3気筒ターボに選べる6MTと7DCT
日産自動車は、独自の個性を身にまとい、エキサイティングなパフォーマンスを発揮する新型「ジューク」を発表。ロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンの5都市でお披露目された。
日産最強のDNAを継ぐ市販車、NISMOロードカーが存在する意義
ジュークは欧州ユーザーを中心に強く支持され、これまでに約100万台を販売してきたが、新型では洗練された魅力的なデザインと最新の先進技術を採用し、好評の高い実用性やパフォーマンスをさらに向上させている。
全長、全幅、全高はそれぞれ拡大。室内空間をより広く快適なものとしながら、23kgもの軽量化を実現した。また、高張力鋼板の採用により、プラットフォームの剛性をあげ、ジュークならではの俊敏さに磨きをかけ、より優れた走行性能を手に入れたという。
エンジンは1.0リッター3気筒直噴ターボエンジンを搭載。グレードによっては6速マニュアルトランスミッションと7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)からチョイスできる。7速DCTにはパドルシフトとドライブモードセレクター(エコ、スタンダード、スポーツ)が装備され、道路環境やドライバーの好みに合わせてエンジンや変速の特性を変更することが可能になっている。
エクステリアはフローティングルーフを採用したクーペを彷彿とさせるデザインと、印象的な19インチアルミホイールによって、躍動的なエクステリアを実現。また、アイコニックな丸型のLEDヘッドランプに加え、VモーショングリルやY字型のシグネチャーを組み合わせた新しいフロントデザインを採用している。ボディカラーは新色「フジ サンセット」を追加。計11色をラインアップする。
また、インテリアは後席のニースペースを5.8cm、ヘッドルームを1.1cm拡大し、ラゲッジルームは約20%拡大して422リットルとするなど室内空間は大きく向上。ダッシュボードやドアトリムには柔らかい触感の素材を採用し、ホールド性に優れるシートにはアルカンターラやレザーをオプション設定することで高級感を演出している。
また、新たにNデザイングレードパッケージを設定。ボディやルーフカラーの組合せやインテリアカラーの選択、バンパーやサイドシル、更には19インチアルミホイールなどを組み合わせることで自分だけの1台を作ることができる。
もちろん安全性も向上。高速道路の単一車線でドライバーを支援し、長距離移動や渋滞時のドライバー負荷を軽減する「プロパイロット」をはじめ、歩行者や自転車を認識する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェント スピードアシスト」、車線逸脱を防止する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」、「RCTA(後退時車両検知警報)」、「BSW(後側方車両検知警報)」など、セグメントを超えた多くの安全技術を採用した。
そして、新しいNissan Connectインフォテインメントシステムも搭載。お気に入りのスマートフォンアプリを8インチのタッチスクリーンに表示することも可能となった。また、車載Wi-Fi機能を使い、パソコンやタブレット端末を接続することも可能。Nissan Connect Servicesアプリでは、スマートフォンを使ってクルマから離れている場所からドアロック状態を確認できるうえ、ロックやアンロックのコントロールも可能としている。
さらにタイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルを確認することもできつなど、至れり尽くせりの内容。他にも「Bose Personal Plusサウンドシステム」では、ヘッドレストを含む8個のスピーカーを搭載し、高音質な音楽を聴きながら快適なドライブを楽しめるようになっている。
新型ジュークは欧州市場において11月末からデリバリー予定とのこと。きになる日本導入についてだが、いまのところアナウンスされていない。
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