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【新型ジムニーカスタム大特集】ネオクラシックと斬新の間、どこかエモいオールラウンダー【ジムニー天国2022】

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【新型ジムニーカスタム大特集】ネオクラシックと斬新の間、どこかエモいオールラウンダー【ジムニー天国2022】

あえてアッパーボディの「地」を見せる個性的なバンパー

JB23では、個性が炸裂したフロントバンパーを提案したトライフォースカンパニー。JB74では、80年代から続く定番のカスタムスタイルを取り入れつつ、同社らしいオリジナリティを出してきた。

【新型ジムニーカスタム大特集】アウトドアアクティビティでの実用性を高めたカスタマイズ【ジムニー天国2022】

まずサスペンションは、2.5インチアップのコイルに、フルオリジナルのダンパーを組み合わせている。ダンパーは14段階の調整式で、街乗りからオフロードまで広いシーンに対応できる脚を目指した。アームやラテラルロッドなど、足回りの補正部品もすべてオリジナルなので、統一感のあるセッティングができるのは嬉しい。

タイヤは225/75R16をチョイスし、太すぎず小さすぎないジャスト感を狙っている。ホイールは4駆カスタムで定番のレンコンホイール、クラッグ・サルバトレをチョイス。タイヤのデザイン同様に、足元の力強さを演出した。

注目は、やはりフロントバンパーだ。バンパーというより、ガードに近いこの商品は、装着した時のスケルトン感がすごい。あえてアッパーボディの「地」を見せることで、4駆のカッコ良さが感じられるデザインになっている。さらに一般的には1本のパイプで構成するところを2本のパイプを使用。シャープでタフネスなフロントのデザインを実現。加えて、牽引フックもさりげなく機能美をアピールしている。

超個性的なフロントバンパーに対して、リアバンパーは定番のスタイルを採用。純正テールランプを流用しつつ、2代目ジムニーのカスタムを彷彿させるリアビューにすることができる。

懐かしくも新しいスタイル、そんな雰囲気を持った1台に仕上がっている。

タウンからオフまで気持ち良く走るクルマ作りを目指して!

昨年開発発表したJB64をそのままテストフィールドに持ち込んだ。今までであれば、新作のパーツなどを組み込むとか、それまでの仕様を変更したとか、何かしらの進化を掲げてテストフィールドに臨むことが普通だった。だが、あえて1年間使い続けている。そこにはトライフォースの開発姿勢を裏付ける意味合いでの検証作業をやってみようとの考えがあるようだ。

今年テストに持ち込まれたジムニーは走行距離が4万5000kmで、この1年間に2万km以上を走った。その間、通常のメンテナンスは行ったものの、取り立てて大きな作業や部品の交換は行っていない。その証拠にサスペンション部品の各部には泥汚れがついていたり、取り付けナットに薄っすらとサビが生じているところもあった。まさに一般ユーザーがチューンアップを終えてからそのまま乗り続けてきたに等しい状態と言えよう。とことんジムニーを楽しみ尽くしてやろう、と言うトライフォースのポリシーを具現化している。

オンロードを走らせて見ると、1年前の好フィーリングが蘇る。コーナーのアプローチでステアリングを切り始めると、瞬時にフロントアウト側を軽く沈み込ませ、そのまま気持ち良くコーナーを駆け抜けて行く。そこには2万kmを超える走行によるサスペンションのヘタリなどは微塵も感じられない。

ダート路を走らせてもその印象は1年前と変わらず、組み付け各部の緩みもなく、もちろん雑音を発することはなかった。搭載エンジンも健在だった。低回転域からのトルクの立ち上がりは良く、シャープに吹き上がり、気持ち良く加速する。若干気になったのは、そのブローオフバルブの作動音が心持ち大きく聞こえたことだった。

SHOP’s VOICE(柳澤克貴さん)

必要な箇所に必要なチューニングを施し、快適性とカッコ良さを両立させたジムニーに仕上げました。さらに、調整式ダンパーを採用したことで、ユーザーひとりひとりの最適を求めることができます。

トライフォースカンパニー ☎0267-31-0751 http://www.tryforce.jp/

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