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【速報!】何が変わった?ホンダ ヴェゼルがマイナーチェンジで変わったポイントをご紹介します

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【速報!】何が変わった?ホンダ ヴェゼルがマイナーチェンジで変わったポイントをご紹介します

ホンダは2024年4月25日、人気のコンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジを発表しました。そこで今回はこれまでと比べて「何が変わったのか」を主に3つのポイントに分けてご紹介していきます。

主な改良ポイントは3つ!試乗は次のお楽しみ
ホンダのSUVといえば、近ごろ登場した「WR-V」が話題に新しいですが、2021年に登場した2代目ヴェゼルも3年の時を経てついにマイナーチェンジが実施されました。

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変更点の主なトピックは「スタイリングの小変更」「インテリアの使い勝手向上」「新グレードの追加による構成の変化」の3つです。

実はそれ以外にも、搭載されるパワートレーンのなかで「e:HEV」のFFモデルに手が加えられているようですが、今回は試乗することができなかったため、こちらは続報をお待ちください。

変更点(1)「スタイリングの小変更」
まずマイナーチェンジで変更が加えられたのはエクステリアデザインです。といっても、パッと見るとあまり変わっていません。が、実車を目の当たりにすると明確に変わっていることに気がつきます。それはフロントグリルと、その周辺のボディ形状です。

従来のモデルと同様、フロントグリルはボディカラー同色のユニークなものですが、グリルの大きさが拡大しています。より四角く直角的なフロントマスクとなり、先に登場したWR-Vに似たワイドな雰囲気になりました。合わせてボディパネルの形状も改められ、抑揚が控えられたことでワイド感に加えてクリーンな印象も強まったように思えます。

また、フロントライトには新たに「アダプティブドライビングビーム」が採用され、ハイビーム点灯時に対向車のみを避けて照射することができるようになったのもポイントです。

リアに目を向けると、テールランプのデザインが大きく変わりました。フルLED化された新型のリアコンビランプは2本の水平基調のラインが特徴的で、フロントデザインとの調和性が高まったように感じます。フルLED化により、リアのウインカーバルブもLEDになったことは朗報ですね。

変更点(2)「インテリアの使い勝手向上」
初代ヴェゼルはフローティング形状のセンタコンソールによるアンダートレーの確保や、2段式の深いドリンクホルダーの使い勝手が魅力的でした。しかし2代目になって、必要十分な収納は確保されているものの、若干収納力が見劣ってしまった感がありました。

しかし今回の改良で、インパネ中央にWR-Vで採用されたような大型の収納トレーが新設されました。従来モデルにも同位置にトレーはありましたが、容量が大きく拡大したことでスマホを縦に2つ置くことができるほどの広さが確保されました。

加えて、おくだけ充電のトレーが助手席側からもアクセスしやすいように形状が改められ、シンプルで使いやすいデザインとなりました。

リアシートに注目すると、スペースは従来同様たっぷりしたものですが、よく見るとヘッドレストが大型化しています。見当ですが、およそ2倍かそれ以上の大きさです。ヴェゼルはダイブダウン方式のトランクスルーを採用しているため背もたれがやや短くなっていますので、ヘッドレストの肥大化は快適性を大きく向上させると思われます。

変更点(3)「新グレードの追加による構成の変化」
最後に、グレード形態や新タイプの設定について簡単にご紹介します。まず1.5L直4ガソリンとCVTを組み合わせた「G」というグレードですが、WR-VがFFモデルのみを設定するという潔さを発揮した結果、こちらは4WDモデルのみの設定となりました。価格もパワートレーンもおよそ似ているモデル同士なので、FFならWR-V、4WDならヴェゼルというわかりやすい選択肢となったのは思い切りの良さを感じます。

そしてハイブリッドモデル「e:HEV」ですが、ベースグレード「X」を基点として、これまでは上級の「Z」、オシャレ仕様の「PLaY(プレイ)」が用意されていました。が、この2つの棲み分けが非常に複雑なものでした。

というのも、PLaYの方が車両価格が高いにもかかわらず、「Z」には装備されているのに「PLaY」では選択ができない装備などが、多数見受けられたのです。これでZとPLaYどちらを選ぶか、至極悩まれた方も少なくないはずです。

そこで今回はPLaYを上級グレード「Z」をベースとしたパッケージオプションとして再構築されました。つまりZグレードの装備はそのままに、より遊びゴコロ溢れるスタイルを手に入れたい人のために、PLaYが用意されるようになったのです。

たとえば、雨滴検知付きの間欠ワイパーや左右独立で温度コントロールができるエアコン、オートレベリング機構を備えたヘッドライトやパーセルカバーなどがPLaYにも装備されました。ちなみにパノラマルーフはPLaYパッケージ装着車の中でも、さらにオプション扱いとなり、任意で選択できるようになったのもポイントです。(これによって納期短縮にもつながるそう)

そして今回のマイナーチェンジで大注目なのが、Xグレードのパッケージオプションとして追加されたアウトドア仕様の「HuNT(ハント)」です。

これは、Xグレードの装備内容を基本として専用の内外装を施し、アウトドアの似合うテイストを採り入れたものです。たとえばルーフレールやグレー塗装の16インチ専用アルミホイールの採用のほか、インテリアでは撥水・撥油加工されたファブリックを使ったコンビシートが使われるなど、見かけ倒しではない実用的なアウトドアモデルです。Xグレードを基本としているため、PLaYやZと比べても価格が抑えられているのも特徴です。

意外にも安い?HuNTが売れる気がする価格構成
気になる価格ですが、ガソリンの「G」が264万8800円、ハイブリッドの「e:HEV X」が288万8600円から。「e:HEV X HuNTパッケージ」が299万8600円から。「e:HEV Z」が319万8800円から。「e:HEV Z PLaYパッケージ」が355万6300円から、となります。

「から」と表記したのは、ハイブリッドモデルにはFFのほか全グレードで4WDが設定されているからです。4WDモデルはすべてFFと比べて「22万円高」となります。ちなみに、PLaYだけ価格が異常に高いのは、HONDAコネクトディスプレーが標準装備されているのが所以です。

といったように、従来のグレード構成よりもわかりやすくなったことがポイントで、購入検討者の予算に応じたベストチョイスができそうな気がします。新グレードのHuNTが300万円を切った価格設定になっていることを見ると、やはりこちらが最販モデルになる気がしますので、要注目ですね。

今回はホンダの新型ヴェゼルに関する主な改良ポイントならびにグレード構成をご紹介しました。ちなみに売れ筋必須のHuNT、より豪華になったPLaYなど、よりグレード別に深掘りする記事を随時更新していく予定です。加えて、試乗する機会が訪れた際は「進化した走り」もレポートしていきます。
(文・川内優作/写真・森山良雄)

ホンダ ヴェゼル e:HEV X HuNTパッケージ(2WD) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4340×1790×1580mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1350kg
●エンジン:直4DOHC+モーター
●総排気量:1496cc
●最高出力:78kW(106ps)/6000-6400rpm
●最大トルク:127Nm/4500-5000rpm
●モーター最高出力:96kW(131ps)/4000-8000rpm
●モーター最大トルク:253Nm/0-3500rpm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:26.0km/L
●タイヤサイズ:215/60R16
●車両価格(税込):299万8600円

[ アルバム : ホンダ ヴェゼル はオリジナルサイトでご覧ください ]

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