現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > これまでにない感覚と走りを約束!新型「ポルシェ パナメーラ ターボ Eハイブリッド」に初試乗&徹底チェック!

ここから本文です

これまでにない感覚と走りを約束!新型「ポルシェ パナメーラ ターボ Eハイブリッド」に初試乗&徹底チェック!

掲載
これまでにない感覚と走りを約束!新型「ポルシェ パナメーラ ターボ Eハイブリッド」に初試乗&徹底チェック!

ポルシェ パナメーラ ターボ Eハイブリッド(Porsche Panamera Turbo E-Hybrid): 伝統と革新の融合。新型パナメーラは、そのデザインの歴史に忠実である。しかし、そのボンネットの下は壮観で、特にシャシーが素晴らしい。これまでにない感覚と走りを約束する。680馬力のターボEハイブリッドをテスト!

2022年には34,142台の「パナメーラ」が販売された。これだけ聞くとあまりいい数字には聞こえないが、「911」の販売台数は6000台増えただけだ。だから、この4ドアモデルはまさにポルシェのサクセスストーリーである。

8代目「SL」は純粋なAMGか?新型「メルセデスAMG SL 63 4MATIC+」をテスト

ポルシェが2009年に「パナメーラ」を市場に投入したとき、多くのポルシェ純粋主義者たちは、ブランドのルーツとはかけ離れた4ドアサルーンである「パナメーラ」に憤慨した。4ドアサルーンという、ブランドのルーツとはかけ離れたモデルが登場したのだ。その20年前、ツッフェンハウゼンで4ドアサルーンの構想がすでにあったことを知る者はほとんどいなかった。しかも、それはかなり先進的なものだった。

プロジェクト989 - 4ドアの928 - は1988年に発表された。ちなみに、このプロジェクトの責任者は元アストンマーティンのウルリッヒ ベズ博士だった。しかし、当時は間違いなく通用したであろうこのサルーンは、VAG代表のピエヒ氏にとってはとげとげしいものだった。何しろ、彼はアウディに「A8」を作らせたばかりだったのだから。そのため、989はコスト面で死ぬほど議論された。

パナメーラはスポーツプラスモードでは911のようにレーストラックを攻める走りができる。21年後、社内では「970」型と呼ばれる初代「パナメーラ」を発表する時がついにやってきた。これは2016年に「971」に取って代わられ、2020年のフェイスリフトで新風を吹き込んだ。それまでは、パナメーラは高級サルーンのリーダーであり、「911」のように速く俊敏で、荷物を含めて4人乗りで、「ターボS E-ハイブリッド」では700馬力と、すでに電動モーターさえも搭載されていた。

680馬力のターボEハイブリッドを搭載した新型パナメーラ4ドア車の最速記録も常にノルトシュライフェ(ニュルブルクリンクサーキット北コース)で更新されてきた。それがいつしか終わりを告げ、メルセデスAMGとBMWがその座を引き継いだ。そのため、リフレッシュの時期はとうに過ぎていた。通常、ポルシェのフェイスリフトは一度だけで、その後、新しいモデル世代が登場する。

最新モデルには後輪駆動と全輪駆動のベーシックなV6ツインターボヴァリアント(353馬力)から始まり、680馬力の「ターボEハイブリッド」もある。スペインでの最初のテストドライブで試乗したのは、まさにこのモデルだった。

ギアセレクターレバーはステアリングホイールの右側にあり、パッセンジャーは目の前のディスプレイでビデオを見ることができる。テクノロジー?革命的だ!エンジンやハイブリッドシステムの話ではない。シャシーのことだ。ポルシェにしか期待できない天才の一撃だ。ちなみに、アクティブライドと呼ばれるスーパーサスペンションは、現在ターボにしか設定されておらず、8,086ユーロ(約135万円)の追加料金がかかる。アクティブダンパーでは、電動油圧ポンプが必要に応じた流量を確保する。これにより、ボディとホイールの間に極めて正確な力を素早く発生させ、路面にかかる力を打ち消して補正することができる。

