現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサス新型「LS」発売! 乗り心地や安全性が大進化! 鏡のような新色シルバー初採用

ここから本文です

レクサス新型「LS」発売! 乗り心地や安全性が大進化! 鏡のような新色シルバー初採用

掲載 更新
レクサス新型「LS」発売! 乗り心地や安全性が大進化! 鏡のような新色シルバー初採用

■レクサスのフラッグシップセダン「LS」新型モデル登場

 レクサスのフラッグシップセダン「LS」の改良モデルが、2020年11月19日に発売されました。

【画像】超絶進化した新型「LS」をささっと見る(28枚)

 LSは1989年に北米で発売されて以来、30年以上にわたり90以上の国と地域で累計約87万台を販売するなど、フラッグシップとして好評を博しています。

 現行モデルは2017年にフルモデルチェンジした5代目で、斬新なクーペシルエットやエモーショナルな走りを実現するなど、大きな変革を果たしました。

 今回の改良モデルでは、レクサス独自の上質な走りを目指し、静粛性と乗り心地の深化を追求。パワートレインやサスペンション、シートの縫い位置など細部にまで徹底的な作り込みを実施しました。

 外観のデザインは、新たに小型3眼ランプユニットとL字を目立たせたクリアランスランプの下に、「ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)」を搭載した厚みのあるヘッドランプ形状で風格を表現。

 ブレードスキャンAHSは2019年8月のマイナーチェンジでRXに世界初採用されたハイビームシステムで、従来のAHSよりも細かい制御が可能で、ハイビームの照射範囲を広げることで、対向車や先行車を幻惑することなく、前方を認識することができます。

 リアコンビネーションランプは内部のメッキモールをピアノブラックに変更し、厚みを感じる形状に変更しています。

 さらに、サブラジエーターグリルをスクエア形状として外側に配置することで、スタンスの良さを追求するとともに、スピンドルグリルのメッシュのカラーをダークメタリックに変更し、上品さを演出しました。

 スポーティグレードのFスポーツは、ラジエーターグリルのガーニッシュをサイドまで回り込ませることで、ワイドなスタンスを強調。

 ほかにも、専用色のスピンドルグリルや20インチホイールなどを採用し、Fスポーツならではのスポーティなデザインとしました。

 また、進化した塗装技術によって、深い陰影と艶やかで鏡面のような質感を実現した新色「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定。

 シルバーは色を質感として感じ取りやすいため、カラーデザインの本質を追求するレクサスにとって重要な色域として長年開発に力を注いできたといいます。

 銀影ラスターは、レクサス最新のシルバーとして、アルミフレークを含んだ塗装の体積を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、蒸着アルミを高濃度で敷き詰める最新の塗装技術を採用。

 鏡のように粒子感をほとんど感じさせない滑らかな質感で、周囲のわずかな光も繊細にとらえ、さまざまな表情を見せるシルバーとしました。

 内装は、日本独自の美意識に由来した世界観を取り入れるべく、銀糸を織り込んだ西陣織とプラチナ箔などの匠の技によって作られる素材を採用し、さまざまな表情を感じさせるデザインとしています。

 また、ハンドルとセンターコンソールのスイッチを黒で統一し、視認性を向上させると同時に端正な印象へ変更。仕様頻度の高いシートヒーターとステアリングヒーターの操作画面を表儒するスイッチをセンターコンソールに追加することで、操作性が向上しました。

 マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するとともに、SmartDeviceLink、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応。スマートフォンを12.3インチのワイドディスプレイに連携させることで、画面操作や音声操作を可能としています。

■新型LSは走りの質感や静粛性、安全性能が向上

 新型LSは、原点である上質な走りを追求するために、人の感性を大切に、タイヤの内部構造からシートに座った時の質感、加速レスポンスなど、走行性能に関するパーツや制御を細部まで作り込みました。

 3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンでは、使用頻度の多い走行領域でのエンジントルクの立ち上がりを向上させ、余裕のある力強い走りを実現しています。

 加えて、燃焼室形状を最適化して燃焼効率をアップさせることで、出力や燃費性能、静粛性が向上。

 さらに、コンロッド形状の最適化やクランクシャフトのクランクピン径を拡大することで、軽量化と剛性向上によるすぐれた静粛性を両立しています。

 また、可変バルブタイミング機構(VVT)を油圧制御化し軽量化を図るとともに、オイルコントロールバルブをVVT内部に配置するセンタースプール構造で油路を短縮することで、応答性の向上も実現しました。

