スバルは、今夏に予定されている新型「フォレスター」のフルモデルチェンジに先駆け、新型の先行予約を5月18日に開始した。
今回のモデルチェンジで5代目となるフォレスター。新型では、スバル初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を採用するほか、モーターアシストにより走行性能を高める「e-BOXER」や、「スバル グローバル プラットフォーム」の採用など、数多くの新技術を取り入れている。
デザインは、全車にLEDヘッドランプ(一部グレードは3灯式LED)を採用したほか、「Advance」と「X-BREAK」グレードでは、前後バンパー下部にアンダーガードを採用し、SUVらしさを演出した。ボディカラーは新色「ホライゾンブルー・パール」「ジャスパーグリーン・メタリック」「クリムゾンレッド・パール」を含む全9色を設定する。
新採用のドライバーモニタリングシステムは、ドライバーの居眠りやわき見運転の検知や、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整するもの。安全装備に“おもてなし”の機能を組み合わせた。
安全装備はこのほか全車速追従機能付きクルーズコントロールや車線中央維持機能、先行車追従操舵機能を備える「アイサイト・ツーリングアシスト」を全車に標準装備した。
パワートレインは、2リッター直噴NAエンジン(最高出力145ps、最大トルク188Nm)とモーター(最高出力13.6ps、最大トルク65Nm)を組み合わせた「e-BOXER」を新設定したほか、約90%の部品で設計を見直したという2.5リッター直噴NA(最高出力184ps、最大トルク239Nm)も設定する。駆動方式は全車AWDとなる。
装備面では、前席に加え後席にも最大2.1A出力の充電USBポートを採用。スマートフォンやタブレット端末の急速充電を可能とした。
居住性については室内幅を拡大し、左右方向のゆとりを拡大。またホイールベースを30mm延長し、拡大分を後席の足元スペースに割り当てた。ボディサイズは全長4625mm×全幅1815mm×全高1715mm(ルーフレール装着車は1730mm)。
また全幅とホイールベースを拡大しつつも、最小回転半径は5.4mとし、取り回し性に配慮。速度に応じてハンドルの切れ具合が変化する可変ギアレシオステアリングの採用により、低速域での取り回しの良さと高速域での直進安定性の両立を図った。
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