Eレンジは91kmブレーキング、ステアリング操作、加速操作の間、クルマは水平を保ち、カーブではICE(内燃機関エンジン)のように内側に傾く。マジック?ほとんどそのように聞こえるが、我々が書いたとおりに機能する。エンジン?改良型V8ツインターボ、最高出力680馬力、システム出力930Nm、同じく新しいデュアルクラッチギアボックスに新しい電動モーター(190馬力)を含む。Eレンジ?91kmだ。

20インチホイールは標準、21インチホイール(写真)は最低547ユーロ(約9万円)、センターロックは4,730ユーロ(約79万円)。まずはスポーツプラスモードでサーキットへ。うわあ、2.3トンなんて全然感じさせない。サルーンは「911」と同じくらい正確にステアリングを切り、サスペンションは「パナメーラ」を私たちが知っている舗装路に密着させる。カーブの合間の突き上げは荒く、ギアボックスは時折ついていけず、V8サウンドは以前より存在感を増している。

アクティブライドでもう1周。ハンマーだ!ブレーキング時にはリヤが下がり、加速時にはリヤが上がる。実走行テストはまた後日。

技術データと価格:ポルシェ パナメーラ ターボEハイブリッドエンジン: V8、ビターボ、フロント縦置き+電動モーター排気量: 3,996ccシステム出力: 500kW(680hp)@5500-6800rpmシステムトルク: 930Nm@1600~4900rpm駆動方式: 全輪駆動、8速デュアルクラッチ全長/全幅/全高: 5054/1937~2165/1421mm乾燥車両: 2360kg0-100/200 km/h加速: 3.2/11.3秒最高速度: 315km/h価格: 192,500ユーロ(約3,272万円)

結論:見た目は単なるフェイスリフトだが、技術的には完全にエスカレートしている。新型パナメーラは、少なくともシャシーに関しては、再び基準を打ち立てた。センセーショナルな体験、多くのドライビングプレジャー、そして快適性。

