トヨタは、ノア/ヴォクシーをフルモデルチェンジし、2022年1月13日から販売を開始。同時に福祉車両(ウェルキャブ)も設定し、同時に発売となった。今回は、車いす仕様車と助手席リフトアップチルトシート車の実車に触れられる機会があったのでレポートしたい。
乗り降りが劇的にシンプルに 新型の車いす仕様車は、乗車から車いすを固定するまでの動作を徹底的に簡略化することで、操作手順がこれまでの「8回から3回に」、かかる時間を「120秒から60秒に」半減させている。具体的には以下の3つのポイントによって、手間と時間を大幅に節約している。
【Believe ニュース】最新の福祉車両や福祉にまつわるホットな情報をお届け!
「車高調整の自動化」 これまで車内のスイッチ操作で車高を調整していたが、バックドアの開閉と連動して自動的に上げ下げが行われるようになった。※スイッチによる操作も可能。
「モード切り替えの自動化」 これまで車内のスイッチ操作で後退防止のセーフティモードに切り替える必要があったのが自動化された。
「ベルトの巻きだるみ取りの廃止」 乗車した車いすを3回引いて行っていたベルトのたるみ取りが必要なくなった。
これまでは乗り降りのプロセスがやや複雑で、若干のコツも必要であった。しかし新型は操作が非常にシンプルで、だれもが気軽に行えるようになっている。増加する老老介護にとってもハードルが大幅に低くなった。また、車いすの乗り降りは周囲の交通を遮断したりする場合が多く、精神的なストレスがかかるため、スピーディに行えることのメリットは極めて大きい。また、9.5°の緩やかなスロープに加え、荷物の取り出し時に邪魔になっていた「立ったままのスロープ板」が車内に倒れるように改良されているのも注目に値する。
省スペースのサイドリフトアップチルトシート サイドリフトアップチルトシート装着車は、従来までのリフトアップシートが車の横に110cmほどの乗り降りスペースを必要としていたのに対して、チルトすることでわずか55cmのスペースで、乗員もよりスムーズに立ち上がることができる。普通の駐車場スペースを使用できることも心理的なハードルを下げてくれる。
全面的に進化を遂げた新型 新型ノア/ヴォクシーは、ボディ骨格を最適化することで左右Cピラーの間の距離を拡大し、室内空間がより開放的になっている。パワースライドドア装着車にはユニバーサルステップが設定(全車オプション)され、乗降性をさらに高めている。また、左右Bピラーにロングアシストグリップを標準装備。そのほか、バックドア開閉時、任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」も初採用されている。
パワートレインは、1.8L 直4DOHC(2ZR-FXE)のハイブリッドと2.0L 直4+CVT(10速シーケンシャルシフトマチック)の2つから選べる。要望の高かったハイブリッド仕様が今回ついに設定された。
安全面も抜かりなく、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が設定された。つねに最新のソフトウェアに更新可能な「ソフトウェアアップデート」も導入され、購入後も使い勝手などがさらに進化していくことが期待される。
以下の仕様を型式指定自動車として設定し、持ち込み登録の手間が省け納車までの時間を短縮した。車いす仕様車には、型式指定自動車に加え、持ち込み登録のタイプII(サードシート付)+助手席リフトアップチルトシートとタイプII(サードシート無)の2種類も設定されている。
●グレード
・車いす仕様車タイプI(車いす1名仕様)
・車いす仕様車タイプI(車いす2名仕様)
・車いす仕様車タイプII(サードシート付)
・サイドリフトアップチルトシート装着車
・ウェルジョイン
福祉車両にとって大きなネックとなっていたのが操作の複雑さ。新型ノア/ヴォクシーの車いす仕様車とサイドリフトアップチルトシート装着車。その使い勝手の良さを体験すると、「福祉車両もここまで来たか」と感慨深い。
トヨタの新しいクルマづくりの設計思想「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」の成果で、劇的な進化を遂げて生まれ変わった新型ノア/ヴォクシー。今回のフルモデルチェンジ、最大の見どころはその走行性能、走りのクオリティ向上と言われているが、我々が注目したいのは2列目3列目の快適性である。車いす乗車時の実際の使い勝手や走行時のインプレッションについては後日レポートするので、楽しみに待っていてほしい。
●価格帯(型式指定自動車)
・ノア 2.0L ガソリン搭載車:277万3000円~328万8000円
・ノア ハイブリッド車:315万3000円~352万6000円
・ヴォクシー 2.0L ガソリン搭載車:315万円~333万4000円
・ヴォクシー ハイブリッド車:346万8000円~357万2000円
※ウェルジョイン以外は消費税非課税。
●価格帯(メーカー完成特装車)
・ノア 2.0L ガソリン搭載車:277万8000円~360万9000円
・ヴォクシー 2.0L ガソリン搭載車:316万円~365万5000円
※消費税非課税。
フルモデルチェンジで乗降操作が簡単に! 大幅進化した新型トヨタ ノア/ヴォクシーの車いす仕様車はBelieve - ビリーヴ ジャパンで公開された投稿です。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
[朗報] 改良日程の前倒しで年内に[アルファード/ヴェルファイア]が手に入れられる!?
40年前の日産「フェアレディZ」を海外オークションで発見 走行距離21万キロ超え 年代相応にヤレた「Z32」の価値とは
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
アウディ製5気筒エンジン搭載、最後のドンカーブート『F22ファイナルファイブ』発表
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?