 減衰力可変ダンパーAVSは、新たに設計した油圧制御用ソレノイドのオイル流量制御バルブの流路を拡大。これにより減衰力を低減し、上質な乗り心地を可能にしています。

 ランフラットタイヤは、縦ばね剛性とスタビライザーバーのばね定数、バウンドストッパーの先端剛性を最適化。また、エンジンマウント内のオリフィスを変更することで減衰特性の変更をおこない、室内に伝わる振動や衝撃を低減しました。

 2WD車のフロントサスペンションは、高強度アルミ鍛造アームへ変更したり、タイヤの質量低減によりバネ下質量を35kg軽量化し、路面からの入力をボディへ伝わりにくくすることで乗り心地を向上しました。

 新型LSでは安全性能も強化され、「レクサスセーフティシステム+A」を全車標準装備し、各機能を拡充、進化させました。

「プリクラッシュセーフティ」は対応領域を拡大し、交差点の右折時に前方からくる対向直進車や右左折時に前方からくる横断歩行者も検知可能になりました。

 さらに、低速時の衝突回避または被害軽減をサポートする低速時加速抑制などの機能が追加されています。

 また、AI技術を取り入れ、人とクルマが気持ちの通った仲間のようにお互いの状況を高め合う「レクサスチームメイト」を搭載。安全な運転、快適な移動につなげます。

 加えて、高速道路などの自動車専用において、ドライバー監視のもと、交通状況を車載システムが認知、判断、操作を支援し、車線・車線維持、レーンチェンジ、追い越しなどを実現する「アドバンスド ドライブ」を2021年にLSに搭載する予定です。

 デジタルインナーミラーに高解像度でより大きな9.6インチディスプレイを採用し、後方の視認性を確保しました。

※ ※ ※

 新型LSの価格(消費税込)は、LS500が1073万円から1580万円、LS500hが1219万円から1728万円です。

こんな記事も読まれています

ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
くるまのニュース
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!?  BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!? BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
バイクのニュース
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
レスポンス
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
カー・アンド・ドライバー
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
日刊自動車新聞
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
AutoBild Japan
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
くるまのニュース
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
レスポンス
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
motorsport.com 日本版
生産終了から7年 いまでも人気の絶版“原付モンキー”を米国で発見 38年前の“日本にない特別なホンダ・モンキー”とは
生産終了から7年 いまでも人気の絶版“原付モンキー”を米国で発見 38年前の“日本にない特別なホンダ・モンキー”とは
VAGUE
日産モータースポーツ&カスタマイズはZでスーパー耐久のST-Qクラスに出場
日産モータースポーツ&カスタマイズはZでスーパー耐久のST-Qクラスに出場
Auto Prove
県ごとにわかれていたディーラーが同一経営に! ホンダが直資系販売店を統合する狙いとは?
県ごとにわかれていたディーラーが同一経営に! ホンダが直資系販売店を統合する狙いとは?
WEB CARTOP
トヨタが新型「FF最大セダン」登場! 斬新“サメ顔”の特徴は!? 洗練内装にも注目!  カムリの日本発売は無い? 中国で試乗
トヨタが新型「FF最大セダン」登場! 斬新“サメ顔”の特徴は!? 洗練内装にも注目! カムリの日本発売は無い? 中国で試乗
くるまのニュース
スズキの兄弟車「GSX-8S」と「GSX-8R」 デビュー間もないけど、すでに永久保存版な予感
スズキの兄弟車「GSX-8S」と「GSX-8R」 デビュー間もないけど、すでに永久保存版な予感
バイクのニュース
BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表
レスポンス
【BMW Motorrad】最新ギア&ガーメントを紹介!アプリと同期できるナビ、春夏用の通気性がいいジャケットなど  
【BMW Motorrad】最新ギア&ガーメントを紹介!アプリと同期できるナビ、春夏用の通気性がいいジャケットなど  
モーサイ
気にしたことなかったかも…信号機の電気代っていくら?
気にしたことなかったかも…信号機の電気代っていくら?
月刊自家用車WEB
テスラ モデル 3【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
テスラ モデル 3【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1094.01612.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

31.71480.0万円

中古車を検索
LSの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1094.01612.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

31.71480.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村