今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代のニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「スズキ アルトラパン ターボ」だ。
スズキ アルトラパン ターボ(2002年)
フランス語で「ウサギ」を意味する車名が与えられたラパンは、保守的なスズキのクルマとは思えないオシャレな軽自動車として誕生した。2002年1月の発表当初は月販目標台数が500台だったが、数カ月後には増産体制に入るほどの人気ぶりを見せている。ユーザーは予想どおり8割近くが女性で、その約半分が既婚女性だという。
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そんなラパンに、ターボモデルが追加された。とはいっても高性能バージョンではなく、MRワゴンに搭載されて好評を博した、日常での扱いやすさを重視した「マイルドターボ」のほうだ。
直3 DOHCエンジンにインタークーラーとロープレッシャーターボを装着して、60psと8.5kgmを発生するパワーユニットは、自然吸気版と比べて低中速域のトルクアップがハッキリと感じられる。勾配のきつい上り坂のようなシチュエーションを走るとよく分かるのだが、ストレスのない加速フィールを見せてくれる。エンジン音も、ふだん使う回転域が低くなったおかげで、静粛性が高まっている。
自然吸気版がそうだったように、このマイルドターボ版もターゲットユーザーは女性だ。彼女たちは余裕の走りを望む人が大半だろうから、足まわりのセッティングは自然吸気版とまったく同じだという。とはいえ、初期型とは少し異なる。それは、ステアリングの初期応答を上げるために2002年10月にタイヤの指定空気圧を上げ、それに伴いスタビライザーのブッシュを変更したためだ。
エクステリアでは、開口部が大きめで中央部をブラックアウトしたフロントグリルと、丸型のハロゲンフォグランプがターボモデルがターボモデルの証しだ。インテリアでは、スピードメーター右下のアナログ時計がタコメーターに変更されていた。だが、パッと見はデザインが似ていることと、運転中は少し見づらい位置にあるため、試乗している間は気づかなかったほど。
ターボ=スポーティだからタコメーターを付ける、というのは分かるけれど、女性ユーザーが対象なのだったら、オシャレなアナログ時計のままでも良かった気がする。ちなみに、時計は標準装備となったMD/CDチューナーに組み込まれている。このクラリオン製のオーディオはインパネと同じオフホワイトの色と材質感がとってもオシャレだ。自然吸気版にもオプション設定してもらいたいくらいだ。
リアシートバックは分割可倒式で、左右別々にリクライニングが可能だし、片方のシートバックだけ倒して3人乗車で少し多めの荷物を積むといったアレンジができたり、快適性と実用性が高まった。これはターボモデルだけのうれしい装備だ。
高速を走る機会が多いとか、行動半径が広い女性ユーザーのために生まれたアルトラパン ターボ。自然吸気版でほぼ同等装備のXグレードより5万円高いだけという価格設定もうれしい。これはなかなか、魅力的なバージョンが登場したといってもいいだろう。
■スズキ アルトラパン ターボ 主要諸元
●全長×全幅×全高:3395×1475×1505mm
●ホイールベース:2360mm
●車重:800kg
●エンジン形式:直3・DOHCターボ・横置きFF
●排気量:658cc
●最高出力:44kw(60ps)/6000rpm
●最大トルク:83Nm(8.5kgm)/3000rpm
●ミッション:4速AT
●タイヤ:155/65R13
●当時の価格:111万8000円
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