■「エコカー」が「スポーツカー」に大変身!?
2024年1月12日から14日まで開催された「東京オートサロン2024」では、スポーツカーやミニバンなど様々なクルマをベースにしたカスタムカーが出展されました。
そんななか、エコカーの代表格といえる「プリウス」の最新モデルをベースにしたスポーツコンプリートカーが、トムスから世界初公開されました。どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】めちゃカッコいい! トヨタ「プリウススポーツ」を画像で見る(30枚以上)
1974年、トヨタのファクトリードライバーとして活躍していた舘信秀氏などにより設立されたトムスは、モータースポーツをはじめ、トヨタやレクサス車のカスタマイズモデルを手がけるほか、レースカーの設計・開発・試作など、多岐にわたって展開しています。
創業50周年を迎えた2024年、トムスは東京オートサロン2024で、トムスコンプリートカー3モデルを世界初公開しました。
トムスによると、いずれもノーマルの良い部分をさらに向上させることをテーマに開発したと説明します。
そのうちの1台が、2023年1月に発売を開始した5代目「プリウス」をベースにしたコンプリートカーです。
5代目プリウスは、25年以上にわたって歴代モデルが培ってきたハイブリッド技術による高い環境性能をベースにしながら、「一目惚れするデザイン」と「とりこにする走り」という新たな価値を兼ね備えたエモーショナルなクルマとして開発されました。
そんなトヨタの開発思想をさらに際立たせた「トムス プリウス」のコンセプトは「ハイブリッドスポーツカー」。
ボディ下部をカスタマイズするスタイリングパーツとして「フロントスポイラー」「サイドステップ」「リアアンダースポイラー」をセットで揃えました。
オートサロン2024会場のトムス担当者は次のように話します。
「トヨタさんがしっかりと考えたデザインを大きく変えず、フロントの大きな開口部は残しながら、レーシングカーを思わせるデザインを与えました。
左右にはワイド感を強調するエアダクトを設けていますが、空気がちゃんと抜けるようにして、整流効果をもたせています。
単に美観だけではなく、(レースでの豊富な経験を持つ)トムスとして、このようにしっかりと空気抵抗の低減という機能をもたせた製品を世に問いたいという気持ちで開発してきました」
■全長が長くなった!? ワイド&ロー感を高めたスタイリングの秘密とは
サイドやリアも同様に、ベース車デザインとの連続性を持たせながら、床面の空気の流れを速め、高速域でのダウンフォース効果を高めています。
「ベース車自体、とても空力の効果を考慮されたデザインです。
そのボディサイドで1番印象的なデザイン形状に沿うよう、もともとの空力機能を低下させずに、張り出し感を意識しながらデザインしています。
細かなところでは、ベース車のフェンダーアーチモールの黒い部分もしっかり連続性をもたせて、違和感が出ないようにしているのもポイントです。
リアはワイドなディフューザー形状にしたことで、全長が随分と伸びたかのように見せるデザインとしていますが、もちろん法規通りに全長や全幅はベース車の寸法内に収めています」(前出のトムス担当者)
一見するとノーマルと見紛うほど違和感のない完成度を誇るトムス プリウスのレースカーを思わせるデザインは、50年に及ぶ空力パーツ開発のノウハウをふんだんに盛り込まれ、機能性にも富んだコンプリートカーといえそうです。
※ ※ ※
今回発表されたトムス プリウスのうち、「スタイリングパーツセット」(フロントスポイラー/サイドステップ/リアアンダースポイラー)は、全国のトヨタディーラーやGRガレージなどで取り扱われ、希望小売価格(消費税込み/工賃・塗装・下地処理含まず)は37万8400円です。
また、同モデルに装着されていた19インチ鍛造アルミホイール「TWF03」の価格は10万1200円(1本)。ともに2024年春の発売を予定します。
なお出展車両の足回りには、トムス独自の「Advox(アドヴォックス)システム」ダンパーをセットしたプロトタイプの車高調整式ユニット「Advox Sports」を搭載しているとのこと。
担当者によると「ハンドリングと快適性を両立した性能を目指して現在開発中です」と話しており、こちらも近日の発表に期待したいところです。
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