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新型トヨタ・プリウス、存在意義は? EV時代にハイブリッド 「みんなの手が届くエコカー」とは

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新型トヨタ・プリウス、存在意義は? EV時代にハイブリッド 「みんなの手が届くエコカー」とは

5代目プリウス 世界初公開

トヨタが公開した新型プリウスが注目を集めている。

【画像】新型トヨタ・プリウス 内装/デザイン【じっくり見る】 全111枚

新型には、いったいどんなメッセージが込められているのだろうか?

ワールドプレミアに登壇した同社のサイモン・ハンフリーズ デザイン統括部長のプレゼンテーションを振り返ろう。

環境性能の高いモデルといえば、燃費性能やCO2排出量の削減実績といった数値がひとり歩きしがちだ。

しかしプリウス・シリーズの最大の功績は、そうした数値よりも「ガソリンやディーゼルに代わる、現実的な選択肢を広めたことにあります」と話す。

ハイブリッドという新たな扉が、トヨタだけでなく、自動車業界全体に受け入れられ発展してきたことが、何より大きな成果だというのだ。

EV、FCVよりも、身近なエコカー

そして、EV時代が近づいてきている現代において、ハイブリッドのアイコンであるプリウスの存在意義を、「みんなの手が届くエコカー」という言葉で表現した。

「カーボンニュートラルの実現には、世界中のみんなで協力しなければならない。だからこそ、“みんなの手が届くエコカー”が必要なのです。そして、それは明日からではなく、今日から始める必要があるのです」と力強く語るサイモン氏。

トヨタには「エコカーは普及してこそ」環境へ貢献できるという考えがあり、その役割を端的に表した言葉といえるだろう。

都内でお披露目された新型は、とりわけ新しいデザインが目を引く。

「エンジニアリングチームは、車高を下げ、ホイールベースを長くし、タイヤを19インチにする努力をしましたが、必ずしもそれは論理的ではありません。しかし、プリウスの象徴的なシルエットを次なるレベルへ昇華させることができたのです」

「なめらかなだけでなく、力強く、安定しており、また、大胆でシンプルなだけでなく、表面の動きも豊かです」

内装 12.3インチのスクリーン

車内に入ると、デジタル化が一歩進んでいることが分かる。

「今の時代、優れた統合デジタル体験も無視できません。12.3インチのセンタースクリーンを採用しただけでなく、デジタル環境がドライビング体験を損なうことなく、むしろ高めるようなレイアウトとしています」

「また、高い素材品質や革新的なイルミネーションを組み合わせることで、インテリアのユーザーエクスペリエンスも人々の心をつかむものに仕上げました」

注目のパワートレインは3種類。

「2.0Lハイブリッド(システム出力:193ps)」「1.8Lハイブリッド(同140ps)」、そしてトヨタ初となる「2.0Lプラグインハイブリッド(同223ps)」だ。

現時点では燃費性能が明らかにされていないが、「ずっと乗っていたくなる、気持ちのいい走り」を実現したという。

今後、新型プリウスは、日本をはじめ、北米・欧州と順次グローバルに展開していく。

ハイブリッド仕様の発売は今冬とアナウンスされているから、新しい情報が入り次第レポートしていくことにしよう。

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みんなのコメント

21件
  • とりあえず車検ついでに進められるであろう試乗で乗ってみよ
  • non-HEV車と比べたら庶民的にはHEVだって十分高いんだけどね。そもそも中古車しか買えたことないし。みんなの手が届くっていったい誰の事?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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