埼玉県三郷市から宮城県仙台市まで、太平洋側を走る常磐自動車道(E6)。その上り線にある大型サービスエリア「友部SA」で、新メニューコンテストのグランプリ作品に輝いた「茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の“食”に愛を込めて~」が販売されている。
茨城のど真ん中にある大型SA、常磐自動車道 友部SA(上り)
福島方面から常磐自動車道を南下、東京へ向かう茨城県内のほぼ中央部に位置する友部SA。水戸市の南、北関東道への分岐を越えたところにある。スマートICもあり、笠間観光などの帰りに寄るにもおすすめだ。今回紹介するのは、その大型SAのフードコートの奥にある「珠玉の蔵」。
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常磐自動車道(上り)
至 福島 → 友部JCT → 友部SA(上り) → 岩間IC → 至 東京
コンテストで5回中4回もグランプリを獲得した凄腕さんの逸品です!
今回のメニューは、NEXCO東日本の2018年度の「新メニューコンテスト」のグランプリ作品! 友部SA(上り)は、過去5回の参戦で4回のグランプリを獲得するという凄腕さん。それでも「アイデアが大切なんですけれど、今年はなかなか良いものが浮かばず、締め切り2日前まで悩んでいました」とか。チャンピオンでも簡単ではない、ってことですね。
そんな今回の大会のテーマは「フォトジェ肉」。SNS映えを意識した肉料理ということ。そこで生み出されたのが、「茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の“食”に愛を込めて~」(1200円)。
常陸牛を使った“和”のロコモコ丼、つくば美豚と佐白山の豆腐の“白い麻婆豆腐”、モデナ風サラダ仕立てのつくば美豚のロースト、つくば鶏と奥久慈卵のスープ、そして笠間舞茸のイタリアンマリネ。茨城の誇る牛や豚、鶏が、スペインの作家によって作られた白い器に並びます。見た目も美しいですね。
では、最初はロコモコ丼から。常陸牛の焼肉だけでも十分な美味しさ。濃厚な味の卵の黄身を混ぜると、さらにうま味アップ! 添えられているワサビをちょっと使えば、甘みがさらにクッキリします。
続いてはサラダ仕立ての豚肉のロースト。これもお肉の甘みが素晴らしい。スパイシー風味のサラダも楽しいです。その横は舞茸ですね。おおっと、これがスゴイ! お肉のうまみがたっぷり染み込んで深い味。脇役かと思ったら、主役のお肉の存在を脅かすようなインパクトです。
そういう意味では赤いタジン鍋風の器に入った白い麻婆豆腐も強烈な印象を残します。とろける豆腐の食感にびっくり。辛味はあとからジワジワとくるタイプでした。タマゴたっぷりの中華風スープも申し分のない美味しさです!
ロコモコ丼は和風、豚のローストはイタリアン、スープと麻婆豆腐は中華と多彩な料理法が使われています。メインテーマとなっていた“肉”の美味しさは当然ですが、さらに強力な脇役で和洋中を楽しめる演出もプラス。さすがのグランプリと言える内容でした。(文・写真:鈴木ケンイチ)
常磐自動車道 友部SA(上り)
☎0296-77-8503 営業時間:11時~21時 年中無休
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