フォルクスワーゲンは16日、新型「ポロ」を公開した。1975年誕生の初代から数えて6代目となるポロ。新型では、デザインを一新したほか、乗員の居住スペースと荷室スペースを拡大。運転支援装置も充実させている。
今回のフルモデルチェンジでフォルクスワーゲンは、格上モデルのゴルフやパサートに採用されている装備を新型ポロに与え、クラスをリードする装備の充実ぶりを誇るクルマに仕立て上げた。
新型ポロが誇る運転支援装置は、前走車と一定の車間を保ち最高210km/hまで対応する新世代のアダプティブ クルーズコントロール(ACC)を始め、車線変更時に死角のクルマの存在をドライバーに知らせるブラインド スポット ディテクション、駐車時のステアリング操作をサポートするパーキングアシストなど多岐にわたる。
さらにメーター内にカーナビの地図情報などを表示できるアクティブ インフォディスプレイをクラスで初めて採用するほか、さらにディスプレイサイズが6.5インチから8インチサイズまで用意されるインフォテインメントシステム、スマートフォンのワイヤレス充電機能、フルLEDヘッドライトなど、豊富なオプションが用意される。
こうした装備の充実に合わせてボディサイズもアップすることが発表されている。現行モデルが全幅1685mmとほぼ5ナンバー枠のギリギリであるあることを考えると、次期モデルは全幅が拡大して3ナンバーサイズとなる可能性が高い。なお荷室容量は現行モデルの280リッターから351リッターへと大幅に増えている。
エンジンは、65ps仕様から150ps仕様まで用意される。グレードは、トレンドライン、コンフォートライン、ハイラインに加え、高性能版のGTIや、300Wの高出力アンプなどを搭載するビーツエレクトロニクス(Beats)とのコラボ仕様となる「ポロ ビーツ」などが設定される。ドイツでの価格は、トレンドラインの1万2975ユーロ(約160万円)からとなっている。欧州では年内に販売が開始される見通しだ。
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