Text: Guido NaumannPhoto: Porsche

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

550馬力の新型「BMW M3 CS」をサーキットでテスト 果たしてM3 CSはその高価格に見合う性能と楽しさを備えているのか?
550馬力の新型「BMW M3 CS」をサーキットでテスト 果たしてM3 CSはその高価格に見合う性能と楽しさを備えているのか?
AutoBild Japan
【このLFAなんぼ?】Mr. ビーンの愛車 500台限定日本製スーパーカー「レクサス LFA」が売りに出た!その価格は?
【このLFAなんぼ?】Mr. ビーンの愛車 500台限定日本製スーパーカー「レクサス LFA」が売りに出た!その価格は?
AutoBild Japan
【この1020馬力のAMGなんぼ?】ブガッティキラー?このメルセデスAMG GTは1020馬力!のパワーを備えている
【この1020馬力のAMGなんぼ?】ブガッティキラー?このメルセデスAMG GTは1020馬力!のパワーを備えている
AutoBild Japan
【この特別な190Eなんぼ?】レーサー、エレン ローアのためにAMGが製作したメルセデス190E 2.5-16がオークションに!
【この特別な190Eなんぼ?】レーサー、エレン ローアのためにAMGが製作したメルセデス190E 2.5-16がオークションに!
AutoBild Japan
【このワンオフ993なんぼ?】日本人オーナーが16年間所有したポルシェ911(993)ターボのワンオフモデルが1億円以上で落札された!
【このワンオフ993なんぼ?】日本人オーナーが16年間所有したポルシェ911(993)ターボのワンオフモデルが1億円以上で落札された!
AutoBild Japan
「ポルシェ911の強敵」公道での印象は? メルセデス最速の「超高性能2ドア」は美しさも魅力的! AMG「GTクーペ」はまさに刺激の塊
「ポルシェ911の強敵」公道での印象は? メルセデス最速の「超高性能2ドア」は美しさも魅力的! AMG「GTクーペ」はまさに刺激の塊
VAGUE
【スーパースポーツ試乗】ランボルギーニ・レヴエルトの1015hpパワーを富士で全開! その速さがもたらすドライビングプレジャーとは
【スーパースポーツ試乗】ランボルギーニ・レヴエルトの1015hpパワーを富士で全開! その速さがもたらすドライビングプレジャーとは
カー・アンド・ドライバー
【このゴルフGTIなんぼ?】車重810kg&300馬力1.8T搭載VWゴルフGTI(1983)コンプリートコンバージョンモデル販売中!
【このゴルフGTIなんぼ?】車重810kg&300馬力1.8T搭載VWゴルフGTI(1983)コンプリートコンバージョンモデル販売中!
AutoBild Japan
一層美しく「野性的」 アストン マーティン・ヴァンテージへ試乗 665psを受け止める有能シャシー
一層美しく「野性的」 アストン マーティン・ヴァンテージへ試乗 665psを受け止める有能シャシー
AUTOCAR JAPAN
ブガッティのアイコンモデルをテスト!ハイパーカーの先駆け「ブガッティEB 110 GT」のドライビングレポート!
ブガッティのアイコンモデルをテスト!ハイパーカーの先駆け「ブガッティEB 110 GT」のドライビングレポート!
AutoBild Japan
プラス15ps&マイナス10kg マクラーレンGTSへ試乗 飛ばすほど惹き込まれる運転体験
プラス15ps&マイナス10kg マクラーレンGTSへ試乗 飛ばすほど惹き込まれる運転体験
AUTOCAR JAPAN
鉄板のポルシェ「カレラGT」は1.8億円オーバー! 20年むかしのクルマとは思えない完璧な造形と機能…スーパースポーツにクラシックの価値が加わりつつあります
鉄板のポルシェ「カレラGT」は1.8億円オーバー! 20年むかしのクルマとは思えない完璧な造形と機能…スーパースポーツにクラシックの価値が加わりつつあります
Auto Messe Web
「ベントレー史上最強」の4ドアサルーン、新型「フライングスパー」がデビュー! V8エンジン+モーターで最高出力782psを実現
「ベントレー史上最強」の4ドアサルーン、新型「フライングスパー」がデビュー! V8エンジン+モーターで最高出力782psを実現
LE VOLANT CARSMEET WEB
【ニューモデル情報】ついに登場 VW新型トランスポーターの最初の写真公開 これが新型VW T7トランスポーターだ 最新情報をお届け!
【ニューモデル情報】ついに登場 VW新型トランスポーターの最初の写真公開 これが新型VW T7トランスポーターだ 最新情報をお届け!
AutoBild Japan
新型「ベントレー フライングスパー」がデビュー。システム最高出力782ps、最大トルク1000Nmのハイパーモデル
新型「ベントレー フライングスパー」がデビュー。システム最高出力782ps、最大トルク1000Nmのハイパーモデル
Webモーターマガジン
ポルシェ新型「911カレラ」日本初公開! ベーシック仕様も「劇的パワーアップ」 ファンミーティング「Night Misson 911」での注目度とは?
ポルシェ新型「911カレラ」日本初公開! ベーシック仕様も「劇的パワーアップ」 ファンミーティング「Night Misson 911」での注目度とは?
VAGUE
実は3世代前にもあった「ワゴン」 BMW M5 ツーリング(E61) UK中古車ガイド V10の調子へご注意!
実は3世代前にもあった「ワゴン」 BMW M5 ツーリング(E61) UK中古車ガイド V10の調子へご注意!
AUTOCAR JAPAN
“ポルシェを超えるポルシェ” 世界70台限定の「RUF SCR」がオークションに登場 極上のSCRに付けられた驚くべき落札額とは
“ポルシェを超えるポルシェ” 世界70台限定の「RUF SCR」がオークションに登場 極上のSCRに付けられた驚くべき落札額とは
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1466.02267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

175.01890.0万円

中古車を検索
パナメーラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1466.02267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

175.01890.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村