデル」がスゴい… 鮮烈レッドの“激レア車”がベルギーで落札
くるまのニュース
NEWカラーが3色登場!スズキが「V-STROM 1050」の新型モデルを発売
NEWカラーが3色登場!スズキが「V-STROM 1050」の新型モデルを発売
バイクのニュース
バスのBEV化が急激に進むタイで生き残る激安の「赤バス」! 「アジア感」たっぷりのエアコンレスの古いバスは消滅の危機
バスのBEV化が急激に進むタイで生き残る激安の「赤バス」! 「アジア感」たっぷりのエアコンレスの古いバスは消滅の危機
WEB CARTOP
日産が4車種の新エネルギー車のコンセプトカーを北京モーターショー2024で披露
日産が4車種の新エネルギー車のコンセプトカーを北京モーターショー2024で披露
カー・アンド・ドライバー
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
AutoBild Japan
走行「10万キロ超え」&25年前の「日産車」が約3000万円!? “ド迫力”ウイング装着の「スカイライン」米国で“超高額”落札!
走行「10万キロ超え」&25年前の「日産車」が約3000万円!? “ド迫力”ウイング装着の「スカイライン」米国で“超高額”落札!
くるまのニュース
新型「フェアレディZ」「ロードスター」が絶賛されればされるほど、スポーツカーの“落日”が浮き彫りになる皮肉現実
新型「フェアレディZ」「ロードスター」が絶賛されればされるほど、スポーツカーの“落日”が浮き彫りになる皮肉現実
Merkmal
アプリ専用タクシーとアプリードライバーが千葉でスタート…GOで乗務員不足に対応
アプリ専用タクシーとアプリードライバーが千葉でスタート…GOで乗務員不足に対応
レスポンス
そのホイール角度って意味あるの!? タイヤをハの字にする理由とは~カスタムHOW TO~
そのホイール角度って意味あるの!? タイヤをハの字にする理由とは~カスタムHOW TO~
レスポンス

みんなのコメント

37件
  • オデッセイほどじゃないけど、プレサージュ・バサラは相当走ってたぞ?
  • あのさぁ、本当に当時を知って書いてるの?

    理由が的外れなことばっかりで、
    まだウィキペディアの方がまともなこと
    書いてあるんだけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0565.0万円

中古車を検索
オデッセイの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0565.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村