若かりし頃に憧れた5代目コロナ
2024年に7月28日(日)に石川県小松市の日本自動車博物館で開催された金沢クラシックカーミーティングの会場で気になる車両をチェック。今回は壮絶なレストアを経て路上復帰を果たしたという、1975年式の5代目トヨタ「コロナ」を紹介します。じつは国際的なベストセラーだったので、レストアに際しては助かることもあったそうです。
朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!
不動車を譲り受け、1年かけて路上復帰
金沢クラシックカーミーティングの会場内で懐かしい1台を発見した。かつては街中にたくさん走っていた、T100系のトヨタ「コロナ」だ。長野ナンバーを掲げたシルバーボディのオーナー、松本さんにお話を聞くと、この酷暑の中、石川県まで自走でエントリーしたそう。T100系コロナは1.6Lから2L DOHCまで幅広いエンジンを搭載していたが、松本さんが乗るのは、インジェクション制御のSOHC 2Lの18R-E型エンジンを搭載した1975年式の「2000SL EFI」というモデルだ。
「じつは昨年、不動車だったこのクルマを発見して入手しました。ブレーキは4輪ともダメで、積載車に載せるものかなり大変でしたが、世界中に輸出されているコロナだけに海外からもパーツを入手することができ、1年かけてようやくここまで復活させることができました」
世界的ベストセラーだったT100系コロナ
T100系コロナは歴代モデルとしては5代目にあたり、海外にも数多く輸出されたため、歴代モデルの中でも2番目に数多く生産されたコロナとして知られており、今から50年ほど前には路上で数多くのコロナを見ることができた。
スクエアなボディは、今見てもあまり古臭さを感じさせない優等生的なデザイン。一方で個性的な車両ではないので、あまりT100系コロナは旧車の世界ではポピュラーではないのが現状だ。それではなぜ松本さんはこのT100系だったのだろう?
「若い頃に叔父さんが1800に乗ってて、最初に運転させてもらったのもこのコロナだったんです。当時はまだ無免許だったんで私有地の中だけですけどね。それで思い入れがあったというのもあります。しかも私自身も今回2000SLを手に入れる前に後期型のGTに乗ってたこともあります」
ボディは塗り替えなしのオリジナルコンディション
コロナ2000SL EFIは、シリーズ初のインジェクション制御となったモデルで、エンジンルームには巨大な四角いインダクションボックスとそこから4本に分かれたインテークパイプが目立つ。大きく「EFI」(Electronic Fuel Injection)の文字が入るのも、この時代は自慢すべき装備だったからであろう。
足まわりやエンジンのオーバーホールをして復活を遂げたこの車両だが、ボディは驚くほど状態が良く、基本的にはオリジナルペイント、オリジナルインテリアをキープしている。ドアパネルに至っては新車当時に貼ったビニールが残る驚きのコンディションをキープしている。ちなみにドアに備わるスイッチは、後付けのパワーウインドウキットで、当時流行したアフターマーケットパーツ。今でもしっかり稼働するそうだ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
赤信号を無視した女、警察官に「緊急のオペがある。人が死んだらどうする」と説明… その後再三の出頭要請に応じず逮捕! 一体何が起きた?
もはや“ミニ”Sクラス──新型メルセデス・ベンツCLA詳報
なぜ「免許センター」を「電車で行けない場所」に作ってしまうのか…SNSで共感の声多数!?「栃木やばい」「京都も遠すぎ」不便な立地には「納得の理由」があった!?
約“7000cc”の「V型12気筒/ツインターボエンジン」搭載! 超パワフルな「新型セダン」発表! 斬新すぎる「大神殿グリル&豪華内装」採用した新型「ゴースト・シリーズII」ロールス・ロイスが発売!
京都~敦賀が「無料でほぼ信号ゼロ」に!? 北陸最短ルート「琵琶湖西縦貫道路」工事どこまで進んだのか 「激烈渋滞エリア」4車線化もまもなく!?
「うわぁ!懐かしい!」 “腕回しバック駐車”は過去の話? 昭和で当たり前だったけど“令和で消えそう”な「クルマ運転あるある」5選!
軽の「黄色いナンバー」を「普通の“白い”ナンバー」に変えられる!? 「黄色は恥ずかしい…」「むしろかわいい」意見も? 軽専用の「目立つナンバー」に反響あり
新車当時140万円切り! 日産「7人乗りミニバン キューブキュービック」に注目! 全長4m以下で斬新“カクカクデザイン”採用! セレナより安い「お手頃ファミリーカー」に熱視線
使える!遊べる!もっと自由なクラウン「エステート」公開。大人の好奇心に応えるロングツーリング性能も磨かれている。
レクサス「LBX」が「スピンドルグリルをぶっ壊した」理由とは?【レクサス・インターナショナル プロジェクトチーフデザイナー袴田浩昭氏:TOP interview】
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
永く大切に使うことこそ真のECOだと思う。
日本の自動車産業は一流だが、自動車文化が育たないのは、国が潰しに来るからですね
このコロナもいい