クルマの快適装備にはさまざまなものがありますが、なかでも特徴的な装備のひとつに、天井から日光を取り入れる「ガラスルーフ」というものがあります。
ガラスルーフは、クルマの「サンルーフ」とは違い開閉はできないものの、多くの場合サンルーフよりも大型のものが採用されていて、車内の開放感は抜群です。
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今回は、ガラスルーフが特徴的なクルマを、3車種ピックアップして紹介します。
●日産「ラフェスタ」
日産「ラフェスタ」は、2004年に発売されたミニバンで、「パノラミックルーフ」というガラスルーフが装備されていました。
パノラミックルーフは、1500mm×800mmという大型サイズで、さらに紫外線を100%カットする(発表時プレスリリースより)UVカット機能が備わっています。また、車両側面の窓もスクエアで広く取られていたことで、さらに見晴らしよく開放感のある車内空間を実現していたことが特徴です。
テレビCMでもパノラミックルーフについて触れられていたほか、発売時の宣伝に登場する車両のイメージカラーには「ウォーターブルーメタリック」が採用されるなど、ここでも同装備をイメージさせる演出がされていました。
ラフェスタは、その後「ラフェスタジョイ」に改名されつつも、2012年まで販売が続けられました。その前後で登場した、マツダ「プレマシー」のOEMモデルである「ラフェスタハイウェイスター」には、パノラミックルーフは受け継がれていません。
●シトロエン「グランドC4スペースツアラー」
「グランドC4スペースツアラー」は、フランスの自動車メーカーであるシトロエンのミニバンです。
以前は「グランドC4ピカソ/C4ピカソ」と名乗り、日本では2007年に初代モデルの販売が開始され、2012年に一旦販売を終了。その後、2代目モデルが2014年に日本国内へ投入されました。
そして2018年に車名をグランドC4スペースツアラーに変更し、現在に至ります。
このクルマにも「パノラミックガラスルーフ」というガラスルーフが設定され、大人数で開放感ある空間を楽しめる設計となっています。
国産メーカーのラインナップと比べると、輸入車のなかでミニバンは貴重な存在なので、ミニバンに個性を求める人にも向いているクルマです。
■開放感あるガラスルーフ、減少した?
●ホンダ「エアウェイブ」
「エアウェイブ」は、ホンダが2005年に新規車種として発売したステーションワゴンです。
同社のコンパクトカー「フィット」をベースに開発したこのクルマは、車名に「エア」と入っていることからも、ガラスルーフが売りとなっているクルマでした。
1110mm×770mmの大型な「スカイルーフ」が採用されていて、天候に左右されず開放感ある車内を実現していたことが特徴です。
また、ベースとなったフィット譲りの技術「センタータンクレイアウト」が採用されていて、車内の広さも十分に確保されているほか、シートアレンジも多彩になっています。
エアウェイブは現在ラインナップされておらず、実質的な後継車は「シャトル」となります。
※ ※ ※
現在販売されているクルマの装備において、サンルーフやガラスルーフを選択できるクルマは少数派となっており、装備されている新車を買おうとしても選択肢が限られてくるのが現状です。
ホンダの子会社で、サンルーフ・ガラスルーフの製造もおこなっている大手自動車部品メーカーの八千代工業は、「かつては日本でもクルマに特別感を求める人が多かったのが、しだいに実用性が求められるようになり、需要が減っていったのではないでしょうか」とコメントします。
一方、「中国のお客様はクルマに豪華さを求める傾向が強く、こういった装備は好まれます」と説明するなど、依然として人気のある市場も存在している状況です。
クルマのコモディティ化が進んでいるといわれる日本の新車市場において、再びガラスルーフが人気となるのか、注目されます。
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