現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダが低価格の新型「コンパクトSUV」発売へ! “小さいSUV”なぜ人気? 売れ筋ジャンルとなったワケ

ここから本文です

ホンダが低価格の新型「コンパクトSUV」発売へ! “小さいSUV”なぜ人気? 売れ筋ジャンルとなったワケ

掲載 33
ホンダが低価格の新型「コンパクトSUV」発売へ! “小さいSUV”なぜ人気? 売れ筋ジャンルとなったワケ

■コンパクトSUVが今キテる!

 SUV人気が続くなか、堅調な売り上げを見せるのが「コンパクトSUV」です。
 
 新車販売台数ランキングでも上位に名を連ねており、扱いやすいサイズと優れた経済性で、ジャンルとしてすっかり確立されたようです。
 
 そこでコンパクトSUVの魅力を改めて検証してみます。

【画像】「えっ…!」超カッコいい!これがホンダの新たなコンパクトSUVです! 画像を見る(40枚)

「日本自動車販売協会連合会」が公表している新車販売ランキングによると、2023年9月はトヨタ「ヤリス」が1万6790台でトップ、次いで「カローラ」が1万2962台、「シエンタ」が1万1611台と続きます。

 このうち、ヤリスとカローラはシリーズで集計されているのですが、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」は約6600台、同カローラクロスは約4000台が登録されています。

 さらに、トップ10には、トヨタ「ライズ」(5625台)、ホンダ「ヴェゼル」(5489台)もランクインしており、コンパクトSUVが人気となっていることがわかります。

 そして2023年11月には、ホンダはコスパに優れたコンパクトSUVの新型「WR-V」を2024年春に発売することを明らかにしました。250万円以下で購入できるといい、比較的手頃である点も魅力です。

 では、なぜこのようにコンパクトSUVは活況を見せているのでしょうか。その人気の秘密を考えてみると、「クルマの出来が良い」ということが挙げられます。

 もともとは悪路走破性を意識した4WDを搭載したトラックに「シェル」と呼ばれるキャビンを装着したことから誕生したSUVですが、現在のプラットフォームは一般的には乗用車ベースとなっているので、乗り心地が良く、都市部や舗装路での扱いやすさを確保したうえで、アウトドアにも対応できる最低地上高と装備を兼ね備えています。

 そして、コンパクトSUVを人気ジャンルに押し上げた要因が、高い経済性でしょう。

 多くのコンパクトSUVがハイブリッドモデルをラインナップしており、4WDでも25km/L~28km/Lという低燃費を実現。250万円前後で購入できる“お手頃感”も加わり、買い求める人が増えているのです。

 実際にコンパクトSUVに乗っているオーナーからの評判もなかなか良いようです。

 一番人気のヤリスクロスのハイブリッドモデルに乗るOさん(30代・女性)は、スタイリッシュなデザインとトヨタならではの安心感、そして優れた経済性に惹かれて購入したそうです。

「最初から見た目で決めていましたが、燃費を考慮してハイブリッドを選びました。

 見た目以上に内側からは角張っている感じがするのですが、それでも視界も悪くないですし、後部座席も思ったほど狭いと感じてはいません。

 インテリアは高級ではないものの実用的で、逆にペットを同乗させるのにも気にならないです」

 またKさん(50代・男性)は、その扱いやすいサイズと多少の悪路でも気にならない最低地上高でヴェゼルを選択。シンプルなデザインも気に入っているそうです。

「SUVというより、時代に合ったコンパクトカーという感覚で乗っています。ヴェゼルは後席も意外と広いので、コンパクトSUVという印象はあまりないです。

 市街地での走りやすさはもちろんですが、高速道路でも運転しやすくて気に入っています」

 では、販売する側から見たコンパクトSUVはどうなのでしょうか。都内の中古車販売店のK店長に話を聞いてみたところ、「指名買い」で程度の良い中古コンパクトSUVを探す人が増えているといいます。

「中古車の場合、価格が安くなるぶん高級車を狙う人が多いのですが、はじめてのマイカーとして、またはクルマのダウンサイジングを目的にコンパクトSUVを選択する人もいます。

 扱いやすいサイズと人気のSUVというのが最大のセールスポイントですが、コンパクトカーをベースとしているため、車内が狭く感じるという人も見受けられます」

 取り回しの良さや価格の安さなどが魅力のコンパクトSUVですが、唯一の弱点ともいえるのが、コンパクトカーベースゆえに居住性が限られることでしょう。

 自身のクルマの使い方にマッチするのか、実車を確認してから購入することをおすすめします。

※ ※ ※

 さまざまな人に話を聞いたところ、もはやSUVこそが主流であり、コンパクトSUVは新しいスタンダードとも言える存在になってきている印象を受けました。

 2024年春に登場するWR-Vはアウトドアにも対応できるタフなSUVとして若者をメインターゲットとして売り出す予定で、コンパクトSUVのジャンルがますます活性化しそうです。

こんな記事も読まれています

ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
AUTOSPORT web
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
ベストカーWeb
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
ベストカーWeb
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
AUTOSPORT web
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
AUTOSPORT web
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
motorsport.com 日本版
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
ベストカーWeb
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
AUTOSPORT web
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
AUTOSPORT web
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
AUTOSPORT web
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
AUTOCAR JAPAN
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
motorsport.com 日本版
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
ベストカーWeb
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
Auto Messe Web
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
AUTOCAR JAPAN
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
Auto Messe Web

みんなのコメント

33件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0390.0万円

中古車を検索
ヴェゼルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0390.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村